パチンコ日報

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クリスマスツリー雑感

弱冠15歳のインド人占星術師アビギャ・アナンドは、2019年8月に新型コロナウイルスの出現とその時期を正確に言い当てたことで注目され、今年1月には収束する時期を11月と予言していた。そして、ゆっくり経済も回復して行く…。

11月に入ったばかりの東京・上野駅構内には早くもクリスマスツリーの飾り付けが施されている。東京の新型コロナ感染者数も30人を下回る日が12日連続で続き(11月8日現在)、収束ムードの中でいつもの年末の慌ただしさが戻ってきそうだ。



このクリスマスツリーを見上げながら、3人組の会話が業界関係者の耳に入って来た。

「ウチは毎年(クリスマスツリーを)いつから飾る?」

「12月に入ってからですね。1店舗で4カ所飾っています」

「それじゃ遅い。こういう時こそ華やかにして今すぐ飾れ」

「高さは何センチのを飾ってる?」

「人の背丈より少し低い150センチです」

「それじゃ、小さい。2メートルのツリーを新調しろ。コロナも収まって財布の紐も緩むだろ。そのためにも華やかに飾るんだよ」

会話の内容から3人組はオーナーと社員のホール関係者であることが分かった。

上野駅の飾り付けを見て、オーナーはそう思ったことが想像できる。

緊急事態宣言も解除され、酒を提供する飲食店の営業時間の規制も解除されたが、客がすぐに戻ってきたかというと、1軒目の居酒屋はともかくとして、2軒目、3軒目のバーなど酒だけを提供する店の客の戻りは芳しくないようだ。

知り合いのマスターはイタリアンダイニングやバーなどを3店舗経営している。緊急事態宣言下ではイタリアンは食事を提供できるので開けていたが、バーなどは完全にクローズド状態だった。

マスターの店は2次会、3次会で行くような店なので、客の戻りは特に芳しくない。「夜が早いのに慣れて、ハシゴしない。戻って6割でしょうか」とすっかり諦め顔だ。

2年近くコロナ禍が続くと生活習慣も確実に変わってきている。在宅ワークなどから運動不足でコロナ太りとなり、ウーキングなどの運動を始めて健康に目覚めた人も少なくない。そうなると酒を飲むことも控える人も出てくる。

パチンコ然り。都内有数のパチンコ集積地である蒲田でも、緊急事態宣言が解除されて1カ月以上経つのに、平日の4パチやスロットは厳しい状況が続いている。

経済が回復するのも時間はかかる。でっかいクリスマスツリーを見て、財布の紐が緩むのはそのオーナーの頭の中だけだろう。




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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. コロナがなかったとしても、遊戯客は減っていく。それが、コロナによって加速されただけだが。
    完全にゲーム性を失い、ハイリスク、ローリターンのギャンブルになってしまった今のパチンコなどに客が戻るわけないだろう。クリスマスなど全く関係ない。
    これは、全くの予想だが、このままのペースで遊戯客が減り続けると、大手のマ◯ハ◯なども、意外と早く閉店ラッシュに突入するんじゃないかと感じている。会社に体力があるうちに、採算の悪い店舗は、閉店する方向にいくんじゃないかな。また、ちょっと前まで勢いがあったキ◯ーナも、雰囲気が怪しい。一時のイケイケの感じはなく、近所の店舗を見ても、ガラガラだし。これまでの店舗増戦略が、仇となって現れてきたようにも感じる。相場の世界で言えば、下落する株をナンピン買いして、さらに下落が進み、含み損が一気に増大してしまったような感じだ。果たして、どこでロスカットするのか?
    換金禁止  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 換金禁止

    • キ◯ーナさんはバックが三⚪住⚪だからしばらく大丈夫です。

      ツリーはホームセンターで3万円くらいの大きいのはホール備品屋だと3倍くらいするんだよな~(ゝω・)
      猫オヤジ  »このコメントに返信
    • ピンバック: 猫オヤジ

  3. 世間のパチンコの悪いイメージとは別に、既存の打ち手が抱きつつあるイメージがあります。
    客が急激に減ったことによる超回収モード&昨今のスペック性能による、当たらない、続かない、遊べない、回らない、この四重苦が続くことにより最後には「勝つ」イメージが浮かびにくくなっていきます。
    そしてあまりにも勝てないので最終的には打つ意欲そのものが無くなります。
    中でも賢い人の順にパチンコの無駄さに気付いていきます。
    そうなってしまうともう戻りません。
    飼い慣らす、という言葉がありますが、大事なことなんです。
    メリハリです。
    たまに勝つから「また」という思いが残り次に打つ意欲が出る。
    そこをうまくコントロールして徐々に搾取していく。昔はそうでした。
    今は搾取のみと言っても過言ではありません。
    スペックも高射幸性の台ばかりで「超低確率で大きく勝つ、か、ほとんどが大きく負ける」の2択状態です。
    時間の限られるライトユーザーが一番割りを食います。
    それでも、経営上今のままやるしかない、というお店は仕方ないですが、確実に終わりは来ます。

    ギャンブルは勝った負けたの世界。
    負けだらけのギャンブルは打ち手にとって魅力以前の問題です。
    それでも依存症のお客さんは明日も来るでしょう。
    ですがそれも確実に数は減っていきます。実際に減ってますでしょう?
    致命的な客数になってからでは何をしても無意味です。

    じゃ、どれだけ勝たせればいいのか?
    というような意見もあるでしょうが、現実を見ればわかりますよね。
    客が減っているのはコロナ禍だからだけではありませんよ。
    それに、割り数設定をしているホールの経営者ならもっとよくわかるでしょう。この客数減状態で、どれだけ無理に利益をあげているのか、を考えればわかるはずです。

    あくまで個人的な意見です。
    中性子  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 中性子

  5. デパートやテナントのディスプレイ、TVCMのクリスマスの特別版などに結構前からあまりコストみたいな物を掛けない様な風潮になっているように感じていましたけど私の気のせいなんですかね?
    もし気のせいで無いのなら実は費用対効果があまり見込めないと気が付いたからだと思います(^^;?
    家に持って帰ってレンジで温め直した様なチキンなんか何でわざわざ食べなきゃならないのか?と前々から不思議だったケ◯タッキーやらコンビニなんかのケーキ絡み等のクリスマス直撃系は相変わらずしつこいですけどね(^^;
    もと役員  »このコメントに返信
  6. ピンバック: もと役員

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