筆者は競馬については門外漢なのでサッパリ分からないが、6月4日の安田記念で馬単18番→4番を当てたホール関係者がいる。このところG1を4連勝している猛者で、300万円も儲けていた。
ホールの仲間内で彼が競馬に強いことは知られていた。で、4連勝して懐が温かくなっていることもあって、安田記念では1点買いの大勝負に出た。その金額は30万円。
その漲る自信にホールの社員9人が彼に乗った。1人1万円ずつ。彼も30万円とは別口で1口乗って10万円分を馬単に賭けた。
外枠が強いとか、4番が強いとかで、見事に的中。払い戻しは4240円も付いた。10万円分買っているので424万円となった。
で、本人は自分用に30万円賭けていたので1272万円である。
「今日の30万円はなくなってもいいと思って賭けていたので、この30万円は会社の備品を買うために寄付します」と申し出た。
ホールの社員用休憩室には古くなった電子レンジや冷蔵庫、破れかけたソファーなどがあった。これらの買い替え費用に充てることになるようだ。
これで今年は競馬で1500万円以上勝っていることになっている。
しかしだ。競馬で儲けたおカネは一時所得になる。年間50万円以上勝った場合は確定申告が必要になる。
所得金額は次の計算式で行う。
(総収入金額-収入を得るために要した費用-50万円)×2分の1…所得金額
今回の安田記念だけを単純計算しても約600万円が所得とみなされる。サラリーマンなら給与所得と合算して所得税や住民税が決まる。もし、給料と併せて1000万円ほどの収入がある場合は43%も所得税と住民税に持って行かれる。
単純計算例として、年間450万円の給与所得があるサラリーマンが馬券で1000万円当てた場合、計算式は割愛するが、1450万円の所得に対して、160万円ほどの税金がかかることになる。
馬券収入がない場合は、この給料だけなら税金は30万円ほどで済むが、130万円も税金が増えることになる。税金を払うということは国のために大いに役立っている。
これからも勝ち馬に乗って馬券を買い続けることになるのだろうか? ちなみに彼はパチンコ日報の読者だそうだ。

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給料返上してるようなもんなのに
よくやりますね
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読解力が高い人が書くと違いますね。
ピンバック: 読解力低下人
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