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地域に1円パチンコがない時期に一足先に1円を導入したホールがあった。いざ蓋を開けてみると思いのほか、稼働は上がらなかった。どうせ、稼働が上がらないのなら「4円に戻した方が、売上げが上がる」と迷走しているホールから立て直しの話が来たのは、2009年3月のことだった。
1円を先行導入して息を吹き返したホールが各地に現れている時期でもある。
しかも、この地域で1円を導入している競合店がないにもかかわらず、1円でお客様が付かないのは、何か原因があるはずだ。
機種構成を見てすぐに分かった。機種選定は機械代の安さだけを重視。その結果、1円客のニーズに合った機種が少なかった。機種構成は1円ユーザーの心理と地域性にマッチしたものに組みなおした。
最初に1円を始めた時は消極的な転換だった。設備投資は極力抑え、1円用の玉貸し機は島端にあるだけだった。
これではユーザーにすれば利便性が極めて悪い。
最低限の設備はお客様に提供しなければならない。そこで中古サンドを導入してもらった。
ホールを運営する現場スタッフのモチベーションアップも欠かせない。事前に従業員に店のいいところ、悪いところをアンケート形式で書いてもらって、問題点を浮き彫りにして、改善していった。
従業員のモチベーションを妨げる要因として、職場環境の中でも対人関係に起因していることが少ない。ここが改善されなければ、ギクシャクしてチームワークが取れない。
職場環境が悪くなる原因は、問題となる従業員が必ずいるもので、その改善にまで踏み込む。
店内ポップも重要だ。
ただ、適当に張ればいいというものではない。お客様目線立ち、お客様が分かりやすいことが一番だ。このあたりのノウハウも指導していく。
次は釘だ。
新たな交換個数に合わせ、1台ずつ3日間かけてやり直した。それらの準備が整ったところで、事前チラシを打った後、いよいよオープンだ。
以前は数えるぐらいのお客様しかいなかったホールの稼働が、一気に2万7000稼働まで上がった。
稼働が安定したところで、次なる設備投資として貯玉再プレイシステムを導入して顧客の囲い込みを図った。
1円パチンコには貯玉再プレイシステムは必須アイテムでもある。
稼働、売上げが安定してくると財務も安定してくる。銀行もリスケに応じてくれ、経営者も精神的に楽になってきた。
お客様は中古でも機械入れ替えを待っているので、入れ替えは行う。ただし、機械購入費は1台5万円まで。それ以上の機械は買わない。
財務を圧迫する機械代を抑えながら、稼働を上げていくことで赤字ホールが黒字ホールへと生まれ変わった。

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これ、事前情報が時期以外全く無いわけなんだが、書き手目線は誰?日報記事だから日報の人?パチンコ日報に迷走しているホールから立て直しの話が来たってこと?パチンコ日報ってそんなことしてるの?
それともどこかのコンサル?何も情報が無いけど…。
機種って大事だと思うけど一番はやっぱり釘かな。
機種が完璧でも釘が最悪なら行かないからね。
>従業員のモチベーションを妨げる要因として、職場環境の中でも対人関係に起因していることが少ない。
これは…、よくわからんね。
少ない、ならいいと思うんだが…。
少なくない。の間違いか?そのあとの文章的にも「少ない」じゃおかしいしなぁ。
まぁしかしここのパチンコ日報では低貸しはどちらかというと否定派だったはずだからこういう低貸しでうまくいった事例を記事にするのは珍しい気がする。
ピンバック: ところどころで?が頭に浮かぶ記事
1. 従業員アンケートで現場の課題を見える化
* 無記名で「店の良いところ・悪いところ」を書いてもらう
* 1週間以内に集計し、すぐ改善できることを決定する
* 実施後、「改善しました!」と全員に共有する
2. POP・案内表示をお客様目線で見直す
* 文字が小さすぎないか?情報がごちゃごちゃしていないか?
* 「誰に・何を伝えたいのか」がハッキリしているか?
* 不要なPOPは外し、見やすくシンプルにする
3. 接客時の「+ひと言」を意識する
* 呼び出し対応時は「お待たせしました」「ありがとうございます」を忘れずに
* 笑顔&アイコンタクトでの挨拶を徹底
* 朝礼などで事例共有をしながら習慣化を図る
4. 玉貸し機・設備周りの小さな不便をチェック
* 詰まりやすい・ガタつく・音が出ない…などを点検
* 気づいたら即改善(軽微な修理は現場で)
* 1週間に1回「お客様目線での不便チェック日」を設定
5. 「お客様の声BOX」を設置して見える化
* BOX設置 → A4掲示板で「お客様の声と店舗の対応」を掲示する
* 声をくれた方への対応を丁寧に見える形にする
* 対応内容はスタッフ全員で共有し、改善意識を全体に波及させる
業界には長年の課題があります。でも“変わらない”と決めつけず、現場は現場でコツコツ努力を。信頼は一歩ずつしか築けませんからね。
ピンバック: メイン基板
それにすら客をつけよって努力してる店、皆無に近い。低貸専門店のダイナムくらいか、努力してると思えるのは。
ピンバック: 1円すら遊ばせない店ばかり
それくらい先が無い業界になってしまったわけだ。
元から業種形態がグレーであり、さらに言えばサービス業の枠組みにいるとはいえある一面で言えば人を不幸にして飯を食ってると言っても過言ではない、とくりゃそりゃ働いてる人たちの気概みたいなものが薄くなるのも自然だろう。
そんな偽善的な職場で一生懸命働いても世間的に報われない。いや、報われないというか、真面目な人なら長く働けないんだろうな。
長く働いて転職しても、他業界で活かせるスキルもない。というおまけ付きじゃあそりゃあねぇ…。
最初からパチンコ業という存在というか形態が「頑張って働こう!」と思える職業じゃないのかもしれない。
これだけじゃただディスっただけになっちゃうので一言。
社会の仕事には役割があり、パチンコは娯楽として社会人ユーザーの方々にとっては不可欠です。まぁ最近のパチンコは確実に終焉に向かってますが。
とにかく日々お疲れさまです。
ピンバック: 名前はサイト管理者が勝手に変えるから書く意味を感じない