とあるホール企業有志が集う会が現在いくつかあります。興味がないのでその名称及び活動を知る由もありませんが。いつも感じる事があります。なぜ企業オーナーは度々集まり勉強会なるものを開催するのか。
そして他企業と行動を共にして企業視察をし、その後で会食等を開き、懇親・融和・業界の成長などという恥ずかしくなるようなスローガンを掲げるのか、私には一向に理解できないのです。
10年ほど経ちますでしょうか。こんな小さな会社にもとある会からお誘いがありました。
「協賛企業として入会されてはいかがか。入会すれば御社の仕事も増えると思いますよ」と事務局からのお言葉。
「ありがとうございます。失礼ですがこの会の理念はなんでしょうか。そしてパチンコ商売に対する思想はお持ちですか」と尋ねると生憎理念めいたものはないとその方はおっしゃいました。
私は群れる事が嫌いだし、自分の仕事の為に行動を共にするタイプではないので丁重にお断りしたのです。だいいち、その動機は恰好悪すぎます。
今回の業界誌を読んでみてあの頃と何も変わっていない印象を受けました。
私たちを取り巻く環境は劇的に変化しているにも関わらず、です。そしてその会の理事長や代表なる人のインタビュー記事を見開き2ページで掲載する業界誌。中にはメーカーの代表者が語る全く説得視力のない言葉の数々も載っていました。そしてこんなことを思ったのです。
ジャーナリズムとは一体なんなのだろうか。
こんな馴れ合いの世界をいつまで続けるつもりなのだろうか。市場の動きを表す統計表や数々の情報。どれもこれもパチンコ商売を支えている顧客の実態を正確に伝えていないのです。断っておきますが、これは批判では無く私が持つ悲しい感情を吐露したにすぎません。
実はこのような昔からの潮流に対して私如きが声を出したとしてもなんの影響もないので、ダンマリを決め込んでいたのですが、最近この日報さんの記事やコメントと出会って感じた事があるのです。
言葉の表現の良し悪しや内容の辛辣さも含めてここには真実がある、と。
これが現実なのだと。
心底そう感じている私にとって上記のような事柄がだんだんと鼻につくようになったのです。とは言え、私にはできる事が限られています。だからやれることを淡々と続けることしかないのです。
皆さんのパチンコへの感想、批判、評価、絶望などを綴った言葉の数々は私にとってとても貴重なものです。これからもよろしくお願い致します。今回は愚痴っぽくなってしまったことにお詫び申し上げます。

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メーカーやホールがあなたのような人ばかりだったら
もう少しパチンコは娯楽というものになっていたんだろうな、と思いました。
今の現状は「悪貨は良貨を駆逐する」そのものだと思います。
それと他の人と違い、ちゃんとコメントまで読んでくれるのが本当に嬉しいです。
逆風しか吹いてませんが。これが何とか出来た時は
もうパチンコ・パチスロは別の何かに変わっていると思います。
どうなるか見守って行こうと思います。残るもよし、潰れるもよし。
どうなろうとコチラは受け入れるつもりです。
ピンバック: 変な奴ばっかり
コメントありがとうございます。
とても嬉しいお言葉でした。そうですね、私達の力では業界を云々することは到底できませんね。だから私もはなから諦めていたのです。ところが日報さんに上がるコメントの数々が私の気持ちを少しずつ変えていきました。少なくとも私はまだホール企業と関わりを持っている。たとえ焼け石に水と言われようと今日対峙する若い店長達の成長を応援することをやめてはいけない。そんな気にさせてくれたのです。仰る通りこの先どうなろうとも私も現実を受け止めます。感謝です。
ピンバック: 山田塾
普段打つ人間の手に届かない時点でその還元は全くの無駄。
その還元のために普段打っている人間から回収だぜ?
回収される側はたまったもんじゃないわな。なんで自分の分だけでなく
人の分まで回収されないといけないんだよ、と普通は思うはずだが。
それすら考えに至らないのが店は全く理解していない。
だから店はバカだ、といつまでも言われ続ける。当たり前。
ピンバック: 変な奴ばっかり
勉強会という名目で食事会を開きました。
そして業界が傾き、企業同士で知恵を出し合う勉強会を求められる今も
勉強会という名目で食事会を開いているだけなのです。
ピンバック: 菱餅
自社の企業理念等の学習には熱を入れても現場や機械の話になると全く興味を示してくれません。なので私は店長や現場の人たちにしか目がいかなくなってしますのです。
ピンバック: 山田塾
業界人
経営理念は
理想論
ピンバック: 飴と鞭
思わず吹き出しました。的を得過ぎています笑笑
ピンバック: 山田塾
新聞や雑誌報道のいい加減さにはあきれる時も有ります。
全国紙でさえ、物事の一部分を切り取り、さもこれが全てのような印象操作と感じる記事だったり、裏を取らずにそれが事実であったり決定事項のような根拠のない報道。
読み手はこれから情報の精査力が必要になる時代だと思っていたので、ジャーナリスト側が変わる事は諦めていたなとふと感じました。
ピンバック: 一読者
情報の精査力、本当にそうですね。故に日報さんに上がってくるコメントは私にとって真実100%なのです。綺麗事がないので。
ピンバック: 山田塾
人口の少ない地方なんて酷いもんですよ。
私はマイホを決めず色々なホールで回る台を見つけては遊びますが、回らん回らん言われる中でもちゃんと回る台はあるんですよ。
それが大手ではなく数店舗レベルのチェーン店とかでもあるんです。頑張ってはいるんですよ。
ですが、完全な閑古鳥状態。行けない日はデータ等で確認しますが平日なんて良くて稼働2割とかじゃないかなぁ。
回るんですよ?もちろん全台なわけないですけど。
それでも客は付かない。
仕事終わりに夕方よってみても、回転数0で釘が良さげの台が放置されたりしてます。座って回すと予想通り回るんです。
それでも客は付かない。
地方は如実です。
残念なことにもう客が少なすぎるんですよ。
回されないから回ることをアピールできない。そんな状況。
まぁ店の自業自得ではあります。こんなになるまでほうっておいたのですから。
余命宣告されている状態。
今でもまだなんとかできるのは人口密集地の大都市くらいでしょう。
都市レベルでももう復活は無理だと思います。
仮に規制前の状態に戻ったとしても弱い対症療法レベルでしかないでしょう。業界イメージが悪くなり過ぎましたから。
地方はもうギブアップするしかないでしょう。
ピンバック: 関係ない話を失礼しました
コメントありがとうございます。パチンコはよくいかれるのですね。そうんなんです。まわる台もちゃんとあるのです。もっともそれが偶発的なものか、意図的なものかは別としてですね。市場の賑わいはもうすでになく、これから回復することもないでしょう。でも無理のない範囲でパチンコ、楽しんでください。このコメント、全然関係なくないです!
ピンバック: 山田塾
満足出来るかどうか、非常に重要なら事だと思います
記事の連中はとても薄く、失笑ものの建前すら言えない
まさしく金という数字しか見ていなかったし、そもそも見たくないという本音
企業だから利益追求は当然、それは分かる
ただあらゆる意味で長年やり過ぎた結果がこの現状、他業種から見たら完全な自滅で失敗
口を開けば時代のせい客のせい規制のせい
次はなんだ?日本が悪い世界が悪いか?
ピンバック: 毎度毎度感心する
いつもありがとうございます。お褒めのお言葉に赤面の至りではありますが、素直に嬉しいので額面通りいただきます。私の立場からしてホール企業の批判めいた言葉は本来避けるべきなのかもしれませんが、私はそこら辺あまり頓着しません。私の本音は業界の衰退はすべからくホールのあり方に原因があるのだと思います。一つに釘の技術を後塵の者たちへ伝承をしなかった。さらに先代経営者がパチンコ商売の思想を継承者に伝えなかった。そして企業オーナーはメーカーに対して何らの働きかけをしてこなかった。この3点に尽きると思います。そしてこれらの中心にあるものはやはり顧客以外の何者でもないのです。因は己にあり、ですね。
ピンバック: 山田塾
今のパチンコ店は、そんな状態でしょう。
ピンバック: 換金禁止
コメントありがとうございます。これは紛れもない事実なのでしょうね。残念ですが。やがて私の仕事も無くなる日が来るのでしょう。その前に体がいうこと聞くかの方が若干心配ですが(笑)でも釘ある限り私は多分若者たちに教え続けることと思います。換金禁止様も少しだけパチンコ楽しんでください。
ピンバック: 山田塾
わたしもホールに在籍していた時にいくつかのホール企業にサラリーマンとして勤務していました。
日々、現場で起こっている事象、良いことも悪いことも、なかなか経営陣に届かないことが多くありました。
私は本当に運が良く、業界に最初に入ったホール企業のオーナーに心底気に入られ、15年間沢山のことを学ばせて頂きました。
要職にも就き、人材育成を任されていました。
「これからのホール企業は人づくりに尽きる!」
「第二第三のおまえ自身の分身をたくさん育成してくれ!」
本音で物事を語ることをモットーとした、本当に素晴らしい社長でした。
最近、良く考えるのは、当時、なぜ、その社長に自分は信頼されたのか?いや、自分のことを信用信頼してくれたように感じたのか?なぜ期待されていたのか?いや、期待されていると強く感じることができたのか?
ただ単純に人として馬が合っただけなのか??
その後、訳あって訣別の時を迎え、他法人に幾度となく転職したのですが、最初に出会った、あの社長のような思いを抱けることはありませんでした。
わたしはその経験を踏まえ、組織、いや人間関係全般において最も大切なことは「相互信頼のこころ」ではないかと最近深く思っています。
信頼されるには自分が強く、相手のことを信頼する!
すれば相手も同じように自分のことを信じてくれる!
あの社長が強く自分のことを信じてくれたことで
自分も社長を信じて、実力以上の評価を得たのではないかと・・・
信頼関係とは本当に重要で、こと仕事においては人の実力以上のパワーが生まれる元になると私は思うのです。
今回の山田塾様の記事は非常にセンシティブな内容で、一言で表すことができないのですが、記事を二度三度読んでいき、感じたことは上記のような「信頼関係・相互信頼のこころ」を訴えているのではないかと解釈した次第です。
日々、あらゆる場面で沢山の人と関わることが多いですが、「まずは自分が相手を信じることから始める!」を第一義として業界の発展に寄与できたらと自分自身に強く言い聞かせていきます。
また長文になり申し訳ありません。
ピンバック: 販促の変人
>まずは自分が相手を信じることから始める
良いことだと思います。そのような姿勢を持っっていたからこそ前段のご自分のことを気に入ってくれた社長様との出会いもあったのでしょう。そしてタイミングが良かった。いくら良いものを持っていてもタイミングが合わなければ事を成しません。とは言え、タイミングを引き寄せるのも自分の中に引き寄せる何かがないとそれもまた疎遠になるものと自負しております。その清い心。大切にされてください。
ピンバック: 山田塾
矢を作る為に完璧に真直な木を探す様では、百年立っても矢は出来ないだろうとの意味です。
経営者の持つべき能力として、完全な人材が部下になるのを待つのではなく、
販促の変人さんの様に完全な人材とは言えない単なる凡夫であっても、長所を探し適材適所に配置したり、やる気を持たせて使いこなすことが大切と言えるでしょう。
私も件のホール企業のオーナーの様に評される様に努力を惜しまないものです。
ピンバック: 牛丼通行人
ピンバック: うんざり
ピンバック: ベン
肝に銘じます。少し感情が行きすぎました。仰る通り、現実を受け止め、がんばります!感謝です!
ピンバック: 山田塾