前回の続き。
スーパーのコンサルはこうも付け加えた。
我々が頼みもしないのに、一緒になって現場で働いてくれる経営サイドも多い。もちろんその逆のケースも多々あります。
高いコンサル料を頂戴しているのだから、経営者に成り代わり、業績を上げるのが我々の仕事。だから依頼主(経営者側)に手間をかけてはならない。
しかし、どうしても経営者に協力をして欲しいと思うときがある。
それは「抵抗勢力」の存在です。
コンサル会社は、多くの抵抗勢力を経験しています。
やり方は千差万別で、いくらでも対抗できますが、事を荒げないで進めるのが一番です。
抵抗勢力は改革に当たって、プラスになりません。マイナスだけです。
そんな時は、とことん抵抗勢力と話し合いますが、これも時間の無駄なのです。
だから、こんな時こそ、経営者側にも協力を仰ぎたい時があるのです。
社長や会長クラスでなくて構わないので。
その会社が同族会社ならば、2代目、3代目が改革に参画して欲しい。
そうなれば、改革のスピードはアップして、スムーズに変革が行われるものです。
抵抗勢力と聞くと、政治の世界を思い出す。
小泉元首相も連呼していた。
政治の世界では、数と圧力(時には金?)で解決する?
それを会社の改革に持ち込めないのが常識だ。
会社の改革を行う場合、一般従業員さんの気持は充分理解できる。しかし、本当に困るのが、中間管理職や上層部の抵抗だ。
中間管理職や上層部の抵抗の原因は、前述したように、彼らの能力不足があるといえる。
場合によっては、抵抗勢力の既得権益を守ることが原因になっていることもある。
これを読んでいる一般従業員の皆さんは、自分の会社で改革が行われた時に抵抗勢力がいたら、このシリーズで書いたポイントを思い出しながら、人物の判断をする事をお勧めする。
その人の本質が丸見えになってくる。
それと経営サイドの方に言いたい。
本当に自分の会社を良くしたいのなら、現場に飛び込まないとダメだ!
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>抵抗勢力の既得権益を守ることが原因
大手企業なら社内抗争か勢力争いで、負けたら出世はパー。放置しておく経営者は経営者にあらず。
ピンバック: Unknown
この内容は経営者の意識改革
ピンバック: Unknown
>本当に自分の会社を良くしたいのなら、現場に飛び込まないとダメだ!
これは当たり前と思わない経営者も残念ながらいます。
ピンバック: 元店長知人のA