基本的にジャグラーは年間7、8万台前後の販売台数に抑えている。しかも、ジャグラーのメインであるBIGの獲得枚数が325枚のアイム系は数年に1回しかリリースしない。
ジャグラーは導入してから認定も含めると、ほぼ丸6年使えるので、ホール側はジャグラーの粗利を多く取ることなく大切に使おうと心がける。
ホール側がジャグラーを大切に使うので、ジャグラーのお客様は年々増え、ジャグラーという機械のブランド力が強いものになっていく。
ジャグラーに関してはホール側とお客様、メーカー側は良い関係が出来あがっている。パイオニアのハナハナシリーズもジャグラーの販売方法に近く、ハナハナシリーズも支持されている。
ジャグラーの販売方法に対して、よく比較されるパチンコの海物語の販売方法は対極的だ。
海物語は売れるだけ売る。台数もさることながら、販売スパンも年々短くなり、年間に海のタイトル名だけでも、覚えるのが困難なぐらいだ。
次から次へと新しい海物語がリリースされるので、設置期間が短くなり、機械代なども考えると、大切に使おうにも使えない。
海物語のハイペースな入れ替えは年配のお客様もついていけないでいるように見える。せっかく慣れた海物語が早々に次の海物語に入れ替わってしまう。このタイミングでパチンコから離れたお客様がたくさんいると思う。
だから、海物語のシェアは年々落ちている。数年に1回のペースの時はホール側が海物語を大切に使い、今のジャグラーのように良い関係を保っていて、海物語にお客様もたくさん付いていた。
海物語が良かった時はパチンコ自体も全般的に良かった時代でもあった。
このハイペースな販売方法は海物語だけではない。ヱヴァンゲリヲンシリーズはパチンコ、パチスロともに販売スパンが短く、ヱヴァンゲリヲンシリーズがリリースされても、新鮮さが薄れ、あまり集客しなくなっていった。
逆にパチスロの北斗の拳は販売スパンを短くしない。
パチスロ北斗の拳をホール側は長くメイン機として大切に使うので、今でもパチスロ北斗の拳はとても良いコンテンツとして保っている。
今年の大ヒット機種である2月末にリリースされたアナザーゴッドハーデスですが、まだリリース間もないにも関わらず、年末には次のゴッドがリリースされるのではないかと言われている。
大ヒット機種であるアナザーゴッドハーデスをメイン機として大切に使おうにも、数ヶ月後には新しいゴッドのリリースの噂があるので、大切に使うホールが少なくなり、アナザーゴッドハーデス自体の稼働も急激な落ち込みになっている。
いくらなんでも、1年も経たないでのゴッドシリーズのリリースは噂だけであってほしいものである。コンテンツを育てるためには、ホールに大切に使ってもらわなければならないが、メーカー側が販売スパンを短くすれば、大切に使うことが難しい。
ジャグラーを育てた北電子の販売方法を他のメーカーも取り入れてほしいと思っています。

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