鹿児島大生の稲盛氏はガリ勉で、講義のないときは図書館で勉強だけをしているような人物だった。それを遊び人だった友人が強引にパチンコへ連れ出したのだという。
行きたくもない稲盛氏は遊び人の友達のことを勉強もしないでパチンコばっかりやっているから「落第する」と見下していた。悪友は稲盛氏に100円か200円を渡し、これでやれ、という。すぐに負けた稲盛氏だったが、悪友のおカネで3回ほどパチンコ屋通いが続く。
負けてばっかりでちっともパチンコを楽しいとも思わない稲盛氏は、早く帰って勉強がしたいと思って、「帰るわ」というと、暫く待たせて、悪友は自分が勝ったおカネでうどんを奢ってくれた。当時としては相当なご馳走だった。
この時のことを「自分のおカネを出して社会見学させてくれた。今まで軽蔑していた男が、みるみる大きな人物に見えてくるわけです。私は少しぐらい勉強ができても、なんと貧相でチンチクリンな男よと、衝撃を受けたことがありました」と述懐している。
パチンコから学んだというよりも、パチンコ好きの悪友から「謙虚に他人から学ぶ姿勢」を吸収した、という逸話でもある。
これからの話は稲盛氏ではないことを前もって断っておく。
某大企業のトップは、社長に就任した10年以上前に、ある社長からパチンコを勧められて始めた、という。麻雀のように頭も使わず、駆け引きもない。人生の中でおカネと時間の無駄とも言われているパチンコは、ハンドルを握るだけだ。
勧めた理由は、ただ、ボ~っと打っているだけでも、頭がリセットできて、ストレスの発散にもなる、ということだった。
それでパチンコを始めて見たら、玉の流れや玉の飛び方を観察しながら、頭の中が集中して考えられることに気づいた。近くのホールに通い始めたが、1玉4円がどんどん消えていくことが無駄に思えた。そこで社長室にパチンコ台を3台設置して、色々な考え事をするときにパチンコを打った。3台あるが同じ台では飽きるので、1カ月ごとにローテーションで台を入れ替えた。
1パチがあることを教えられると再び、ホールへ足を運ぶようになった。その場合、セブン機は打たない。玉の流れを観察しても面白くないからだ。で、何を考えるかを先に決めてから行く。目はパチンコ玉を追いながら、考え事をしている。パチンコの楽しみ方としてはレアケースではあるが、パチンコは考え事に集中できる効果があるとは思いもしなかった。

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ピンバック: 換金禁止
小沢一郎系の政党に関わり深い人でしたね
民主党政権時に数年で暗くなってしまった京セラLED照明をコンビニに普及させたり
鳩ポン首相の時にJAL再建にちょくちょく名前が挙がってました
60か70代だったはずなのにジャンクフードが好みとかで
ハンバーガーや牛丼食ってるところがテレビに出ていたりとパワフルだった印象でした
いわゆる左派系だった人なので韓国推しはリップサービスだと思ってましたが
本当にパチンコ好きだったとは意外でした
なんか東日本震災や超円高暗黒不況時をいろいろと思い起こす懐かしいお話ありがとうございます
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うん。そんなもんだパチンコごとき。
適度に楽しむ遊びなんだから。
ピンバック: 三味唐辛子
>>駆け引きもない。人生の中で
>>おカネと時間の無駄とも
>>言われているパチンコは、ハンドル
>>を握るだけだ。
ここなんだか凄くわかりますね( ´ー`)y-~~
先日久しぶりに平和島に行った訳なんですが、私のボートって予想に時間と低スペの脳ミソを駆使するんですよ^_^;
ボートはブランクが出来てしまったし、パチンコが習慣になってしまうとなんだかかったるく感じてしまうんですよね( ´•ω•` )
だけど休みの日に1日中ボートをやるならともかくパチンコを打つと言うはイマイチ、ピンと来ないんですよ( ´•ω•` )
私は一体どうすれば良いのでしょう(•ㅂ•)?
何故かサファイアになってしまう、もと役員の戯言^_^;
ピンバック: もと役員
お金の勝ち負けを気にせずに。 自分も一時期、そうでしたが。
最近のデジパチだと、玉の流れが分からないゲージとド派手な演出で、疲れて打つ気がしませんけど。
ピンバック: 元メーカースロット開発