「すき家に強盗へ行って来い!あそこなら強盗に入っても90%の確率で捕まらん。すき家で強盗して返せ!」
そういわれた客は、すき家で強盗に入った。防犯体制が甘いので簡単に金を奪うことができた。それに気をよくして犯行を重ねていたが、5件目で捕まった。
すき家で強盗事件が頻発していることを受けて、警察庁は全国のすき家に対して、抜き打ちで防犯対策指導に入るように指示を通達した。
そのさなか、東京・国分寺市のすき家に強盗が入り、現金5万5000円を奪って逃げた。
すき家は夜間、アルバイト店員1人の勤務シフトなので強盗も入りやすく、牛丼店を狙った強盗の9割がすき家に集中していたため、警察庁も異例の防犯対策指導に入った矢先の強盗事件だっただけに、ゼンショーの企業体質が改めて問題になっている。
牛丼界のすき家と吉野家の昨年度の売上げと経常利益を比較するとこうなる。
すき家が2792億円、106億円に対して吉野家は1290億円、32億円。すき家が多品種メニューに対して吉野家は単品メニュー。この差が売り上げにも反映されているように思われるが、それだけではなかった。
すき家には自動券売機がない。吉野屋にも券売機はないがこれは単品メニューという理由があったが、すき家は自販機代がもったいない、という理由だった。
それだけでなく、昼食時に自販機に客が並ぶと空席はあるのに、客が他店へ逃げることを恐れ、とりあえず席に着かせる狙いがある、という。
食後の精算になるので、昼飯時はレジに客が並ぶことが多々ある。
ここからが、利益構造の話になる。
夜は1人体制だから儲かる。これが2人体制にすれば人件費で利益が減る。つまりゼンショーは従業員の安全より、利益を最優先する企業体質が、強盗事件を誘発していたのである。
パチンコの広告規制違反よりもすき家の強盗事件の方が、警察庁的には優先課題だ。
何せ強盗事件なので人命にもかかわってくる。
で、警察が行った防犯指導とはどんな内容だったのか?
関係者によると、強盗に入られたときどう対応するかをテストした、というが、防犯マニュアルの確認やカラーボールの有無、防犯カメラのチェックだった。
問題はこれらの防犯対策で、果たして強盗が防げるか、ということを従業員に質問していった。
本部の人間は夜間1人体制で危ないことは認識していながら、それを改善することはなかった。従業員が危険な目にあおうがお構いなしの会社である。
ゼンショーの企業体質は残業代不払いを訴えた従業員に対して、商品用のご飯をどんぶり5杯分盗んで食べた、と逆提訴する会社である。
すき家以上にお金があるのは、景品交換所や閉店後の事務所だ。
警察から防犯対策で指導が入ることもなくなった。
強盗事件もそうだが、すべては企業体質から端を発している。
パチンコ業界にはメーカーを含めて、人使いの荒い会社が存在する。従業員の入れ替わりが激しいにも関わらず、潰れることなくやっている。
それが組織というものなのか?
いや、従業員を大切にする会社が生き残っていって欲しいものだ。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。
>>いや、従業員を大切にする会社が生き残っていって欲しいものだ。
『男たちの挽歌2』のラストのような展開になるといいですね。
センジョーの対応は外道に見える一方、人件費、経費というのを突きつければ金で金生んでる連中(直接の利害関係者)は「訴えられても経費増大以下なら問題ない」とするでしょうね。
「アルバイトの命とあんたたちの金、どっちが大切ですか?」ってオフレコで言ったら普通に「俺の金だ」って言いますよ。
恐らく総会でも「利益の範囲内での努力と警察の指導を遵守する」という口約束で終わり。
利害関係者は誰も追求しませんし、強盗に入られる環境を放っておいた奴よりも、強盗自身が圧倒的に悪いわけで。
強盗も金さえ取れれば従業員の命を取ることはないので、生命の危機があった、という最強の札も切れないわけで。
故に改善はなかなか進みませんし、利害関係者含めて進ませる気もないですからね。
で、これは削除された記事と関係がありそうでしたが、あちらの方の業界関係者、利害関係者のツッコミの方が大変面白そうだったので残念です。
ピンバック: 奥平剛士
強盗が入っても抵抗せずに金を渡せばいい。
そちらの方が安全だし、利益になる。
2人体制にして利益が下がれば従業員の給料にも響く。
それよりも、
なぜ、強盗が増えるのか?
なぜ、多重債務者がいるのか?
パチンコが原因じゃなければいいけどねw
ピンバック: ぱちんこふぁん
こういう会社は、強盗に抵抗せずに金渡すと、後から従業員につけ回してきそうですよね。
ピンバック: 90's S.D.R
>従業員が危険な目にあおうがお構いなしの会社である。
お客が強盗に入ってもお構いなし。その原因(もしくは遠因)についてパチンコがあることには目を伏せるか、自己責任という言い逃れ。
パチンコが愛されるためには痛みを伴う話でも避けない誠実さが必要だと思います。
「人の振り見て我が振り直せ」という記事の内容は同意しますが、見る場所が違う気がします。
ピンバック: 改革論者
すき家が合理的かぁ・・・
月に一回5万円盗まれるなら余裕でペイ?w
その考え方は、非常に危ういですね。
強盗は金さえ渡せば命は取らないとか・・・意味不明です。
捕まれば罰せられる立場が現在進行形の人間が、何かの切っ掛けで
人を傷つけることが無いとでも思っているのでしょうか。
強盗をするまでに追い込まれた精神状態もさることながら、強盗をしている
その最中は最も追い詰められた状態だと考えられませんか?
また、どこで線を引くつもりでしょう。
怪我、重傷、重体、後遺症・・・・
いっそ死んだ方が安上がりかもしれません。
人が死んでも殺したのは犯人だから出費はいらず、保険でまかなえる
かもしれません。
もちろん、強盗を生む様な社会的背景は改善されるべきですが、
ゼンショーの様に強盗を誘発する様な店舗の増加も改善されるべき
だと思います。
強盗に入る奴が悪い、それは認めます。
あなたは日本中の家屋や店舗は無施錠で良いと思われますか?
強盗された奴は運が悪く、強盗した奴が悪いと言う事ですかね。
それに、強盗事件を捜査する警察の人件費など、あらゆる費用は無料では
ありません。
ゼンショーのコストダウンの為に、警察官が頻発するすき家強盗を捜査
し続けることは当然なのだとお考えなのですね。
ゼンショーのシステムを改善することの方が社会的には合理的だと思いますし
社会的な不合理を放置することで儲ける会社が合理的だとは、私には思えません。
ピンバック: ふくおかのおっさん
深夜は1人(搬入がある明け方は2人?)ですが、以前では私が知っている範囲ではありますが、強盗マニュアルでは「お金を渡せ」となってたそうです。働く身からしても良い様に考えれば「人命尊重」にも取れる訳です。ただ社会風刺的には良くありません。でも厳密に言えば大概の企業(特にサービス業?)では「従業員とその一族の生活を背負っている」と言う観念で人を使っている会社は少ないと思いますがね。
ホールに置いてはあくまでも「ギャンブル」の顧客なんで負けた腹いせ行為も多々あります。特に深夜の女性店員に対してや金銭扱いは業界を挙げて取り上げるべきですね。大手はしっかりやれてる様に見えますが犯罪や何等かの被害も無くは無いんで…
ピンバック: こぶらかい
すき家はもう、警察から「防犯対策を改善しない状況をこれ以上続けるなら深夜(22時~翌10時)の営業はまかりならん、聞けないなら営業停止だ」って指導されるか、近隣住民から「治安悪化の原因であるすき家は即刻撤退せよ!」なんて住民運動が起きるかしないと改善しないんでしょうな
なんだか、世の中全体が、かつての利益のためなら公害垂れ流しも厭わない様な時代に逆戻りしつつある気がします。
唯一違うのが、今は企業が従業員に利益を還元しないことぐらい。
「脅して取る」ならまだいいけど、そのうちノックアウト強盗のような「殺して奪う」ようなのが出てくる気がします@すき家強盗
客に死人が出たときにどんな対応をするかが見てみたい気がします まあ、すき家のような安全を二の次にするような企業の店舗には行く気しません あそこはそのうち食中毒上等の体制を作りそうな気がします
ピンバック: そのへんの客
>あなたは日本中の家屋や店舗は無施錠で良いと思われますか?
>強盗された奴は運が悪く、強盗した奴が悪いと言う事ですかね。
安全確保、どこで線引きするのですかね?
いっそ銃携帯も許可しますか?w
強盗は起きる。貧富の格差や借金漬けが常態化する社会ならいくら取り締まりが厳しかろうが、二人体制だろうが起きる。
ピンバック: ぱちんこふぁん
以前、コンビニ強盗が多発したときには、コンビニ各社に対して、深夜勤務は原則2人以上という行政指導がなされました。
実際にそれが守られたか……というと、あまり徹底されていません……よね?
コンビニの場合は、フランチャイズ制度のため、各店舗のオーナーによって対応がかなり異なります。本部の指導力も影響しているのでしょうが、田舎のコンビニなんて、いまだに夜中は一人でやっていたりします。
ちなみに、うちの近所のコンビニは、人を増やしましたが、そのぶん時給が下がったそうです。近所の店に夜中に行くと、ええ体格した兄ちゃん二人が品出しや掃除をしています。その姿を見れば、防犯に有効なのは一目両全です。少なくとも私が強盗なら、この店には入りませんな(笑)。
さて、翻ってパチンコです。
パチンコも夜11時まで営業しています。
都会では実感がないでしょうが、田舎では夜11時はド深夜です。
店を出ると、本当に真っ暗なんですよ……。
特に防犯で気をつけてほしいのが、「景品交換所周辺」と駐車場です。
景品交換所というのは、どうしてこうも目立たない場所にあるのでしょう。強盗のみなさんに狙ってくれといわんばかりです。
景品交換所から、駐車場の自分の車までたどりついて、駐車場を出るまで、息が抜けません。
安全のためにも、夜間はお店の周り、とくに景品交換所や駐車場を小まめに巡回してほしいと思います。できれば、屈強な店員に……。
ピンバック: 日本の農民
早くお金を全て電子化すれば良いと思います。
現金強盗はなくなります。
犯罪が減れば警察官の人員も減らせるので効率的だと思います。
ピンバック: 都内ファン
>強盗は起きる。貧富の格差や借金漬けが常態化する社会ならいくら取り締まりが厳しかろうが、二人体制だろうが起きる。
今後、日本が「殺人事件が(多すぎて)新聞の片隅にすら載らない」ほどの犯罪社会になるのはほぼ確実なわけで、その時に各社どのような対応を取るのか、かなり気になります
ピンバック: そのへんの客
ぱちんこふぁんさんは、民間会社の不始末は国や社会が負うと言うべきだと言っているのですね。
銃だ何だと、茶化してお出でのようなのでこれ以上は書きません。
まあ、わかっててからかってるのでしょうが、主題にそって議論が盛り上がるなら興味もあるのですが
そういう逃げに興味はありません。
ピンバック: ふくおかのおっさん
すき家ばかりクローズアップアップされていますが、なか卯や松屋でも時間帯によって店員1人体制の店舗ありますけどね。要するに牛丼安く提供するには、人件費削るしかないということでしょう。でもその1人の店員が急に体調悪くなって倒れたりしたら上の人間はどう責任とるのか気になります。
ピンバック: サンダードラゴン
なか卯はゼンショーの子会社で、すき家と同じ系列。
松屋は券売機を置いているから、強盗事犯が少ないと見られている。吉野家も、券売機を導入した新型店舗を今後増やす計画。
ピンバック: 養分
わざわざ、こんなことを言わないといけないとは・・・
日本社会が向かうべき方向とは、
深夜一人でも商いが行える社会を目指すのか
そうではない社会を目指すのか
今回のような記事が出た時、人々はゼンショーけしからん!という意見になるだろう。
このブログでもそういう方向で書かれている。
自分はそれで終わっていいのかと思う。
深夜でも恐れずに歩ける、自販機が普通における、深夜一人でも商いが行える、そういう安全な社会が日本の良さだったはずではないのか?
例えば、すきやが襲いずらくなったら今度はお年寄りにターゲットが代わるだけだと思う
銃社会に向かうとかと、ちゃかしているわけではない
日本社会が向かうベクトルはどちらかを問うているだけの話
自分は、すきやで一人でも運営できる社会がいいと思う
ピンバック: ぱちんこふぁん
会社そのものが腐ってるんですよ
強盗に襲われるのが宣伝になるぐらいにしか思ってないん違いますかね
パチンコ店でも節電や休業守らない店もあるがすき家のは異常な貪欲さです
まあしかし深夜就業の時給の高さには僅かながら危険手当もあるんですよ
どんな仕事にも危険性はあるんだが深夜労働は可能性がやや高くなる
深夜労働の賃金を改定すればいやでも複数スタッフを置く事になり安全性が高まります
カメラなんかあっても無駄です
警察は殺人でもおきないと本気にはならないしね
警察署の真ん前のすき家とか飲食店は強盗に入られてません
そんなもんですよ
ピンバック: ドンタク
茶化すわけでもなんでもないですが、理想は理想
現実は現実できちんと分けて考えるべきだと思います
9条があるから外国の軍隊が攻めてくることはない!
ってな話と似た話かと
理想の社会を作る努力をしつつ、現時点での現実に対応していくのがベストかなって
ピンバック: 三角形