パチンコ日報

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イオンモールのように目的がなくても人が集えるホールに

トヨタのタクシー仕様車だったコンフォートが2018年1月で製造中止になり、後継車両としてジャパンタクシーにバトンタッチした。

背高のっぽのロンドンタクシーのような外観は、高齢者や車いす使用者、妊娠中や子供連れの方など、さまざまな人が利用しやすいタクシー車両であることを国が認めるユニバーサルデザインタクシーの認定要領に適合したものだ。

コンフォートに比べると80万円以上も高いジャパンタクシーの販売価格は350万円ほどするのだが、地方の中の地方のような田舎のタクシー会社ではそんな高価なタクシーは買えない。

10万キロ以上走った中古車を安く買って、整備しながら使っているのが実情だ。人口が少ない田舎ではそれだけ売り上げも上がらないために、新車を買うような余裕はどこにもない。

これってパチンコ業界の構図に似ている。

4円の新台が買えるのは資金力に余裕があるホールで、弱小店舗は安い中古を入れてどうにかホールを切り盛りしている。

新基準機の安い中古が出回らないことには、店を畳まざるを得ないホールが後を絶たない。

地方からホールの灯が一つずつ消えていけば、娯楽の少ない地方は息抜きの場がなくなってしまう。お年寄りは行き場を失うことになる。

特に日本海側や東北・北海道は冬になるとうつ病が増える、と言われている。いわゆる「雪国うつ」だ。冬場の日照時間が極端に短くなることから気分が落ち込んでいく。日照時間が一番短い秋田県では10万人当たりの自殺者の数が一番多く25.2人となっている。全国平均が17.3人だからいかに多いか。日照時間と自殺の相関関係はあるようだ。

イオンモールのような巨大ショッピングセンターがある地域のお年寄りは、散歩がてらにイオンを目指して外出するケースが多い。歩くだけでも運動になる。

イオンモールがない田舎ではその役目を果たすのがホールである。そこに目を付けた行政がある、という。

ホールが地域の人とのつながりを促進する場で、心の病をケアするための憩いの場になるのであれば後押しをしてもいい、と考えているようだ。条件はギャンブルからの脱却が求められている。

イオンモールの役目をホールが果たすということだ。何よりもホールはイオンモールと違って田舎でもある。

イオンモールのように目的がなくても人が集えるホールになることが求められる。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 銭湯にホールを併設するのも妙案だと思います。
    温泉街の様に湯船にのんびり浸かり、のんびり遊技する。

    コロナワールドさんという企業が、パチンコや銭湯、漫画喫茶などを併設させた複合施設を運営されていまして、
    かつて視察に伺った時は感心したものです。
    昨今の流行り病に名前が似ているせいで、コロナワールドさんは少なからず、イメージに影響を受けたかもしせず、気の毒な事です。

    病名にトヨタやソニーや三菱、三井、鴻池とつけられたと想像すれば
    みなさんもその気持ちもわかるでしょう。
    徳名人  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 徳名人

  3. まあ、無理な話やな。
    客は、パチンコ、スロットでプレイの出玉で金儲けが出来るのかどうかだけ。根本的に客が金儲けができないから離れていく。
    客もただ打つのではなく、美味しい所しか回さないから、例えば、スロットならば天井に近いゲーム数しか打たない層など、ムダ打ちはしてこない。徹底的に美味しい台しか回さないハイエナ層が多いからな。
    だってこの業界は、差玉、差枚数主義だけら無理やな。稼働なんてどうでもいいし。
    匿名希望  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 匿名希望

    • 今日は負け組養分じゃないんだな(笑)
      何度でも言ってやるがお前レベルの腕で勝てるならみんな勝てるからスリルもクソもないな。
      負ける奴が居るから勝った時優越感に浸れるのに。
      金だけ増える施設ならそんなに打つ人間は増えないね。
      逆にストレスが溜まるまであるな。
      お前は負け慣れてるから解らんだろうけど(笑)
      くだらん  »このコメントに返信
    • ピンバック: くだらん

  5. そんなのまやかしじゃないかと思う
    都合良く考えてるだけ
    つまんな
    名無し  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 名無し

  7. 憩いの場、となる為には記事にもある通りギャンブルからの脱却、つまり金銭の勝ち負けよりパチそのものを楽しめるように
    メーカーは過剰に煽りすぎる・荒波すぎる台作りを抑える、ホールは遊ばせる環境作り(=赤字になれという訳では無い)、客側はそれにあわせ勝つことより遊べる環境を選ぶ、それぞれ変わる必要があるとも感じますが・・・
    まるで電子ドラッグのような演出過剰な台や出玉煽り、大多数のホールの現状、客側のSNS等の内容等で見える現状を見てるとまず無理だろうなぁ・・・
    通りすがりの家スロユーザー  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 通りすがりの家スロユーザー

  9. ギャンブルからの脱却、それ即ち業界の消滅を意味するのではなかろうか。
    そもそもパチンコというものはギャンブルとは決して離れられない。
    人間という身体から心臓を引き抜くようなもの。

    この記事で言うところの
    「地域の人とのつながりを促進する場」
    「心のケアをする憩いの場」
    行政からの条件がギャンブルからの脱却。
    これは、この場所だけのものならいいのかもしれないね。
    ただそれだとパチンコホールである理由は無い。
    パチンコと地域密着や、パチンコとメンタルケアなど、なにか良いイメージのものと無理やりくくりつけたい思惑が見え隠れする記事だ。
    先日の鬱病に効果があるような見出しの記事もね。
    ここでいつも言われている事なのだが、中身がそのままで上っ面だけコーティングしても意味は無い。
    意味は無いどころか、何も変わっていないことがバレれば以前よりも風当たりは強くなる。

    筆者も感じているだろうが、業界全体で考えるならば不可能だ。
    ただ、さきも言ったようにこの場所限定でならいくらでも可能。

    …だが、それだと業界全体のイメージアップにはなんら無関係なので価値としてどうなのかね。
    名無し  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 名無し

  11. 相手から目を付けてさらに
    条件出してくるなんてすごいですね
    ホール側の意見が聞きたいところです
    業界人  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 業界人

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