そこでボックス席のテーブルには透明のアクリル板を設置し、ホステスは横に付かずにマスクを着用して対面での接客を行っている。こんな風情のないクラブへ行って何が楽しいのか、ということになる。
コロナの影響で撮影が中断していたNHKの朝ドラ「エール」の現場では、再開に当たって役者とカメラの間に巨大高級アクリル板の導入も検討されている。という。どう高級かというとアクリル板にカメラが映り込まず役者の前にアクリル板があることが分からないレベルのようだ。
「報道ステーションは現場からクラスターが発生しましたが、朝ドラの現場からクラスターが発生したとなれば、本当にシャレにならないから、最善のことは尽くしますよ。ただ、アクリル板に埃が付かないようにするのが一番大変な作業になります」(NHK関係者)
本題はここからだ。前出の高級クラブともなるとビニールのカーテンではいかにもチープなので、飛沫感染防止のためにアクリル板を設置する店が増えているように、今、コロナ特需で大忙しなのがアクリル板の加工業者だ。
では、どれぐらい忙しいかというと、会社のホームページのトップ画面に次のような告知をするケースもある。
アクリル板の需要増に伴い、材料の安定的な確保も難しい状況が続く中、受注量を制限させて頂いております。
①一部の規格、セミオーダー商品のご注文を停止、又は数量を制限しております。
②ご注文について、納期厳守のご要望に関してはご対応出来かねます。
尚、各製品の販売再開に関しては状況を見て随時の再開と致します。
大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、以上を了承の上ご用命下さい。
特注品や納期厳守の対応は当分の間できない状態のようだ。
パチンコ業界からも当然、アクリル板の発注はある。景品カウンター周りの飛沫感染防止のためには、ビニールシートで対応しているホールが大半だが、資本力のあるホールからはカウンター用のアクリルボードや台間用のアクリルボードの発注が舞い込んでいる。
「銀行や百貨店業界からの注文は、合い見積もりを取っているので、値段には厳しいのですが、パチンコ屋さんはこちらの言いなりの値段なのでビックリしました」(アクリル加工関係者)
ということはさておき、ウイズコロナ時代では飛沫感染防止対策が標準になるのなら、景品カウンターはビニールカーテンよりも、アクリル板の方が断然スマートでカッコいい。
「ビニールでは何も書けないけど、アクリル板なら文字や絵を描いたり、張り付けたり、とカウンター周りを明るく、親しみやすいデザインを加えることもできます」(同)
アクリルボードの新市場はまだまだ広がる。

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ピンバック: カニミソ
「客室内部の見通しを妨げるもの」に該当してしまわないですか?
ピンバック: とくめい
というか養分てなんで隣に来るんだ?
期待値ないのに。
ピンバック: 勝ち組
悪い意味でびっくりされているって業界人は理解してるか?
完全にカモで下に見られてるし。まぁ低能なのは事実なんだけども。
ピンバック: あさ
>レシートを読ませて、特殊景品が自動的に出てくるマシーンは作れないんですかね。
あった。ありました、確かにあった。2000年前後に北海道の札幌市で確認しています。カウンターに寄らなくていいので人気でした。
その後2010年代にも北海道の地方で同様の機器を入れたというのを聞いたのですが、どこかで止めたと聞きました。端玉の処理を所轄に問われたのが断念の理由だったようです。ちょうど一物一価や端数までの適正交換を、組合よりは所轄が意識を持って対応していた時期です。
ピンバック: 153.174.175.228