パチンコ日報

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ホールスタッフからカジノディーラーに転身したが…

お父さんの影響でギャンブル好きだったAさんは、早稲田大学を卒業して新卒で大手ホールチェーンに入社した。しかし、2年あまりで会社の将来性に見切りをつけた。理由は業界でもいち早く低貸し営業に軸足を置いていたことに対する不安だ。

低貸し営業が成り立つのは4パチ、20スロで使ったお下がりがあってこそ。いずれ、4パチ、20スロ営業は厳しくなり、安い中古機が手当できなることが予想できた。そうなれば、低貸しのビジネスモデルも破綻する。

実際、低貸し営業専門店ほど閉店傾向にあるように、Aさんは8年前にホール営業に見切りをつけ、カジノスクールに入学してディーラーの道を目指すことにした。

所期の目的を果たしたAさんは現在、アメリカのカジノでディーラーとして働いている。入社後は特に英語を猛勉強して、客との会話に磨きをかけた。ディーラーたるもの片言の英語では商売にならない。

アメリカでディーラーの腕を磨き、いずれ日本にIRカジノがオープンするタイミングで帰国して入社する予定だったが、日本のスケジュールも遅れに遅れている。大阪が早くても2029年秋と目されている。

アメリカのカジノもコロナ禍で大打撃を受けた。ロックダウン等で客がパッタリと来なくなった。

そんな状況下でAさんはふと考えるようになった。

ギャンブル産業はお客の負けで成り立つ商売だが、そんなことはホール時代も分かり切っていながら、それが耐えられなくなった。

カジノでは客からチップを貰うのは当たり前だ。これは不正の温床にはならないか、と考える一方で、貰ったチップは全員のものを集めて、皆で平等に分ける方法ではモチベーションが上がらないと、と心が揺れ動く。

「ギャンブルは自分がするもので、経営側に立つものではない」(Aさん)と考えるようになった。と同時にアメリカの生活が馴染めず、早く日本へ帰りたいと里心がついている。

帰国してもカジノディーラーの道に進むかは不透明な状態になっている。

そんなAさんはピットボスからこんな話を聞いた。

「パチンコはカジノには不向きだが、スロットマシンは日本の方が断然面白い。専門店を作っても流行る」と太鼓判を押す。やはりストップボタンがある方が受けるようだ。

パチンコが不向きと言うのは、頭を使う必要がないのでギャンブラーには受けないということのようだ。


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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. なんか良く分からないのは仮に私学の雄であるW大まで卒業されたA君とも有ろう方が入社してから初めて?気が付いたのかですね(-_-)???
    厳しい様ですが、せっかく優れたスペックを親から授かったのに自分が授かったスペックをいかに「応用する能力」を今からでも遅くは無いから鍛え直さないと本当に厳しい&惜しいと思いますね・・・
    カジノゲームと云うのはスロット~テーブルゲーム迄、庶民クラスでも少し奮発すれば非日常を十分楽しめ、はたまた大王◯紙の御曹司みたいな方迄受け止める事が出来る非常に奥が深い立派なレジャーだと私は思いますね。
    諸事情により日本での開帳は見通しが立たない状況で有りますがホームシックみたいな情けない事を言って居ないで踏ん張ってもらいたい物です(-_-)

    16ビットの低スペックを自覚している私としましてはA君が羨ましくもあり心から応援しておりますよ(*´ω`*)
    もと役員  »このコメントに返信
  2. ピンバック: もと役員

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