
まずは、「肩車型社会」についておさらいから始めよう。
少子高齢化を迎えるわが国は、「肩車型社会」というかつて経験したことのない社会に突入しようとしている。肩車型社会とは、高齢者1人を支える現役世代が限りなく1人に近づいた社会のことを指す。
1960年まで時代を遡ると高齢者1人を支える現役世代の人数は11.2人で、この時代は「胴上げ型社会」と言われていた。この後少子高齢化が進み、2020年は高齢者1人を支える人数は2.06人となり「騎馬戦型社会」と言われるようになった。
さらなる少子高齢化の進行により、2060年頃には高齢者1人を支える現役世代の人数は1.3人になると予想されている。
「肩車型社会」では、人口の半数近くが高齢者となる。高齢者1人の年金や全国民の社会保障に必要な税金は、人口の半数である現役世代が支払うことになる。今の若者が多額の税金を納め高齢者を支えた先に、自身が年金を受け取れる補償はない。国の財源が破綻して社会保障が受け取れない可能性もある。
その対策として、定年が60歳から65歳に延長され、今後さらに定年が遅くなることが予想される。高齢者はできるだけ長く働き、現役世代の負担を減らなければ社会が回らなくなる可能性が高い。年金も破綻してしまう。
パチンコに話を戻そう。
パチンコ業界を支えるボリュームゾーンは、50~70代で20代が極端なまでに少ないのが現状である。後20年もすればこのボリュームゾーンの世代が業界から去り、若者世代が育っていなければ、パチンコ業界はさらに縮小して、多額の投資を必要とする装置産業としては成り立たない可能性すらある。
業界首脳陣はそんなことは先刻承知の助だろうが、ギャンブル依存症対策としての広告宣伝の規制強化などが、新規客開拓の足カセとなり成す術もない。
加えて、「若者の〇〇離れ」の2020年度の調査では、第1位がギャンブルで63.3%が興味ない、と答えている。今の若者はおカネを持っていないことに加え、ギャンブル依存症のリスクが認知されてきたことが影響しているものと思われる。以下2位がタバコの60.7%。3位がクルマの39.2%、と続く。
ギャンブルに興味がない若者は、何に時間を使っているかというとソーシャルゲームだろう。いつでも、どこでもできることに加え、パチンコほど大枚をはたかずとも楽しめる手軽さがある。
やはり、おカネがかかりすぎる遊びからの脱却を図らない限り、パチンコのギャンブルイメージの脱却は図れない。若者の興味をソーシャルゲームからパチンコに向けるには、一番のネックとなっている機械代を始めとして、業界の抜本的な構造改革が必要になる。
で、次にパチンコの醍醐味とは何かを考えれば、自ずと答えは出てくる。それはジャンジャン玉を出すことである。その醍醐味を等価交換によって自らが放棄してしまった。交換差益のうま味も捨ててまで、等価交換に舵を切った。この等価交換もギャンブル化を促進した。
若者がパチンコに興味を示す施策を業界が次々に打ち出していかないと年金の様に破綻してしまう。

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無駄を省き、自分の好きなことや将来のためにお金を使う。ギャンブルなど興味なし。本当に立派だと思う。
今のパチンコなんて、完全なギャンブルマシーンと化しているので、こんなパチンコに若い人を引き込みたくない。今のままのパチンコ業界なら、若い人は一生打たなくていい。
それでパチンコ業界が、縮小し消滅していくのであれば、それはパチンコ業界自らが望んだことだと思う。
等価交換を止め、昔のように遊べる要素を満載した羽モノなどの機種が沢山導入されなければ、スマートパチンコだろうがなんだろうが、全く意味はないと感じる。
ピンバック: 換金禁止
いまの過ごしやすい社会があるのは、ご先祖やシニア世代の努力の賜物である。
スマートフォンをはじめとする情報機器もシニア世代の礎があってこそでしょう。
そのシニア世代をお荷物扱いするなど、許されない風潮です。
私は未熟な若者世代の代表として、この記事に不快感を感じます。
ピンバック: 若輩者
税金の指標に国民負担率ってのがありまして、
租税に社会保障の負担を足した実質の所得課税率です。
今はそれが48%に達してるというんですよね。
支給された給料の半分を国に持って行かれているわけです。
じゃぁパチンコ業界というか日本が全盛期だった平成元年頃の国民負担率っていくらだったのよ?って話ですが、
だいたい38%くらいだったという話です。
今もその頃も総支給なんてほとんど差も無いので
例えれば総支給で月々25万円もらってる人は
当時よりも手取りで2万5千円給料が減ってるって話なんです。
なるほど、「働いてる人」はスマホに手を出すのが精一杯。
維持費まで莫大にかかる車なんて’夢の話’で
ギャンブルなんてしたくても出来ないですよ!
ってな話です。
でも私は1ぱち、楽しんでますよ。
ピンバック: パチンコ大賞
年金だけでは無く高度成長期の為に積み重ねた借金も若者が背負うことになるのです。
老人世代の経営者よ、自分の無力を認め、若者に頭を下げてどうしたら遊ぶか教えを乞いなさい。
ピンバック: 現実逃避か自分勝手か
ブクブク太って重たいパチンコを肩車したい奴なんて居ないよ、ちょっとは痩せて肩車してもらおう、っていう気遣いすらないのに、誰が肩車するかバカ!ってそっぽ向いて相手にされないよ
お年寄りが亡くなって数が少なくなるからって同じようにパチンコ店も閉店して数少なくしなくてもいいのに
ピンバック: パチンコ元気なくなってきたね
1960年から5年ごとに並べていけば、遊技客の疲弊が目に見えて分かるだろう。
客の機械代負担を下げるため、メーカーのダウンサイジングが急務。
等価脱却で玉を出せば戻ってくるというのは小手先の戦術でしかない。言うほど回らずに交換率だけ下がるということになりますます客離れが進むだろう。
ピンバック: 万年床
来るべくして来た未来にしか思えんが。
それくらいの事をしてきたわけだから。
これ以外の未来を想像してたのーてんきがいるのなら逆にどんな未来か聞きたいわ。
これを回避する第一歩は、まずメーカーもホールも関係者はパチンコパチスロで遊ぶことだな。回避したいかどうかは知らんが。
ユーザーの思考や目線が無いのが一つの原因だから。
ここでもいつも頓珍漢な事言ってる老害さんがいるように、何も理解していないのがわかる。
客の動向がわからなくとも儲けられたのは会社の能力などではなく、客が潤沢にいたから。
はっきり言って申し訳ないが、ギャンブル運営会社が社を拡大できたのは人間に能力があったからではない。
これは悲しいかな現状があらわしている。
私はもうユーザーとしてパチンコをすることは無いと思うが、最悪な未来を回避したいのなら、もっと低姿勢になるべきだと思う。
プライドだけは高い無駄に年を重ねた人達が多いだろうからちょっと無理かな。
まぁ無理なら無理でお誂え向きの未来が待ってるだけだがね。
ピンバック: 来て当然の未来になぜ嘆く?
ホールなんて売上なんて二の次。少ない稼働で差玉、差枚数がどれだけ店のプラスになっているかだけ。
客が減ろうがが関係なし。粗利益が増えていればいいだけ。粗利益の割合が増えていればいいだけ。
客の基準では、その1台の生涯稼働において客のプラスになっているかだけ。根本的に客が金儲けが出来るのかだけ。客が金儲けが出来ないから減るのである。
客を増やしたければ、客が一生、パチンコ、スロットで金儲けが出来るのかだけ。パチンコ、スロットのアンケートにの結果にて、辞めた理由が、これだからな。回答数の70、80パーセントぐらいだしな。何百(何千)人以上の単位でのアンケート回答でね。もう、この基準で、客は見ているんだよ。それが、大幅な遊戯人口の減少に繋がっている。
ピンバック: 匿名希望
若い連中は逆に期待値しか見ない
情報化、SNS、ネット社会を甘く見てる業界の末路だよ
ピンバック: ねぎ
ま、最近は高齢者も賢くなり、無駄に回さなくなったが。変に、中途半端に遊タイムに近い所まで回さなくなった。
例えば、甘なら残り100回転付近、ライトミドルならば残り200〜250付近というぐらいにね。
ピンバック: 匿名希望
ピンバック: 匿名人
現状ってことは記事の結果はもう
見えているのでは?
等価主流に戻したら客戻ると思うよ
どうせ回らないなら等価で打ちたいでしょ
ピンバック: 業界人
破綻の意味知ってます?
もしかしたらお隣の韓国の年金が破綻しているのと変わらないって事かな?
韓国は、無年金老人が55%もいます。
もしかして在日コリアンの無年金もあり在日コリアンの年金破綻の意味だったのかな?
ピンバック: 勝ち組