パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

フランスのテレビ取材を断ったホールはインバウンドに興味なし?

インバウンド客が戻って来たということで、テレビでもその光景が取り上げられている。

コロナ前は中国人の爆買いが話題になったのも、懐かしさを覚えるぐらいひと昔の話になっているが、今、インバウンド客が求めているのは日本の文化を体験することへシフトして行っている。


秋葉原のメイド喫茶を体験しに来た韓国人の男性3人グループは、「韓国人ユーチューバーがアップしていた動画を見てきた。ショッピングはネットでもできるが、カルチャーは日本に来なければ体験できない」と話す。

その他最近の傾向としては、アニメの聖地巡礼も日本での人気観光スポットになっている。コロナ禍で外出もできず自宅で日本のアニメを見ていた外国人が、コロナ禍で閉じ込められた3年間の空白を埋めるように、聖地へと足を向ける。

フランスのテレビ局の制作会社が東京へ取材にやってきたのは、GW前だった。現地コーディネーターとして雇われたAさんは、1日かけて上野周辺を案内した。コース的には上野公園~不忍池~アメ横だった。

日曜日のアメ横は日本人やインバウンド客でごった返していた。店の外にテーブルを並べた居酒屋などが大繁盛している。


予定のコースの撮影が終わり、パチンコ好きのAさんは機転を利かせて、日本独自の文化であるパチンコも取り上げてもらおうと思い、ディレクターにパチンコ店の撮影を打診してみた。

ディレクターは店内に外国人がいないこともあり、あまり乗り気ではなかった。フランスで放送するに当たり、インバウンド客がどういうところへ出没しているかを紹介する目的だったからだ。

あまり乗り気ではないディレクターを説得して、Aさんは次に飛び込みで上野のパチンコ店へ向かい、取材交渉をした。対応に出た店長は「忙しいので対応できない」とそっけない。粘ると「上の許可がないと応じられない」ということで、本社へ電話してもらった。

で、返事は「外国のテレビでは宣伝にもならない」と無下に断って来た。

さらに粘って「店内の雰囲気だけでも撮影させて欲しい。お客さんの顔はモザイクを入れるから」と交渉を続けたが、ダメだった。

インバウンド客には一切興味がないのか、はたまたそれが会社の方針なのか。

Aさんは取材がOKだったら、勝った時の換金システムまで紹介するつもりで、TUCも取材対象と考えていた…。

日本に来なければ、体験できないコト消費へとインバウンド客の関心は移行している中で、なんとも勿体ない話ではある。

海外でのパチンコ情報発信が少ないことが、日本へ来てもパチンコに興味を示さない要因の一つと考えられる。そういう意味でもフランスのテレビ局の取材チャンスをみすみす逃したことが悔やまれる。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 海外でも叩かれるだけ
    パチンコを日本の文化として海外にアピールして欲しくない
    ギャンブルが日本の文化として海外で認知されたくない
    今のパチンコの位置付けがそういう所です
    パチンコ無くなればいいのに  »このコメントに返信
  2. ピンバック: パチンコ無くなればいいのに

  3. 実にパチンコ店らしい対応。
    いいんじゃないの。
    大草  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 大草

  5. 無下ですね。。。せめて都道府県管轄している組合組織を紹介して、そこから紹介を受けるなど繋ぐことはできたでしょうに。。。組織として紹介をされたところならキチンと対応してくれるはずですが、繋いだあとは時間が有る無いは当人が判断すれば良いところなので、いま起きていることに何がやれるか?そういう発想にならない店長はもう成長のない店長ってことで早く次にバトンを渡して、良いお店づくりへシフトして欲しいですね。
    頑張れ!現場力!!
    トク・メイ  »このコメントに返信
  6. ピンバック: トク・メイ

  7. モルヒネ効果しか考えられない思考人の業界だから仕方ない。
    猫オヤジ  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 猫オヤジ

  9. アニメとタイアップした台とか打ってみたいんじゃないかな?
    外国人には目押しはキツいかも
    ひろぽん  »このコメントに返信
  10. ピンバック: ひろぽん

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