パチンコ日報

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年3回の連休前施策

前回、マーケティングの4Pと4Cの見直しについて書きました。

物販であれば新商品や既存商品を売るために、4Pと4Cの視点で考えて施策を練ります。
ホール営業においては、“台とお客様のつながり”を作るために、今現在の施策で効果が高いものや改善する必要があるものを定期的に見直していきます。

見直すというのは、日々実施するものになりますが、大きなタイミングとしては『年3回の連休前』は欠かせないものになります。

コロナ禍から現在においては、特にコロナ休眠ユーザーの方々や、来店頻度が減って機種レパートリーが減っている方々に、4Pと4Cの視点で“台とお客様のつながり”を強化していく必要があります。

パチンコやスロットの商売の根幹は、常に“台とお客様とのつながり”にあります。
過去のファン3000万人時代から25年のうちに710万人まで減少しています。
社会的な外部環境による離反もありますが、内部環境としての離反は「好みの機種が無くなった」という理由が最大のものになります。

「好みの機種」の中身もさまざまで、射幸性が高めの機種が好きだった方々もいますが、そもそも高射幸性とは関係ない機種を遊技されていたお客様の離反が私たちにとっては大きな問題であり、解決しなければならない重要な課題です。

パチンコやスロットのファンとして離反しないようにするには、「好みの機種が探せる」「好みの機種と出会える」ということをサポートし続けるのと、新たにファンになってもらうには、『ビギナー⇒ライトユーザー⇒コアユーザー』となって頂くための取組みを店内施策として準備しておくことになります。

ちなみに、離反はビギナーの方やライトユーザーの方々が先行するのは当然のことです。

年3回の連休は、『年末年始・GW・お盆』となりますが、今年の年末年始に関しては、コロナによって休眠していたユーザーの方々や、来店回数が減少しているライトユーザーの方々が来店していくださるチャンスです。

これらの方々がお店に来た時の状況として考えられることは、「久しぶりに遊びに来たら、好きな機種が無くなっている」「知らない機種ばかりになっている」という仮説が立ちます。

このような状況のお客様が、店舗内で好みの機種と出会えることが出来れば、再度リピートして下さる機会になり、逆に「なんかよくわからなくてつまらない」という状況になれば、せっかくの来店機会が最後になり、そのまま離反してしまいます。

4Pと4Cの見直しの中でも、特に重要なことが【プロモーション】になりますが、プロモーションは、プロダクト(商品・機種)をカスタマーバリュー(顧客価値)に変換して、それをお客様に伝える手段になります。

プロモーションに対応する4Cはコミュニケーションで、コミュニケーションのゴールは「この機種、面白そう」「自分の好みに合いそう」という気持ちから「打ってみよう!」という状態で、これを目指したプロモーションになっているかを見直す必要があります。

年末年始、久しぶりのお客様が来店する機会を、リピートにつなげられるか、それとも離反させてしまうか。
今年は特に重要な年になるので、今からの見直しと準備が大切です。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 違うと思う。久しぶりに来たら回らない
    お金を捨てにきてると感じ二度と行きたくない。
    で永遠にホールに来ない。
    これだろ。勝てて勝てないまでも遊べたなあ
    また来るかって感覚が大事で好きな機種は
    後についてくると思うが。
    1日で生活費負けれるような自称遊技には
    巻き込まないで欲しいな
    負け組  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 負け組

    • 全く同感です。
      かつてのパチンコファンが、コロナ禍が落ち着いて来たからと、1年や半年ぶりにパチンコ屋に向かっても
      リピータ率は低いでしょう

      当たって大勝ちしないとつまらないが
      金銭感覚が正常に戻った状態で
      いまの回らない機種で当たりまでお金を入れるのは苦痛でしょう。
      やっと当たっても、半分は数百玉で終わりだし、
      やっとラッシュにはいっても、大勝ちと言うほど出玉がでるのは稀ですからね。
      菱餅  »このコメントに返信
    • ピンバック: 菱餅

  3. え、客なんてパチンコ、スロットで永続的に金儲けが出来るのか、だけである。金儲けが出来る機種=好みの機種。その1台の生涯稼働において客のプラスになっているかだけ。根本的に客が勝てるか、だけ。根本的に客が勝てる機種すら1台も、ないから客が減るのは当たり前。
    匿名希望  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 匿名希望

  5. 今年が重要?笑わせないで下さい。
    毎年、同じ事を言って連休は、ボッタくりまくっているじゃないですか。
    今年も連休は、ボッタくる気満々で100%ボッタくりますから。確定しています。

    もちろん来年も重要と言います。そしてボッタくります。
    再来年も…重要と言いたいが…ボッタくりますと言いたいが…店が存在していな……い…。

    それでは、また来年(バイバイ
    笑止千万  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 笑止千万

  7. パチンコの最近の人気機種といえば、超韋駄天・牙狼・ユニコーン等が挙げられますが、稼働のピークが終わるのが早い。『抜く』ことに対し客はさらにシビアになっており、ホール側が釘調整で営業努力をし続けるしか稼働を継続させることはできなくなっています。導入当初から抜き倒していたホールは既に集客不能となっています。
    業界等価、高価営業で沈没してしまったのは明らかですが、その元凶を作ったのはパチスロ。しかしそのパチスロも6号機で没落。パチスロ依存の状態はもう許されないでしょう。

    客の目が極めてシビアになっており、パチンコ人気機種の稼働ピークも短い、パチスロで人気機種が生まれる気配がないことを考えると、『抜いたらいい』を是正するしか繋がりを産み出すことは不可能であることに気付くべきです。

    まずは業界等価、高価営業、そしてパチスロからの脱却がカギとなるでしょうね。
    A-R  »このコメントに返信
  8. ピンバック: A-R

  9. 皆さんよくご存知ですね。
    これも偏に連休内は、何十年も醜い店内に合わせてパチンコ従業員が個人ブログ等で連休中は、嫌でも客が来るんだから回収するのが当たり前と言ったり牛丼の様に頭の悪い店員がユーザーを小馬鹿にした賜物でしょうね。
    客がいない店内でプロモーション頑張れ!  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 客がいない店内でプロモーション頑張れ!

  11. えーと、素人考えで申し訳ないのですが
    そもそも何かのルールで入れ替え期限が1月末という時点で「年末年始はがっぽり儲けましょう」という考えが見えるのですが。
    しっかりと客に還元して心機一転お客さん第一の営業が出来る体制にしましょう、という考えであれば11月末くらいが入れ替え期限であるべきかと思うのですが。
    年末年始はそれなりに混むでしょう。そしてその中の何%の方が「やはり来るんじゃなかった」と後悔する訳です。
    そういう意味では見ものですね。
    言霊  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 言霊

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