従業員は12名。店長の年収は400万円。給料も遅配気味になっている。機械は現金との引き換えを強いられている。ノンバンクの関係者が毎日10万円回収に来る状況が続いている。閉店するのも時間の問題のようだ。
土地、建物は自社物件。売ろうにも買い手はつかない。
店長は60代。12名の再就職先もなかなか見つからない。
12名の中で一番の若手が20代後半の男性社員だ。まだ若いので再就職することは可能だ。それで、東京に出ようと思ったが、いきなり東京へ行くのは怖いので、手前の福島市のホールへ就職することになった。
ホール経験は4~5年あるというのに、1日目でスキルが全くないことに驚いた。
本人も「自分には合っていません」とギブアップした。
福島のホールは繁盛店で、「うるさすぎて頭が痛くなった」というのがギブアップの理由だった。前職の店がどれだけ暇だったかも想像がつく。暇だから耳をつんざく騒音もなかったのだろう。
パチンコも1パチですらやったことはなかった。
1日分の日当を払った。
店長は履歴書を見てびっくりしていた。何と静岡大学を卒業していたからだ。1日で辞めて行く彼のことが気掛かりで相談に乗った。
最初は大学を卒業して、静岡の会社に就職したが、人が多いのが苦手で、故郷の岩手に帰り、ホールに就職したことを知った。
地方ののんびりとしたホールだったために、これまでは勤まっていたが、人が多くて忙しい繁盛店では適応できない。いわゆる大人の発達障害ではないかと感じた。福島で挫折してはとても東京へ出て行くのは無理かとも思った。
発達障害のことは横に置いといて、店長はある考えを思いついた。
例えば、日本は発展途上国から農業研修生などを受け入れて技術指導をして母国へ送り出す。日本の技術を身に着けた人材を育成することで発展途上国が豊かになって行く。
パチンコもこれに置き換え、地方ののんびりとした環境で働いている社員を、都会の超多忙の繁盛店が受け入れ、スキルを磨いて戻すという人事交流ができれば、業界全体の社員の質の底上げができるのではないか、と考えた。
社員の質が上がることは業界発展にもつながる。
万々歳だ。

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無理だと思うけどな。だって自分さえ、ばかりの業界でしょう。
ピンバック: そんな事より
ピンバック: 山下
ピンバック: パチ歴3年
その繰り返しをやってきて少子高齢化の影響や団塊の世代の有能者の引退などからの人材・人手不足に陥っているのが今の日本です。
特に氷河期世代の切り捨てをそのまま放置した結果中堅者が大量不足に陥り何処の企業も疲弊状態です。
その結果70歳まで就労させようというのが今問題になっている話の1つです。
特にホール関係は厳しいでしょう。
保身の事や出世欲が強い業界ですからね。人を人として扱わないという話もよく聞きますからね
それと例え繁盛店に行こうとも現状の店長クラスはイベントで実績を出して昇進した方々が大半でその方達の指導を受けても大した効果も得られません。
適当にイベントやってれば売り上げがガンガン出たしあっさり昇進できたよっていう話は耳がタコになるほど聞いてます。
むしろもっと他のサービス業で勉強なさったほうが色んなスキルを覚えられるかと思いますよ。
さらに若者のパチンコやパチスロに対するイメージが強烈に悪いです。それは今までやってきた隠ぺい体質がインターネットによりほぼ明るみにされてしまったというのが大きいでしょう。犯罪も多いですから余計でしょう。
それに暇なホールと言うのは大変失礼な気がします。
そこまで潰れなかったのはそこの地域にあった営業スタイルにしていた為なのではと思います。
それも厳しくなったので店を畳もうと思われたのではないでしょうか?
ピンバック: お門違い
特にホールスタッフが集まらない。
苦肉の策で時給を上げたり即社員待遇の募集でも集まらない。
背景には最低時給が上がってパチンコ店の時給がそれ程ずば抜けて高いものではなくなってきた事や、キツイ仕事をしてまで多少高い時給を掴むより、楽な仕事でほどほどの金を掴む方が良い。社員になって社畜になるなんてまっぴら等の働く側の意識も変わってきていると思います。
何が言いたいかと言うとパチンコ店は人手不足に陥っているので人材交流だか何だかわかりませんが、普通に業務ができれば即採用ですよ。
但し、ホールスタッフを長年続けている人材が優秀とは思えません。
社員の質の向上や業界の発展に繋がるとも思えません。
ピンバック: 札幌の業界人
ピンバック: 書き捨て
あと繁盛店だから都会の店だから接客も一流!という訳ではない。大都市圏の超大型ホールで店員から不愉快な接客にあった例はネットで出ているだけでも結構ある。ネットに書いてない例もあると考えればどれだけになるやら。
それに仮に都会の繁盛店で業務に慣れてスキルもアップしたら、「別に帰る必要無いよな」とそのまま退職して別の都会ホールに就職する可能性もある。下手すりゃ研修先のホールに引き抜かれたり(笑)
ピンバック: 三番
パチンコに限らずどんな仕事でも根性と魂がなければモノにはならない。
ホワイトカラーであれば嫌な上司や取引先にも接待笑顔を作らなければならないし、ヨイショの技術を磨くこと。
1/100でも嫌な顔を出してはならない。
飲食店では他にない味やサービスを研究しその独自性でお客を開拓しなければならない。
エンジニアであれば開発技術を日々磨きかつ商品化に向け確実に行程や納期を守らなければならない。
執念や責務という高い志しを持って実現することがその仕事のプロとして評価される。
意識の低い者はどの業種にあってもアマチュアの域を超えれない。
その若者にプロ意識を持つことを期待し、仕事上で人様から有り難がられるような人間に成長して頂きたい。
ピンバック: ヤング
本人の仕事に対する意識とオーナーの経営姿勢が全て。
意識の低い会社とそれに染まったスキルの低いスタッフ。
キツイ言い方ですがダメ会社の典型と言えよう。
そんな会社は日本全国何処にでもある。
トヨタは愛知県豊田市という田舎に本社があるが、立派な企業じぁないか(笑)
ピンバック: モナ
うるさいのがあたりまえの職場で何言ってんですかね?
他の方も仰ってますが職業(プロ)意識がないですね。
ダメだこりぁ。
ピンバック: ザック
ただ店員のスキル底上げして大きな意味はあるのか?って思うが。
客は必要とは感じていない押し売り系のサービスでも充実させるのか?
それよりも店長やオーナーを「現場」に出させたほうがいいのでは?
ピンバック: 曇天
閉店間際になると休息所のテレビのも音も聞こえる。
ピンバック: 慣れると怖いな
ょう。
仁義無きこの業界。
どこのホールも人手不足であれば、都会のホールは高時給・
好待遇をちら付かせて引き抜くでしょう。
すると地方のホールは増々疲弊する。
客の奪い合い、スタッフの奪い合い。
負けたホールが業界から去る。
遊戯人口もピーク時の1/3に減ってるのだから、ホールも1/3
にまで整理されて初めて「適正店舗数」と言えるのではない
か。
ピンバック: 現役ヘビースモーカー
昔は診断がつかなったり、障害なりになんかうまく馴染んでいただけで。
丸一年単純な仕事を繰り返しやって、ほとんど身に付かず毎日同じ質問をする。毎週行く取引先への移動で必ず毎回迷う。分からなかったら聞いてと言っても、分からないまま進める。かと思えば聞かなくていいことをいちいち聞く。自分で判断すべきこと、自分で判断すべきでないことの区別がどうしてもつかない。
本当に100回、1000回と注意してもほとんど改善がない。
通常、これらの能力は教育指導で引き上げることは至難の業。
本人が事の重大さを認識できてないから。
こうなると健常者の組織の側にしてみたら、1日でも早く辞めて欲しいという意向を隠さずぶつけてみても、本人には事の重大さが全く伝わらない。
それでも「発達障害があるか診てもらったら?」なんて誰も言えない。
明らかに発達障害のある人が健常者として今の社会の枠組みで生きてくのは、本人も周囲も誰も幸福にならない。
「健常者として扱われる発達障害」よりも「正真正銘の発達障害」として生きる方が本人もずいぶん楽だろうに。
んー、パチ業界そのものと似てる部分も多いね。
まぁ、一般社会にはそのような人はいっぱいいるのだから、パチ屋はそういう人たちが生きるひとつの手助けになればいい。
先のような「見かけは健常者、中身は発達障害」というような人たちが、幸福な人生を歩める環境をその人たちに提供できれば、業界の社会的存在意義も多少なり上がるというもの。
デイにパチ置いてパチで認知症予防!なんてのは絶対ダメ。
ピンバック: あばば