昭和60年1月17日、厚生省が「神戸市で日本人として初めて女性のエイズ患者が確認された」と発表したことで、日本中が騒然となった。当時はエイズに対する正しい知識も周知されていなかったため、性交渉→エイズ→免疫不全→不治の病→死亡の風説から、急きょ設けられたエイズ対策本部の電話はパンク状態。各地の病院は血液検査を求める人が殺到した。
学校教育現場でも性教育の中でエイズが取り上げられるようになってから、コンドームの潮目が変わった。それまでのコンドームは避妊具のイメージの方が強かったからだ。エイズなどの性感染症にコンドームが有効であることが知られるようになったことで、大人のおもちゃの一種と世間からは見られていたメーカーの社員のモチベーションが上がった。
それによって、メーカー間で使用感のない薄さ競争が始まり、0.03ミリでも外国製に比べれば十分薄かったものが、ついには極限の薄さを追及した0.01ミリが完成した。
この使用感がなく薄くて丈夫な0.01ミリは海外でも大人気で、コロナ前のインバウンド客が爆買いしていたほどだ。
日本の文化の中でコンドームを買うのは恥ずかしいアダルトグッズ的立ち位置だったが、人間の健康を守る必需品へと変わって行った。
「コンドームが避妊具から性感染症予防具になったように、パチンコ業界のメーカーにもこの発想が必要。パチンコは産業の中でも話題にならないのは国民生活の向上につながらないから。役には立っていないから見下されている」と話すのはシンクタンクの関係者。
パチンコが国民生活に浸透したらしたで、今度はギャンブル依存症を増やすな!と叩かれるのがオチだ。では、どうすればいいのか?
パチンコに拘るからダメなのであって、遊技機メーカーが国民のためになるものを作れば、いいわけだ。つまりパチンコ以外で世界に通用するものを作れということだ。
メーカーだからハードとソフト作りはお手の物であるが、それをパチンコ以外で…。
今やプリンターもだんだん時代から取り残されて行きそうだが、プリンターというハードを作り、インクというソフト売ることでこのビジネスは持続していく。そういうイメージで国民生活に役立つものを開発すれば、メーカーとしても飛躍することができる。
革新的技術を持っているスタートアップ企業へ投資するのも一つの方法だろう。日報に言われるまでもなく、業界が先細る中、すでに着々と準備を進めているメーカーもある?
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