交換率は既存店が3円に対して新店は4円等価。勝負はすぐについた。
「一気にやられました。稼働が落ちて大変なことになっています。等価にしないと全部お客さんを奪われてしまいそうな勢いです」(地元客)
既存店の客は民族大移動の様に新店に流れた。3円交換の既存店よりも4円等価の新店の方が回るのだから、既存客も新店に流れるのは当然の成り行きだ。回って勝てば等価だから自然な流れともいえる。
この手法はマルハンが破竹の勢いだったころのやり方と同じだ。
こうなると資本力の体力勝負となる。そうなると持久戦に持ち込むまでもなく、資本力の弱い方が白旗を上げるしかない。
なにせ新店の財務力は無借金経営で顧客を育成するのに2~3年かけるほどの余力がある。開店から1週間で平常営業に戻って回収するようなホール企業ではない。
大型店は総台数をMAXの状態でオープンしている。周辺人口がまだまだ増える市場なのでMAXでオープンしているが、仮にパチンコ人口が増えない場合は、台数を半分にして、飲食店などのテナントを入れるフレキシブルな計画を立てているようだ。
それもこれも、これまで無理な出店もせず、堅実な経営で無借金を貫いてきた結果である。
パチンコ業界が成熟期から衰退期を迎える時期に反転攻勢に出た形だ。この時期、中小は特に体力も衰えているので無理な勝負をしてくることもない。
遅ればせながら、既存店は新店の企業研究を始めた。一番手っ取り早い方法はオペレーションなどのノウハウを吸収するために、アルバイトをスパイとして潜り込ませることだった。
接客など目に見える部分は真似できても、財務体質までは盗むことはできない。これからの時代はホンモノしか生き残れない時代になってきた。
もっとも、回らない、設定が入っていない、とユーザーは文句を言う前にそんなホールへ行かないことだ。還元できない店は淘汰されて行けば、優良店舗しか残らない。ユーザーの不満も少なるというものだ。

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飲食店なら価格で振りでも味で勝負と言えますが、ホール企業なら全く同じ機種で勝負なので違いを出しにくい。
ピンバック: 元ベビーユーザー
遅い、遅すぎるの一言に尽きる。
ピンバック: 通りがかり
パチンカーは、大手や中堅のこだわりなど無く、還元しているかで判断していると思います。
なので、地元愛溢れるボッタクリ中堅ホール企業は今後も厳しいでしょう。
ピンバック: 通りすがり
大手が付近に4店舗ある私のマイホは平日でもかなり混んでいます。
法律でなんとかできるならむしろ中堅弱小を撤退させる方向でいくべきだと思います。
そういうお荷物ホールが潰れれば当然ですがそこの客は付近の大手だったりへ移動しますんで機械の状況が明らかに良くなります。
専業やハイエナがホールにとって百害あって一利無しなのと同様で、中堅弱小のボッタホールはユーザーにとって百害あって一利無しですので。
ピンバック: 退くも勇気
要は、パチンコ、スロットの出玉だけで生計する者ってことか。
ピンバック: 一生負け組
ピンバック: 時間の無駄
ピンバック: 換金禁止
うーん・・。その手の文句を言いながらも常連として顔が効く事をステータスとし、積み上げたドル箱を見せびらかす、小さな箱にギュウギュウにコインを押し込む、コーヒーレディーの割高な飲み物を仲間に振る舞う、そんな行為で喜んでる客がパチンコ屋にあるべき「客」だと思いますよ。
常々思うけど、良い店を探せ的な言い分。打ち手側が言ってるならわかるんですけどね。雑誌とかパチサイトとか。パチンコ屋からどうやったら金をぶんどれるかって話だし。
どうせ優良店・還元っても、回収期だってか必ず来るのだから。その度に他店に大移動するような客を育てた結果が今の客層。
自らそんな打ち方を推奨するのだもの、そりゃ厳しいですよねえ。
ピンバック: 横並