パチンコ日報

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業界復活のキーワードは「パチンコがカッコいい」


パチンコメーカーに基板関係の電子部品を納入しているメーカーの関係者が、地元の同級生が集まった飲み会で、パチンコ業界の話を始めた。

「昔はパチンコメーカー担当の営業はウチでは花形だった。今は売り上げはピーク時の半分にまで落ち込んでいる。買ってくれる量が減っているにも関わらず、『もっと安くしてくれ』と無理な注文を言ってくる。冗談で『部品止めてやろうか』という話になったけど、他でも手当てできる部品なのでそれはできないけど…」

財務部ではシンクタンクからパチンコ業界のレポートを買っている。それによると業界天気予報は「雨」。

業界内では業績が落ち込む理由を「等価交換」、「機械代高騰」、「出玉規制」などを挙げるが、レポートの分析では、ユーザー視点から「パチンコはダサい」ということを指摘している。特に若年層ほどその傾向が強く、カッコいいと思う要素がない。だからパチンコには興味を示さない。

ケータイの流行を見れば参考になる。

ケータイが普及し始めた90年初頭はストレートタイプの機種が主流だったが、99年にNECが二つ折りのNシリーズを発売すると、それがカッコいいとなり爆発的に売れた。2000年代に入ると各社が二つ折りを発売し、あっと言う間にケータイ市場を二つ折りが席巻した。

2007年に発売されたiPhoneをきっかけに時代はスマホ時代に突入。次はiPhoneを持つことがカッコいいとなり、二つ折りケータイはガラケーとも呼ばれ、持つことがカッコ悪くなった。日本人は特にiPhoneを持つことがカッコいい、と思う人が多いのでスマホのシェア率は66%がiPhoneという異常な高さを誇っている。



初期のアンドロイドは性能が劣る中、iPhoneのほうが優れていることもあり、周りがiPhoneを持つようになると、同じものを持ちたがる日本人の特性がiPhone大国へと押し上げていった。

ケータイ市場はストレートタイプ→二つ折り→スマホと進化しているのに、パチンコ業界はフィーバーの登場から40年近くも進化が止まっている。

「業界が儲かっている頃は建物の豪華さや奇抜なデザインを競ったが、建物で集客できる時代ではない。パチンコをやること自体がカッコいいと思われるようにしなければならない。パチンコ復活のキーワードは『カッコいい』。ガラケーからiPhoneのような変化がないと若者には支持されない。今のパチンコ業界は巣鴨の赤いパンツを売るマルジのような商売をしている。年寄り相手の商売から脱却しなければ、若者は寄り付かない」とはこの飲み会に参加していた業界関係者の感想。

さらに飲み会の参加者から「パチンコをやりたくてもおカネがない」というのが一致した意見。この20年間以上、デフレと共にサラリーマンの給料は上がっていない。

「今のパチンコが勝てる、勝てないの前に先立つものがない。1パチでも1000円取り戻すのも大変。1パチで負けても飲み代を我慢しなければなくなる」

サラリーマンの少ない小遣いで、そりゃ、おカネのかかるパチンコは打ちたくても打てない。それが2000万人がパチンコホールから消えた理由だろう。

パチンコ復活のキーワードは「パチンコがカッコいい」。業界はこれをどう料理するかだが、案外パチンコとは門外漢のところから新しい発想は生まれるものだ。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 全てに同意します
    記事の通りですね
    塩社員    »このコメントに返信
  2. カッコイイなどと言われ、もてはやすのは、人間の心理、承認欲求を満たすもの。
    パチ業界だって、かつてはカッコイイ、カリスマなどともてはやされたマ〇パチなどがいた。
    彼らが何故カリスマなどともてはやされたのか。それは、腕一本で食っていけたからだ。
    今だって、インフルエンサー(ユーチューバー)などという人種を、若者はもてはやす。
    腕一本で食っていける、もしくは食っていけるように見えるからだ。
    とどのつまり、カッコイイと思われたいなら、大前提として独立独歩、要は「稼げる」ことが
    一番重要な要素。今の射幸性が落とされ、時間あたりの稼ぎが落ちた遊技機で、
    はたして「カッコイイ」と思わせるほどの稼ぎが得られるだろうか?
    お世辞にも、無理と言わざるを得ない。
    今のパチでの稼ぎは、相当な労力をつぎ込んでようやく並みのサラリーマンの年収を
    少し超える程度であろう。小遣い稼ぎにはなるだろうが、稼ぐというには無理がある。
    では、どうすればいいか。それに対し、ひとつの回答がある。サミーが発表した「超ディスクアッパー選手権」である。
    パチスロを「競技」と見立て、腕を競わせ賞金を出す。
    要はeスポーツ仕立てである。パチ、スロは元もと技術介入要素が強く稼ぎに
    反映されていた。今はハウスルールなどでそれらを封じてしまっている。
    店の売り上げを減らすものとして嫌い、押し込めようとしたものだが、今はそれを
    武器として使用すべきだろう。超絶技術介入が必要な競技用パチ、スロを開発。
    大会を開く。会場は日本全国至る所にあるホール。普段のホールは、腕を磨く場所になろう。
    eスポーツが未だ根付かないのは、会場の不足と賞金額の不足なのだから、それらを
    補える業界なら、あるいは・・・
    一般ゆーざー    »このコメントに返信
  3. せっかく”打つお金が無い”までたどり着けてるのに最後に無理やりカッコいいに戻すとは
    どうせ玉なんか出さないんだから、人材派遣会社と協力してホール内で短期アルバイトの斡旋してお小遣いを稼がせてあげたら少しは打ってくれるかもしれないよ
    残業減、有給取得義務化、副業可能企業の増加を上手く使うこと考えた方がいいと思う
    よれよれだぜ    »このコメントに返信
  4. サミーの「超ディスクアッパー選手権」
    競技パチスロはユニークな取り組みですよね。

    技術介入で高額賞金を掴めるならば、夢があるので優勝者はヒーローになるでしょうね。その先にカッコいい!となる可能性があるかもしれません。

    ディスクアップ以外にも
    設定1の機械割100%越えの機械を販売してるメーカーはあるんですけど。
    まー、ホールに導入されるかは別問題ですね。

    スポンサーは大手の会社が手を上げないと実現が難しいでしょうね。
    メイン基板    »このコメントに返信
  5. カッコよくなっても今の若い人は本当にお金が無いので無理です
    お金が無いのレベルを甘く見積もりすぎてる
    想像以上ですよ
    P機はいろんな意味で無理    »このコメントに返信
  6. スマホがモノである事に対して、パチンコを打つというのは行動です。比較する対象としておかしいのでは。


    大多数の打ち手の優先順位である金の前では、他の付加価値は全ておまけです。
    ギャンブルはカッコいいという概念を一般的に広めなければ不可能でしょうね。
    カニミソ    »このコメントに返信
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