パチンコ日報

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依存症対策がバイクの3ない運動のようにならないように


「世の中に必要とされている限り、パチンコ業界がなくなることはないが、店舗数、オーナー数がまだまだ多すぎる。需給バランスから考えるともっとホールは減るべきだ」と話すのは2代目オーナー。
 
現在の遊技人口が1000万人に対して遊技機設置台数は約460万台。店舗数は減りながらも店舗の大型化で微減しているのが実情だ。この設置台数はまだ遊技人口が2000万人もいた時代のレベルだ。強豪店を除いて全国各地の4パチコーナーがガラ~ンとしているのは、そんな理由だ。まだまだ需要に対して供給過多で設置台数が多い、ということでもある。

パチンコ、パチスロ共に本来の遊技に戻すために射幸性が削がれ、さらには依存症対策が徹底されたならば適正軒数になるまでそう時間もかからないかも知れない。20XX年、IRカジノが日本で解禁され依存症対策が強化されたことによりホール軒数が6000軒まで淘汰された、とパチンコ業界の歴史に書き記される可能性もある。

警察庁から求められている依存症対策とは言い換えれば、パチンコ業界が積極的に新規客を増やすことすらできなくなることを意味する。クサイ臭いは元から断たなきゃダメ。依存症を増やさないためには、元から断つためにも新規客を増やさないこと。

これは1980年代暴走族問題などで全国の高校が「バイクの免許を取らせない」、「バイクに乗らせない」、「バイクを買わせない」の3ない運動にも似ている。3ない運動を30年以上に亘って続けて行った結果、ピーク時の1980年は年間の新車販売台数が230万台の市場だったものが、2015年には37万台市場にまで落ち込んでいる。

16歳で免許証が取れるにも関わらず、学校が校則などで禁止した結果である。3ない運動が招いた負の遺産である。高校を卒業した頃には車の免許を取ってしまうので、バイクに乗る機会が失われて行く。

今、趣味でバイクに乗っているのは中年のリターンライダーが大半だ。いかに入門者=新規客を育成するかがその産業を発展させるかどうかのカギになっていることが分かる。

依存症対策を徹底するということは、そういうことを意味するのである。

バイクの3ない運動ではないが、今、パチンコ業界へ入って来る新卒者はパチンコをやったことがない人が増えている。

なぜ、パチンコをやらないか、という理由を聞いても明確ではない。パチンコを一度でも経験していればおカネがかかるとか、騒音がウルサイ、タバコ臭い、という理由が挙がるが、パチンコをしたことがないので、そんな理由すら上がらない。

つまり、自信の生活圏でパチンコは興味の対象外なので、パチンコそのものが存在しない、ということでもある。つまり無視されている存在である。

前出の2代目オーナーは世間から必要とされている限りパチンコはなくならない、というが人間はパチンコがなくても生きていける。パチンコが必要とされているのは換金できるから、というのは誰もが認めるところ。

パチンコを通じて人生が豊かで、幸せになれれば、存在価値はグッと増す。黙っていても遊技客は増える。さあ、それをどうやって仕組みづくりをするかだ。


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