正社員採用の場合、将来の管理職候補を目的とするケースが多い。
そのためにホール企業は、年月をかけて様々な教育をする。
しかし、その教育プログラムの中に、アイドルタイムについて触れる企業はほとんどない。
あの大手の教育プログラムを見てもアイドルタイムの文字は無い。
教育担当者ですら、このアイドルタイムの認識はゼロである。
コスト管理や人員管理、店舗施設管理などをする場合、アイドルタイムを認識して業務を遂行するかしないかでは、将来に大きな開きが出る。
もう一度いう。
アイドルタイムは生産性のない時間帯を指す。
この言葉の意味を従業員に記憶させ、意識させることが重要だと考える。
業務中に、今がアイドルタイムなのかを認識していると、時間の使い方に変化が出る。
通常「今日はお客さまが少ないな~」と感じる時間帯では、そこまで考えておしまいだ。
しかし、アイドルタイムを意識・認識するようになればこんな変化が期待できる。
店長は「この時間帯にあれをスタッフにやってもらおう!」と業務の内容を濃密にする策を指示できる。
従業員は「この時間帯はヒマなので、この時間帯に出入り口付近のガラスを磨こう!」と意識の変化が出てくる。
パチンコ店のアイドルタイムで顕著な時間帯は「開店後1時間」と「閉店前1時間」
この時間帯以外は、ホールのロケーションによって相当変わる。
農村部のホールなら、農繁期かどうかでも変わるし、気候も相当影響を与える。
だから、まず自店のアイドルタイムの認識をすることが第一歩となる。
飲食店のように、ランチタイム後のアイドルタイムみたいなハッキリとしないケースが多いのが、ホールのアイドルタイムである。
このアイドルタイムだが、飲食店やホールという枠を大きく一括りにする場合もあるが、ホールの場合、業務の遂行内容による従業員による立場の違いでもアイドルタイムが違うことが多い。
班長・副主任・主任・・・などでも違うのだ。
これらの違いなどを、新人のときから認識させると、管理職になった時に、人員管理やコスト管理が上手に行える。
過疎地域や農村地域や閑古鳥の鳴くホールでは、アイドルタイムは多い。
この時間帯を仕事量に変換した場合のロス金額は想像以上に大きい。
了
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パチンコ店でここまで考えている人はいないだろ。
ピンバック: Unknown
こういう概念を浸透させるとまだまだコスト削減、ロス管理ができますね。
ピンバック: 営業1号
このエントリーの翌日(13日)の内容の様なホール企業さんみたいな所が増えれば、この業界も変わりますね。
ピンバック: 元店長