セブン&アイ・ホールディングスは、国内のコンビニで今後1000店舗の閉鎖・移転を実施することなどを含めた事業構造改革を発表した。また、2022年度までに自然減を含めて、そごう・西武1300人、イトーヨーカ堂で1700人の計3000人の削減に踏み切ることを発表。
高島屋は10月11日、港南台店(横浜市)を2020年8月に閉店すると発表した。
また、子会社の米子高島屋(鳥取県米子市)の全株式を2020年3月に地元で商業施設を運営する企業に売却することも明らかに。
両店ともに収益の改善を目指したが、採算が取れなかったと。
これは、百貨店ビジネスや総合スーパービジネス以外に、コンビニビジネスにも陰りが見えて来たと言うニュースだ。
長年つづくビジネスモデルの大半は、修正に修正を重ねて綿々とつづくものだ。
百貨店ビジネスの崩壊は日本だけではない。世界的にが始まっている。
今年1月、ニューヨークの目抜き通り五番街にある、二つの老舗百貨店が相次いで店を閉じた。
共に100年以上の歴史を誇るヘンリ・ベンデルとロード&テイラー。5番街でも淘汰される百貨店。
消費者の消費行動の変化に、百貨店を始めとした小売業が世界的に追いついていない。
ホール業界も同じで、消費者の消費行動に追いつかないと、4円20円の遊技人口は増加しない。
ホール業界の皆様で、自店舗の完全閉店を経験したことがあるのは、何人くらいるだろうか?
私は過去に自店舗閉鎖の経験はないが、閉鎖の流れをつぶさに見てきたことは2度ある。
百貨店の閉鎖、ホールの閉鎖、ともに人間模様が見える。
もし、パチンコ日報を読む業界人の皆様の店舗や会社で、店舗閉鎖が起きたら、どんなことが起きるか、何が起きるか想像したことはあるだろうか?
つづく

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自分は思っている。どんなものでも、際限なく成長はしない。どこかで飽和点が来る。
百貨店、コンビニ、総合スーパー、これらは人口に対し、余りにも多すぎたのだろう。
日本では人口減少が顕著になり、その流れが加速された感はある。
記事では、消費者の消費行動の変化に、百貨店を始めとした小売業が世界的に
追いついていないとあるが、ではどう変化したのだろうか?
自分は、消費者は、「無駄に」消費することをやめたのだろうと思っている。
過剰な消費は、生活の裕福さを実感させてくれた。しかし、それによって浪費した結果、
地球環境は格段に悪くなり、大規模災害が各地で多発している。
地球温暖化問題はその最たる例だが、ビジネス的にこれを否定、認めないという人間も未だ存在する。
認めてしまうと、経済にとても強烈なブレーキがかかるからだ。
だから、表向きには認めない。しかし、現実には災害は各所で起こり、
内心では認めざるを得ない。意識的か無意識的かはともかく、
人々はこれ以上の浪費をすべきではない、抑えようという心理が働き始めたのであろう。
災害が世界規模で発生しているのだから、世界全体がそれをなんとかしたいと思うのは
自然なこと。
これからのビジネスに必要なのは、「浪費」ではなく「節制」なのではないかと。
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