植林ぱちんこを企画・運営しているのはリタ・マークスだった。大阪駅前ビルで営業するホール「CUBA」の経営会社でもある。
植林ぱちんこ構想は、新型コロナが始まった2020年、第1回目の緊急事態宣言の時だった。パチンコ店も休業要請の対象となったが、一部の店舗が営業を強行した。連日マスコミ報道の餌食となり、パチンコ業界は大バッシングを受ける。
「この時の社会批判から何か解決策になるものはないかと考えたのが発端です。組合や個店単位で社会貢献活動に取り組んでいますが、もっとお客様に届くような貢献活動はないかと考え、子供の頃から興味があった地球環境問題にパチンコを結びつけることを思い立ち、植林ぱちんこ構想が生まれました」(リタ・マークス関係者)
2020年は植林ぱちんこ構想を練り上げた。コンセプトは「遊べば遊ぶほど地球環境にプラスになること」。導き出された答えは、お客さんが遊技した総回転数に応じて、ホールの寄付金で木を1本ずつ植えていくことだった。お客さんにとっては遊ぶことが社会貢献活動につながる。これなら堂々とパチンコが打てる。
お客さんは自分たちが遊技することで、現在、何本の植林ができたかを可視化できるように店内にはデジタルサイネージを設置している。そこにはリアルタイムで本日の総回転数、本日の植林本数の他、昨日の植林本数、今月の植林本数が表示される。まさにパチンコとSDGsを結び付けたものが植林ぱちんこだった。

総回転数をデジタルサイネージに表示するシステム構築を終え、2021年は自店4店舗での実証実験に入った。同店の実績では2021年度は5800本植えた。実際の植林は世界各地の森林保全や植林活動を行っている公益財団法人に委ねられている。
実証実験を続けながら、手応えも感じられるようになった。個店でやるよりも賛同ホールが増えれば、もっと大きな力となって業界が地球環境問題に取り組むことにもつながる。
同社では植林ぱちんこの認知度の向上のために、無料モニター店の募集を3月末までを実施している。初期導入費の一部や月額使用料が無料となる。
「パチンコを打ちに行くから、『ちょっと植林に行ってくるね』と言えるような社会になればいいですね。パチンコ業界以外のレジャー産業も含め、消費活動と植林を結び付けていきたい」と植林ぱちんこの夢は膨らむ。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
このように目に見えて効果を実感することが出来る物はアリだと思う。
ただ、全体での営業で得られる粗利が15%程度でないとこの施策は怒りの温床にもなる。
遊技者にはそんな事よりももっと玉を出せ、って言われるに決まっているから。
打っている側にとっては当たり前。
植林なんて知ったこっちゃねぇってのが普通。
逆にこれを遊技者に納得できるレベルで運用できるならば
まごうことなくその店は優良店である、と言い切れる。
バロメーターには良いんじゃないですかね?
殆どの店では営業ががめついから反感を買って終わりのような気もしますけど。
大体長続きしたものってあるの?
ピンバック: 変な奴ばっかり