一つは、パチンコ業界で生き残ることを真剣に考えている経営者。もう一つは、パチンコ業界と異業種を両天秤にかけている経営者だ。後者は儲かるならやる。儲からなければ売却だ。こういう風に斜に構えていると答えは見つからない。
パチンコ経営を真剣に考えるから生き残る道筋も見えてくる。パチンコ業界でやり通す、と腹をくくった経営者は、どうすれば生き残れるかのヒントを欲しがる。
対して斜に構える経営者はM&Aか、パチンコに取って代わる商売のことしか頭にない。こうした後ろ向きの経営者が増えることで淘汰のスピードに拍車がかかる。
では、売り上げ、粗利、稼働が下がる中で持ちこたえるには、台当たりの初期投資を軽くするしかない。
ダイナムの様に徹底したローコスト経営に徹しきることに加え、大型店の価値を再確認することだ。
いうまでもないが、500台と1000台の店舗では儲かり具合が違う。1000台のホールは、500台の2店舗分だ。500台×2店舗を運営するには2人の店長が必要だが、1000台なら1人の店長で済む。
広告宣伝費然り。大型店の方が経営効率・営業効率がいい。
2023年12月に全く一から新規オープンした三重県伊勢市の「グランワールドカップ伊勢店」は1095台、京都府宇治市の「グランキコーナ京都宇治店」は1150台だ。
愛媛県新居浜市に本社を置く日光商事は、大型店路線を驀進中だ。現在17店舗を運営しているが1店舗の平均台数が1000台、というから驚かされる。完全に大型化路線にシフトしている。4月に広島市西区にオープンする店舗は1500台ぐらいとも言われている。
ちなみに1000台オーバーの大型店は全国で440店舗を数える。
稼働の悪い店は閉めて、大型店で効率のいい店を増やすことが求められる。そこでのキーワードとしてよく用いられるのが「地域最大」。
圧倒的台数で大型店としての見栄えを外さない限り、地域一番店は取れる。それほど大型店の有利さがある。
では、小型店は大型店に太刀打ちはできないのか?
小型店は昔から地域に密着してきた。スタッフと顧客との距離が近いため、特に接客には力を入れている。顧客の要望や不満をしっかりと受け止め、改善に努めることで、顧客の満足度を高めことしかないのだが、要望とは大半が「玉を出せ」。
大型店に客を取られて玉を出そうにも稼働が悪ければ出すこともできない。出しても稼働が悪いと気づかれない。
実態は駅前の小型店から淘汰されている。特に都心部の駅前は他の職種に転用できるので、閉店が早まった。

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客付みていると、ほんと今の50~60歳以上がいなくなったら終わりだと思う。
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パチンコ日報も営業1号が来店!(店内にいないがAI来店で店舗状況発信)とか牛丼来店!(店内にいないが店舗からのリアルタイムの情報を元にパチンコ日報で当日は何度も牛丼語録のコメントを出す)とか売り出してみたらどうでしょうか!
実際には、来店しないので料金は、そこそこリーズナブルで笑
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