「メーカーの営業マンから聞いたんですが、森友学園をホール企業が買ったらしいですね。何でも研修施設として使うようです」
この話題を振られてどう返答すべきか。それを真に受けているようであれば、4月1日の日報を読んでいないことになる。
相手は冗談を言っている様子はない。つまり、噂話だが完全に信じているようだ。
ことしのエイプリルフールネタは、そんなに騙されないだろうと思っていたが、意外と引っかかっている。ある業者は日報の本文では「守友」とわざと間違えていたものを、コピペして守友を森友に書き直して、業者仲間に回していたケースもあった。
分かっている人は「それ日報の4月1日ネタ」で終わるが、知らない人は拡散する。

確かに、4月26日付の産経新聞朝刊には、森友学園の小学校の校舎に複数の学校法人や社会福祉法人が購入の意向を持っていることが明らかになったことを伝えている。完成間近の真新しい校舎を取り壊し、更地に戻すというのは、日本人からすれば何とももったいない。壊すぐらいなら校舎と土地をセットで買いたい、という法人があっても何ら不思議ではない。
ま、4月1日の日報はエイプリルフールネタを提供しているとはいえ、こうして現実に起り得ることを想定しながら書いているので騙されてしまうのだが、あまりにもネットの情報を過信してしまう、という悪い例でもある。
本題はここからだ。
昔のメーカーの営業マンは独自の情報を持っていたから、ホールから重宝された、という話しだ。
インターネットもなかった時代、メーカーの営業マンは「どこそこのホールはこういう方法で稼働を上げている」とか、「こういうことをして行政処分を喰らった」などの生の情報を持ってきた。
当時はメーカーの営業マンが釘を叩いていたので、他ホールの営業面のことも熟知していた。メーカーの営業マンが機械の使い方を細かく指導してコンサルタント的な役割まで果たしていた。
「ホールさんに買ってもらうためには、何でもやれ」と部下に指導していたメーカーの営業所長もいた。そこの営業マンはホールの掃除までやっていた。
今はこの営業所長も業界から引退しているが、「今の営業マンは売ることばかり専念して、ネットの情報を裏取もしないで、客に流すとは何事だ!」と憤る。
担当したホールを朝、昼、晩と通うぐらいのことをすれば、そこにホールが抱える問題が落ちていることが分かる。足で稼いだ情報を伝えることが重宝される営業マンの第一歩でもある。
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