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異変が起こった忘年会シーズンとホール

ことしの忘年会シーズンには異変が起きている。コロナ禍では中断を余儀なくされていたが、昨年あたりから再開され、飲食店は忘年会シーズンに大いなる期待を寄せていた。ところがいざ蓋を開けてみると予約は揮わず、大規模な宴会は影を潜め、少人数による気の合う仲間内の飲み会にシフトしている。

今や会社の忘年会は「企画するだけでパワハラになる」、「大人数の忘年会は上司にも部下に気を使わなければいけない」などという傾向が進んでいる。

これによって店側も忘年会シーズンでの売り上げも減少している。飲食店の売り上げは酒がジャンジャン出ることが大きかった。従来は食事60%、酒40%の売上比率だったものが、最近は食事70%、酒30%に。売り上げが3割も下がった居酒屋もある。

コロナ禍を経て忘年会のスタイルと意識が変化している。

これはあるホールのクリスマス会でも同様の傾向が見られた。

このホールでは24日のイブは遅番を対象に、25日の当日は早番を対象にクリスマス会を開催していた。

店長、主任、副主任などの役職者は出席は必須で、一般社員やアルバイトは自由参加という形態をとっていた。コロナ禍では中断していたが、4年ぶりのクリスマス会となった。

クリスマス会の時間も残業手当は出していたのだが、24日の参加希望者は2名、25日は7名だった。以前の参加率よりもかなり少なくなっていた。

それなりに参加者減少原因も考えられた。

例年はビンゴ大会で10万円の予算が会社から出たが、今回はビンゴ大会そのものがなくなった。加えて飲み物はノンアルコールに切り替えた。

酒好きな人からすれば、ノンアルコールではつまらない。酒を飲まない人からすればビンゴ大会がなければ楽しさも半減する。

会社としては親睦目的もあるが、参加者が少ないと開催する意義もなくなってくる。

このクリスマス会から伝わってくるのは、従業員に帰属意識もないということだ。

深夜1時から社員・アルバイトら総勢400名以上が参加する社員の決起大会を取材したことがある。

閉店後となると深夜1時からになる。会場はシティーホテルの宴会場。早番も遅番も一堂に会するのだが、特に女性スタッフは着飾って生き生きとした表情で参加しているのが印象的だった。

このホール企業は業界の非常識の挑戦の連続だった。深夜1時の決起大会も一般常識では考えられない。

社員、店舗表彰では会場内が一体感に包まれていた。

価値で勝たなければ勝ち組にはなれない。価値とは個人ブランドで、この向上こそが勝ち組への道である。止まることなく、前進しなければならない。

このパワーが躍進の源だった…。


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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 今の会社で働いて数十年。定年を迎え今は嘱託。会社に帰属意識なんて皆無。
    定年2年前になると給料4割カット。ボーナスもなくなる。役職と責任はそのまま。
    だからうちの会社、最近は若いのや中堅がどんどんやめていく。ここ数年で10人はやめたな、入るもの好きは、ほぼ皆無
    笑うわ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 笑うわ

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