ところが、9月27日から10月6日まで開催された世界陸上ドーハで、暑さ対策で夜中に行われたマラソンと競歩で途中棄権する選手があまりにも多かったために、IOCは急きょ、マラソンと競歩は札幌開催を提案してきた。
開催地の小池知事には根回しもなく寝耳に水。いきなり決定したことを受け入れろ状態。まさに第二のドーハの悲劇が日本を見舞おうとしている。このまま東京開催に拘るのなら夜中のスタートにするしか選択肢は残っていない。
マラソンは唯一、観戦チケットがなくても沿道から応援できる種目だった。沿道のビルの2階を貸し切り、接待用に使おうとしていた会社は、接待客のホテルまで手配していたのに水の泡だ。
開催地決定から2年間はエンブレムの盗作疑惑問題に端を発し、新国立競技場建設は建設予算問題で白紙撤回になった。開催まで1年を切ったところで今度はマラソン、競歩の開催地が札幌へ変更…今後もまだ一波乱、二波乱が見舞わないことを祈るしかない。
マラソンコースの変更の一方で、都内のホール関係者からは外国人の子供のトイレ使用について、「都遊協が警視庁と話し合ってはっきりした方針を打ち出して欲しい」と訴える。
都遊協は外国人観光客にトイレやwi-fiが無料で使えることをアピールするために、独自にステッカーを作成している。

「英語や中国語などでホールには18歳未満は入れないとか、近くのトイレの案内図とかを作る必要もあるが、子供は法律の前に漏れてしまう。外国人は思春期を迎えると童顔の日本人と違って大人びて見えるので18歳未満の見分けも付きにくい。オリンピック期間中だけは外国人の未成年者トイレ利用に入っても、おもてなしの精神として警察は特例措置を取って欲しい」(同)
外国人観光客に対してホールにできるおもてなしは、やはり清潔できれいなトイレを提供することだろう。
さらにこんな問題も提起する。
「世界にパチンコをアピールできる絶好のチャンスなのに、拍子抜けするぐらい世界にパチンコを発信する動きがない。撤去機問題で忙しいのか都遊協の会議でも議題にのぼったこともない」
一足早くラグビーのワールドカップが開催されて、日本は史上初のベスト8入りを果たし日本中が盛り上がっている。東京スタジアムのある周辺のホール関係者は「飲食店では外国人のお客さんが増えていますが、ホールの中に入ってくることはありませんね」と話す。
世界にパチンコを発信していない結果とも言えよう。オリンピック開催までにまだ時間はある。各国のユーチューバーを使って「クールなパチンコ」を発信するコンペでもやってみますか?

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