上場メーカーの相次ぐリストラにメーカーの厳しい台所事情が浮き彫りになった。この時、メーカーの開発を去ったAさんは、IT系技術者専門の人材紹介会社に登録して、システム開発会社へ転職して活躍している。
現在は無人店舗のシステム開発を担当している。
プログラミングを行う際には、いきなりコード記述していくことはない。プログラミングをする際には、必ずプログラミングの流れや設計図といったものが必要になる。
その際にプログラミングの流れを整理するために作成するのがフローチャートだ。
フローチャートは別名「流れ図」とも呼ばれており、シンプルかつプログラミングの構造を視覚化出来るので、直感的に理解しやすい。
このフローチャートがあるかどうか、さらに、フローチャートがしっかり作成されているかどうかでプログラミングの品質に大きく関わってくるといっても過言ではない。
で、Aさんはフローチャートを得意としており、前職の遊技機メーカーでもその部分をチェックする責任者的立場にあった。
Aさんは遊技機メーカー時代を振り返り、こう述懐する。
「リストラやったメーカーはどこも大変ですよ。何故なら、優秀な人材ほど逃げたからです。中年を対象にリストラしたメーカーはユーザーが20代、30代なので開発も若返りを図った、と言っていますが今残っている連中はパチンコなんか打つこともない。カネがかかり過ぎるからで、ゲームばっかりやっています。遊技客の気持ちが分かっていない連中が作っているから、看板コンテンツでも売れないのはそのためです」
人材紹介会社には守秘義務があるが、パチンコ業界からの転職希望者を紹介したのはAさんが初だった。新天地で大活躍しているようだ。
さらにAさんは続ける。
「優秀な人材がいなくなれば、ヒット作も生まれませんよ。近いうちにパチンコ、スロットメーカーが各1社倒産するのではないかと読んでいます。プログラマーも自分に興味があるコンテンツであれば、自分の気持ちをぶつけられるのですが、興味がないとリーチばかりに拘ってしまいます。『そこじゃないんだよな』と言いたい。大事なことはそのコンテンツの世界観を大切に再現すること。しかし、会社からはやりたくもないコンテンツをやらされる。それで辞め時と考えている若手もいますね」
次々にヒット作が生まれない原因を垣間見る思いがした。
※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。