パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

1円戦争とコーヒーレディー


ホールでトップセールスだったコーヒーレディーが野球場のビールの売り子に転職した。ホールを辞めた理由はタバコだった。服にタバコの臭いが染みつくのが嫌だった。友達が球場でビール売りをしていたこともあり、コーヒーからビールに代わった。

コーヒーのトップセールスの腕は、ビール売りでもすぐに通用した。声を掛けるテクニックや常連の顔を覚える能力が場所は違えども発揮できた。

ビール売りは売ったら売っただけ歩合が付くので、時給換算だと4000円にもなった。対戦カードによっても売り上げが変わるが、最高時給は6500円にもなった。

ただし、かなり体力がいる。満タンだと15キロのタンクを背負って球場の階段を上ったり、降りたりの連続だ。

ナイターだと夕方4時に球場入りして、試合前から売り始める。売れ始めるのは6時の試合開始から30分が経過したあたりから。その後の2時間が勝負となる。試合が白熱するとビールの売り上げも上がる。

狙い目はサラリーマンの団体客だ。例えば、10人で来ていたらそのグループだけで10杯は売れる。金曜日、土曜日はサラリーマングループが多いので売り上げが上がる曜日でもある。

ビール売りからタレントに転身したおのののかがいるように、今やかわいくてスタイルがよくなければ採用されない業種になっている。やはりかわいい子の方が、売り上げが上がるからだろう。売り上げが上がらないと配置転換があり、売店に異動がある、という。

能力次第で稼げるビールの売り子も年中働けない。プロ野球のシーズンオフには仕事はない。で、コーヒーレディーからビール売りになった子は、来年4月からの全面禁煙に伴い、ホールに戻って来る、という。

一つの朗報だが、ホール向けのコーヒー販売会社は4パチ稼働の低下で、軒並み売り上げを落として、撤退する会社も少なくない。

「MAX機が全盛のころは笑いが止まらないぐらいコーヒーが売れました。1パチが主流になってからは全然売れません。1パチのお客さんから玉300個キツイ。撤退を申し出るとホールの方で補填するから残ってくれ、と言われるケースもあります。100円の紙コップ自販機を導入したらコーヒーレディーの売り上げが半減して撤退したケースもあります」(コーヒー販売関係者)

コーヒーレディーが売り上げを上げるのは4円だけで、あるいは4円の比率が高いホールだ。コーヒーレディーはホールのスタッフよりもお客さんと会話することが多いが、異口同音に「ここはよく回る」と言う。

「オーナーさん自身が4円はもうダメだと諦めていて、1円で客を飛ばすと雷を落とす。1円は4円のオマケだったのに、なんか本末転倒ですね。経営感覚が鈍っていますね」(同)

1円戦争で撤退を余儀なくされるコーヒー販売会社の次の一手は、4円で稼働を上げているホールの既存業者の切り崩しだ。

「ウチにはこれぐらいかわいい子がいます」と写真を見せながら「かわいい子がいると若いお客さんが来ますよ」と畳みかける。

稼働のいいホールならまだおいしい商売なのだろう。




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嗚呼消費税10%時代


明後日から消費税増税が始まる。軽減税率問題で飲食業界では持ち帰りなら8%、店内飲食なら10%と分けなければならないが、そのしわ寄せは納入業者に押し付けられる。

牛丼業界ではすき家が持ち帰りも店内も8%に統一した。店内飲食の本体価格を下げることでそれが実現した。これに対して明確に消費税を分けた吉野家は「価格を2つにすることは、同じ商品で価格が異なるのは一物二価になる」とすき家の手法を批判する。

しかし、そんな方針を打ち出せるのは納入業者に2%を被らせようとするからできることだが、ある種の下請け泣かせだ。

「食品は店内も持ち帰りも全部8%でやってもらいたい。そんな区別をするからわれわれ納入業者にしわ寄せがくる」(食肉卸関係者)

パチンコ業界の消費税対策と言えばスロットの方で進んでいて、1000円47枚で対応しているホールも少なくない。10%になれば1枚22円で46枚に変更することになる。

一方、パチンコの方は1玉が4.4円となり1000円で228個などがある。ただ、パチンコの場合は1000円スタートで何回回るかを計算するユーザーが多いので、外税で貸し玉を減らすと客離れにつながる、と懸念する声もある。それでも玉単価をアップする方が多い。

「消費税対策で等価交換はもう無理です。玉を出せない等価は脱却することですが、11割分岐ではジャンジャンバリバリ玉を出すことはできません。お客さんの喜びは玉箱を積み上げること。6時開店の時間打ちしていた時代は、店内は満員でジャンジャン玉を出すことが私の喜びだった」と話すのは現役を退き経営は息子に任せたホールオーナー。

交換率の変更は少数派で、そのままの交換率を踏襲する。

消費税対策のためにも40玉交換なら余裕だが、スロットは8枚交換となり、勝てなくなる。消費税対策でも立ちはだかるのが一物一価の壁だ。1分間の消費金額がおおむね400円と言うこと以外は、そもそもパチンコとスロットは別物の機械なのだから一物一価にすることに無理がある。

風営法議連に動いてもらって、一物二価を認めてもらうことが業界活性化のためにもなる。

消費税問題はこれぐらいにして、オーナーが業界復活のために必要なのは短時間勝負のできる機械。

その声に答える形で一発機系大量出玉タイプは複数のメーカーからリリースされている。

「ハネモノで1000円入れて、30分で5000円ぐらい出る機械が欲しいい。役モノでもチェーリップ台は夢がないのでダメ」

三共から6段階設定付きのハネモノもリリースされている。

昔は昼休みに白衣を着た職人がパチンコを打つ姿があった。その当時のことを思っての提案なんだろうが、そういう客層が業界から去って久しいので、スリープユーザーへ伝えることが必要になる。

消費税10%時代を迎え新規開拓のハードルはまた一歩上がるのか?



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パチンコ店の価値と社会的意義を再発見!


パチンコ日報とシナジーアーク共催によるホール社員の集いの第2弾「残念な離職0を目指す取り組み」より再録。

第2講座
パチンコ店の価値と社会的意義を再発見!
アサヒディード河野真一郎営業部長

第一部でのアイスブレイクゲームで緊張感が取れ、チームが一つになり始めたところで、第2部に移った。テーマは「パチンコ店の価値と社会的意義を再発見!」。これを基に以下の流れで進行した。

アサヒディード河野営業部長


①パチンコ店の価値、社会的意義の書き出し(10分)

②グループで共有・整理(30分)

③全体で共有(20分)

まず、各自がポストイットに1枚1項目でパチンコ店の価値や意義を書き出していく。各自が書き出したものを整理しながらグループの意見をまとめ、最後に発表していった。

ポストイットに思いつくことを書き出す


グループの意見を整理してまとめる作業


発表は発表したいグループから手を挙げていく。第一部のアイスブレイクによってチームワークが出来上がっているので、積極的に手を挙げる光景が印象的だった。

各チームでのパチンコ店の意義を発表


では、実際に発表された内容を紹介しよう。

●チームC
・お客様目線では非日常の提供、町のインフラ整備、地域社会のコミュニティ
・ホール目線では雇用の創出、納税、出会いの場
・空気入れ、傘の貸し出しなどホールへ行けばなにかしらしてくれる
・夜は町の灯となり、防犯、安心、安全に貢献

●チームA
・納税で地域が反映
・お客様視点では素敵な時間と空間の提供。行くことによって感情の変化を与えられる
・従業員視点では何もしないと怒られる経験は1人1人の成長につながる、仲間づくりの場

・地域社会視点では大切なインフラとして安心、安全、防犯につながっている
・地域貢献による従業員満足

●チームD
7つの功罪
・いつでも行ける大衆娯楽
・雇用の受け皿、氷河期にも新卒採用
・戦後のストレス解消
・金銭犯罪の動機にパチンコが使われる
・空気が悪い反面タバコが簡単に吸える
・トイレがキレイ
・クレーム対応による成長

●チームB
・すべてが必要不可欠
・ストレス発散
・1人でも遊べ、色々な年代の人が遊べる
・人と人の触れ合いに価値がある
・真ん中はすべてがグレーゾーン
・人がメインの業界で出会いの場でもある
・従業員目当てのお客様がいることが存在価値

●チームE
・生存確認ができる社交の場の提供
・時給が高い
・出会いの場、飲みニュケーションが多い
・タバコが吸える
・社会貢献の項目が多数
・商店街にパチンコ店ができると商店街に人が増える

各チームの発表を終えて河野部長はこう話す。

「社会的価値があるにも関わらず、残念な離職をどう変えるかが一番の肝。どうすればパチンコ業界のイメージが変わるか」として、次の4点を挙げた。

①社会的価値のあるホール企業が多くなること
②業界全体で社会に対して広報活動を行う
③パチンコの合法化
④働く人たちが業界、会社を正しく知る

「若い優秀な社員が辞めて行くのを引き止められない。お客さんとの人的なトラブルやちょっとした嫌なことが膨らみ、嫌なところしか見えなくなる。パチンコ全体をネガティブに受け止めてしまう。まず、正しく現状を確認、把握するだけでも止まる人もいる。次の世代にバトンタッチするためにも業界全体を正しく知ってもらうことが必要」と訴えた。




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遊技機のパフォーマンスを最大化するための仕組みとは


遊技機運用活用セミナーより

遊技機のパフォーマンスを最大化するための仕組みとは

㈱CFY 代表取締役 梶川弘徳

以下本文

2018年アメリカ・シアトルにAmazon Goの1号店がオープンした。完全セルフレジの店でここにはトラッキング(追跡)技術が盛り込まれている。

入口でアプリをダウンロードしたスマホをかざして入店する。商品をバッグに入れたままレジを通さずに店を出ることができる。何を買ったかを天井にある無数のカメラが認識して、自動的にクレジット決済する。

トラッキング技術は何を買ったかが分かるだけでなく、何を買わなかったか、という情報も分かる。カゴに一旦入れたが、それを戻して別のものを買ったデータまで収集している。

買わなかった商品のビッグデータによって棚の陳列を替える。

お客にとっては、買い物体験の向上が一番のメリットとなる。 レジ待ちもなく、キャッシュレス。そして店員の対応も良いので、品揃えの問題や大きな価格差がなければ、間違いなくAmazon Goに通うようになる。

なぜアマゾンはこのモデルを試しているのか?

ビジネスに勝つには相手の土俵ではなく、自分の土俵で勝負するつまり自分に有利なルールで戦うほうが当然強い。アマゾンがこのAmazon Goのモデルで、オフラインでの小売ビジネスでのルールを変え、ゲームチャンジャ―になることを目指している、と言われている。

Amazon Goのトラッキングをパチンコ店の集客に役立てないかと考えて、千葉にある500台の郊外店でスタッフを立たせて調査した。

パチンコ業界の商品は遊技機だが、どのように選んで、情報をどの程度持っているかを聞き取り調査した。

まず、一目散に台に座った人が41%に対して、決まっていなかった人は59%だった。

さらに遊技台を決めていなかった人に、その遊技台を決めた理由を質問したところ、
・その台で遊技したことがあるが47%
・遊技台を見たことがあるが23%

さらにスペックを理解しているかどうかでは、91%がスペックを理解していなかった。打つ台が決まっていた人でも83%がスペックを理解していなかった。

そこでスペックポップと大当たりフローが台選びに役立つか質問したところ、69%が役立つと答えた。

調査の結果から、店に来る人の半分は打つ台を決めておらず、80%がスペックを理解していなかった。

家電量販店へ行くときは買うものも決め、商品の情報も調べていくが、パチンコは変わった消費行動であることが分かる。

80%の人がスペックを理解していない中で集客を上げるためには、提供者がスペックを理解して、スペックポップや大当たりフローで、アルバイトスタッフでもスペックを説明できることが重要である。



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東京に比べて地方は全然回らない


写真は東京・吉祥寺サンロード商店街で、ここでの出来事。



中高年の女性2人が何かを道行く人に尋ねているところに出くわした業界人がいた。

パチンコをしていそうな人に見えたのか、こう聞いてきた。

「景品交換所を教えてくれませんか?」

持っていたのはTUCの特殊景品で大賞品(5500円)1個、小賞品(1000円)が1個の計6500円分だった。

二人は岩手県から夏休みで東京へ遊びに来た親子だった。

母親は60代、娘は30代。

昨日は東京ディズニーランド、明日はサンリオピューロランドへ遊びに行く予定で、今日は府中と吉祥寺でパチンコを打っていたとのこと。

府中のホールで勝った。その時、「東京はどこでも景品交換ができる」と聞いた。特殊景品を持ったまま、吉祥寺のホールで打ったが今度は負けた…などと言うことが立ち話の中から分かってきた。

「なぜ、府中へ行ったんですか?」

「競馬が好きなんで競馬場が見たくて。東京って回り方が全然違いますね。1000円でこんなに遊べるとは思いませんでした。岩手の田舎ではこんなに回りません。1パチで岩手なら1000円で10回回ればいいとこですが、東京なら15回は回ります。岩手に15回も回るようなところはありません。東京はいいですね」

そんな話を聞いているうちに、「ボクが買い取ってあげます」と申し出た。交換所を教えるよりも手っ取り早いので6500円を渡した。

人口が集中する東京と過疎県のパチンコ営業の一端を垣間見た思いがする。パチンコ人口が少ない中で利益を出すには、回転数を落とすしかない。そんな営業を続ければ当然客足は遠のく。そうなればますます回転数は落ちる。負のスパイラルに陥るだけだ。

ハンドルネーム「窓口の姐」さんは、東北は秋田県のホールの景品交換所に勤務。2014年4月から日報にコメントをいただいている。景品交換所勤務は8年目でそれ以前はホールのカウンター係をしていた。業界事情には詳しい。彼女のコメントから地方ホールのもがきが見えてくる。

秋田のホールでは2017年ごろからクリスマスから始まり正月4日間まで夜12時までの1時間延長営業を始めた。そして盆も1時間延長営業が行われる。

「12時まで残って打ってるのは常連さんが数人だし、経費の無駄だから全県やめた方が良いかと。電気と人件費の無駄だから、やめるべきだ」とコメントしている。

営業時間を延ばせば売り上げが上がるという考えだ。大手が先行したのを皮切りに県下に波及したようだが、費用対効果は出ていないようだ。



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