パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

パチンコ雑感その2 ファン感謝デーの統一テーマ曲を考える

恒例のパチンコファン感謝デー。

私が現役時代からありましたね~。
当時の一等賞は、24インチブラウン管テレビにマウンテンバイク。
いつの時代もテレビは人気?ですね。

さて、今年は新型コロナが発生して、各地域や全国一斉のファン感謝デーを経験しました。

抽選くじを引くときに、各店舗でのオリジナリティが発揮されたりしてました。

毎回登場していたキャンギャルを手配しなくなったホール、毎回2人のキャンギャルだったのが1人にしたり、経費削減を目指すホールもありました。

写真の抽選箱。



この抽選箱を使うホールが多い中で、オリジナリティを発揮したホールも多かったですね。

ケース1

抽選箱に手を入れて、お客様がくじを引くのですが、箱に手を入れる前に、キャンギャルがお客様の手に消毒液を拭きかける。これは、感染拡大防止の為に有効ですね。

ただ一つ、注意点があります。アルコールに弱い肌のお客様がいたら、どうしますか? トラブルになるケースもありますから、アルコール消毒液と非アルコール消毒液の両方を用意するようにしましょう。

ケース2

抽選箱を使用せず、抽選くじを縦に並べて、お客様が一枚一枚、くじを抜く方法を採用しているホールがありました。
これは中々善い。

もっと進んだホールは、
一枚一枚の間に、仕切りを入れて、くじが密接しないように工夫をしてましたね。これは、凄く善い!

ホールの方針を変えたケースもあります。

コロナ禍の前は、お客様が引いたくじをスタッフが開封しておりましたが、それを一切止めてお客様自身が開封しておりました。

店長に聞くと感染拡大防止の為だそうです。

私は前々からお客様に開封してもらう方法が好きでした。

もっと善いのは、スクラッチ式が良いな!と思っております。

さて、本題ですが、ファン感謝デーのテーマ曲を統一したらどうでしょうか。

各ホール、いろいろな曲を流していますが、統一テーマ曲を採用することで、メリットも生まれると思います。

お客様にファン感謝デーをアピールする方法にもなります。
その統一テーマ曲を、期間中の開店音楽にしたり、抽選時間中に流したり。

出来たらお客様の気持ちが高揚する曲が良いですよね。

ファン感謝デー執行部が、曲の版権元と契約して実行してもらいたいと思います。

私のオススメは、【お祭りマンボ】です。

有名なのは美空ひばりのお祭りマンボ。
他には、朝ドラのエールに佐藤久志役で出演していて、ミュージカル界では超有名な山崎育三郎がカバーしてましたね。

両者のお祭りマンボを聴いてみてください。









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パチンコ雑感その1 金富士を歌う演歌ユニットで紅白を目指す

筆者は海物語が好きでよく国分寺モナコさんで遊技をしています。

こちらのホールで金富士を打っていた時のことでした。
隣席の高齢者が「金富士の曲は全て大好きだよ。演歌歌手が歌えば紅白だって夢じゃないのに」と話しかけてきました。

さらに話を聞くと、この人以外の高齢者の海物語ファンの中にも、ワリンのソロや、マリン,ワリン,ウリンの三人組の歌が好きな方もいるとか。



「良い曲だよな~」としみじみ話していました。

そこで、こんな企画を思いつきました!
三洋物産さん、是非やってみませんか?

以下、勝手に書いてみました。

『三洋三姉妹発掘オーディション開催』

遊技機「海物語シリーズ」を発売する三洋物産は、この度「三洋物産エンターテインメント」を設立。

所属タレント第1号を公募いたします。

公募人数は3人。

海物語のキャラクターである、マリン、ワリン、ウリンの三人に代わり、海物語金富士の楽曲を歌い紅白を目指しませんか?

芸名は、【三洋マリン】【三洋ワリン】【三洋ウリン】に決まっております。

この3人ユニットで、演歌界になぐりこみましょう!

応募資格は、海物語シリーズが好きな歌自慢なら誰でもOKです。

年齢は問いません。
海物語と演歌が好きな人なら全員応募資格があります。

プロアマ問わず。

最終目標は、レコード大賞と紅白出場です。

選ばれた3人は、
三洋ミュージックからメジャーデビューが保証され、さらにはパチンコ遊技費用として、1人100万円を差し上げます。

デビューのあかつきには、全国のホールを回りながら日本一周キャンペーンを実施。

以上のような企画はいかがですか?(笑)。

パチンコ業界のキャラクターから、初のレコード大賞を受賞、初の大晦日は紅白出場。

三洋物産さん、是非ともこの企画を実現させて下さいませ。



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殿様商売に加え経営改革が遅れて倒産した「美濃屋吉兵衛商店」とダブルパチンコ業界

天正年間創業で450年以上の歴史がある小田原のかまぼこメーカー「美濃屋吉兵衛商店」が、昨年6月倒産した。「小田原みのや吉兵衛」のブランドは、かまぼこ、イカの塩辛が皇室献上品に選ばれ、かまぼこ業界でも一定の知名度があった。

コロナ発生前だが、そこには、それなりの理由がある。

1992年3月期には年間売り上げは約20億円を計上していた。法人所得も4億円。

しかし20世紀末、売り上げが伸び悩む。2014年3月期は年売上高約11億円へ減少した。かつての老舗は「看板」や「のれん」だけで通用した時代もあったが、長年の“殿様商売”が影響しただけではなく、経営改革が出来ずに倒産した。

銀行マンはこのケースのような老舗企業が、あぐらをかいていて倒産した例を嫌と言うくらい見てきた…。

中学時代から頭がよく、数学の偏差値が70を下回ることもないくらいの秀才は、高校から大学まで慶応で学んだ。

彼の父親は印刷業を営み、競馬やパチンコが大好きだった。その影響で小さいときからパチンコに接していて、今でもパチンコファンだ。

そんな秀才は慶応大学を卒業すると都銀へ就職した。融資担当、支店長を務め本店へ。

銀行マンの出世レースでは勝組の彼が、大好きなパチンコ業界が復活するために物申す。

1.パチンコ業界は、業界の先輩達が築いた土台があったから今があることを忘れている。
3000万人もの遊技人口があったから今があるんだ! その土台の上で、あぐらをかいているのが、今のパチンコ業界だよ。まさに、今のパチンコ業界は「小田原みのや吉兵衛」と重なる。

2.過去の土台にあぐらをかき、経営改革(パチンコで言うならば業界改革)をしないでいる。第一優先で売上と利益だけを追求して、お客様の幸せを考えてない。本来ならば、第一優先がお客様の幸せだよ。

3.ギャンブラーを育てることに血眼になったツケは、「小田原みのや吉兵衛」のような結末を迎えるぞ!

4.大学生でもパチンコが出来る遊技環境(費用)だったから、学生がパチンコに興じても世間は許せたんだよ。今の状況では、学生がパチンコなんかで遊べない。

5.パチンコ業界がこの先どんどん縮小するぞ!

6.今やることは、先を見た改革だ。「小田原みのや吉兵衛」みたいになる前に改革する。基本は「初期投資の抑制」と「お客様に出玉感を与えること」だ。

7.一日も早く等価交換から脱却することだな。

以上

いくつもの企業を再生させた彼の言葉は重いと思う。




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30年後のホール経営とは その7(最終回)

3代目はホール業を30年後も続けられるのか?

あるホールチェーンが危ないと噂が絶えない。
本業以外の関連会社数社が赤字や債務超過だ。
そう言えば、何年か前に会社更生法を適用されたホールチェーンは多角化経営していたんですよね。

それだけホールの多角化は難しいってことか。

焼き肉店の稼働状況は、ロースターや換気ダクトや換気扇をフル稼働している店舗では、コロナ発生前の8割くらいまでお客様が戻っているようです。

噂によると、ある団体(組織)では、ホール産業より焼き肉店業界へチカラの入れ具合をチェンジしているそうです。

まぁ、ホール企業のサイドビジネスで焼き肉店はけっこうありますよね。

他には、ホール以外に不動産業を営んでいたり。
あるホール企業は、本業は不動産業なんてケースもあります。

これからホール業主体で生き残れるのは、経営財務諸表基盤がしっかりしております会社、ある程度スケールメリットを生み出している会社、副業が赤字や続きではない会社、地域1番店をもつ会社。

それでも、遊技人口が減り続けているのに、パチンコ業界の方々は危機感は持っていても、具体的に動かない(動けない)。それが不思議でなりません。

ハッキリ書くと、現状維持に努めているだけ。

ある遊技機系の会社は、一時期遊技人口倍増計画を社長自らぶち上げましたが、ただそれだけで終わりました。

誰かがパチンコ合衆国を建国して、業界を引っ張ることをしてくれない限り、業界は縮小するだけです。

とある意外な会社が、遊技機業界へ参入を目指す動きがあります。成功するか分かりませんが、資金は潤沢です。

今の業界の状況は、こんなだから風穴をぶち開けるにはチャンスだと踏んでおります。
新たに会社を立ち上げるのか、それとも買収するのか?

パチンコ合衆国の救世主なんか出現しないかも知れません。

だから3代目は、これから苦悩するでしょう。

面会した担当者は、嵐が去る(コロナが去る)まで、よく考えて「景気が回復した時に動き出せるように準備が必要だ」とアドバイスをしました。

井の中の蛙と自覚する3代目は、一時期自社から飛び出して、異業種へ就職して社会勉強から始めようとしております。

ホール業の後継者には、井の中の蛙が多いですからね、自社を飛び出してみるのもよいでしょう。

あるホール企業は、警備会社を立ち上げて大成功をしております。大型ショッピングセンターや大型駐車場関係の仕事も受注に成功。きっかけは、自社の駐車場警備や整理をアウトソーシングからインソーシングに換え、警備のノウハウを蓄積していったから。

他には、福祉関係に舵を切るホール企業もありますね。

葬儀業界に目を向ける企業もあります。

この先、葬儀の在り方が変わって行きますから、参入するには新しい発想で参入するでしょう。

また、発想としておもしろいのは、永代供養付き墓ビル。空いた(閉店したホール)土地に、霊園ビルを建てるとか。

北関東のホールでは、空いた土地をボーリングして温泉を掘り当てたい発想もあります。
最初に1000円分の玉やコインを借りてくれた方には、その日の入浴料金は無料に(警察の許可が居るケースもあるかも)。

とにかく、多角化は短期間では無理ですから、長期的な展望が必要だと思います。

ホールに余裕のあるオーナーさんは、御子息に上記のような観点から修行へ出すのも選択肢かも知れませんね。

以上は、銀行系担当者からの話を中心に書きました。

このシリーズは、これで終わります。ご高覧ありがとうございました。





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30年後のホール経営とは その6

個別面談会でパチンコ業界が手本にする会社として意外な社名が出てきました。

それは「ジャパネットたかた」でした。

あまりにも意外な社名に正直ビックリしました。

同社のビジネスについて説明がありました。

先代の社長は有名ですが、現在は息子さんが社長になって過去最高益を更新中です。

時代に合わせた経営と積み重ねたユーザーからの信頼で顧客が増えているようです。

ジャパネットが紹介する商品ならば「信頼出来るから買う!」との信用を確立させました。だから、高齢者や地方ユーザーは他店へ浮気しません。

加えて高齢者は、ネットで検索することは少ない。

同社では、まだまだ紙カタログのウェイトは大きいそうです。高齢者はネットではなく紙カタログを見て注文を入れるわけです。

これから後期高齢者となる団塊の世代は同社を利用することがまだまだ増えるわけです。貯蓄の多い団塊の世代がジャパネットを支える。

ジャパネットの場合、メーカーとのタイアップで、「ジャパネットたかたモデル」もあり、価格もお得感が出るそうです。中にはジャパネットだけで30万個も売る商品があるのでうなずけます。

新社長になり、販売でチャレンジデーを始めました。その日は、一つの商品しか売らない。成功した企画です。

他には、新型コロナで中断していましたが、クルーズ船の旅を販売するために、旅行会社も始めました。クルーズ船の旅は、コロナ禍が落ち着いたらヒット商品になるでしょう。

担当者はこう指摘しました。

「パチンコ業界において、これから必要なのは、信頼です」
パチンコ業界人は業界にどっぷり浸かって思考が麻痺していますから、一般社会から業界がどう思われているか分からなくなっていませんか?

担当者の話は続きます。

「パチンコ客ばかりに目を向けていたツケがこれから始まります。庶民へ目を向けながら信頼を勝ち取る努力を怠ったツケです。最近は自然災害の時に駐車場を無料開放したりしていますが、これらを戦略的に業界全体で、どんどんやるべきです。昔から、地元への寄付行為が盛んな業界ですが、業界の信頼へつながっているでしょうか?」と反省を促した後、さらにこう話しました。 

「時代に即した戦略が必要です。簡単に申しますと自己満足な戦略や寄付行為が多い業界だと思います。業界の信頼について、パチンコ業界全体で考え直さないと、将来はありませんよ。業界の売上規模だけは大きいですが、遊技からギャンブルに変わり、依存症問題がクローズアップされ、過去には借金をして家庭崩壊した客、挙げ句の果てに自己破産。最悪は自殺。過去の業界のイメージは、一般国民からみたら、悪いイメージばかりです」

話は逸れますが、最近、こんな話を聞きました。

一部上場遊技機メーカーを退職された人の奥様の話です。

「夫の仕事について聞かれても、遊技機メーカーとは答えません。昔々、遊技機メーカーと答えてますと相手の皆さんは怪訝そうな顔をしました。そして、『○○さんのご主人はパチンコ関係らしいわよ』と陰口を言われました。だから、私の主人は、ある機械メーカーに勤務をしております、としか言いません」

この話を聞いたご主人は、退職して初めてこの話を打ち明けられ、相当ショックを受けたそうです。

トドメの言葉はご主人の心に突き刺さりました。

「パチンコは人を楽しくさせるかもしれないけど、人を不幸にする遊び。その遊技機をあなたは開発していた」

次回、最終回へとつづく