求職者の動向が変化していると同時に、遅れながらも募集企業も人材不足が深刻化し、売り手市場への対応を取り始めており、さまざまな見直しが進められています。特に、パチンコ店に入ったことのない若者が増加していることで、20代の採用は苦戦を強いられております。
~アルバイト採用編~
〇採用基準
・50歳以下までは面接をさせるホール様が増加(一部郊外エリアで70歳まで面接)
・実際の採用年齢は43歳くらいまでが大半(一部郊外エリアで70歳まで採用)
・髪色やネイルの基準緩和(髪色13号までOKが増加 ⇒ 以前は8号までが多かった)
・早番・遅番に縛らず、求職者の希望に合わせた短時間採用が増加(1日3時間など)
〇時給
・研修期間時給を廃止又は期間短縮の傾向(初日から通常時給募集が増加)
・九州地区のホール・カウンター平均時給が1,121円(派遣会社を除く早番時間帯の平均)
・土日祝日の時給アップ増加(+50円~+100円程度)
・激短1日の職場体験・見学OKのホール微増
・入社特典の増加(〇月末まで入社を対象に金銭又は商品をプレゼントなど)
〇福利厚生
・休憩室のドリンクバー設置企業の微増(フリードリンク)
・休憩室の分煙及び空気清浄機や加湿器の設置ホールの増加
・有給推奨の増加(毎月1日取得推奨など)
・アルバイトにもボーナス支給のホール増加(年2回、各3万~10万程度)
・面接交通費支給の微増(1,000円程度又はクオカード等)
・社内通過インセンティブポイントの導入検討ホール微増(離職対策)
・日払い及び、勤務実績に応じた仮払いの増加(スマホ申請スタイル)
・有給以外の休日付与微増(バースデー休暇・リフレッシュ休暇等/年数日程度)
~正社員採用編~
〇給与
・九州地区の月給平均は総支給で21.5万円(残業代除く/昨年比微増)
・固定残業代の廃止の微増(求職者目線では不評のため)
・残業ゼロ記載の微増(飲食店希望の求職者を取り込む施策)
〇休日・休暇
・月間公休日数の増加(月7日~8日の公休に改訂/関東では週休2日以上が多い)
・年間休日の増加(年100日を目安にリフレッシュ休暇等を追加)
・有給取得推進の増加(有給取得率を重視する若者が増加しているため)
※2017年12月末時点における、九州地区ホール様の平均月間公休数は、およそ6.5日
※求職者は年間130日以上の公休を理想に職探し(最低100日以上で探す方が大半)
〇福利厚生
・初任給までの生活費支給ホール微増(10万円~20万円の支度金)
・転勤なし記載ホールの微増(地域限定社員)
・入寮減少(住み込み希望求職者の減少に伴う)
※特に目立った変化は見られないため、魅力のある福利厚生が課題(対他業種との差別化)
〇採用ターゲット層(九州地区)
・新卒採用をやめるホール増加(採用できないため/採用単価1名200万円を超えるところも)
・中途採用の急増(平均採用単価1名60万円程度)
・早番のみ・遅番のみの選択ができる正社員採用微増
(まとめ)
以上が、2017年のパチンコ業界の採用に関する変化をまとめたものになっておりますが、もはやパチンコ業界内での取り合いではなく、他業界へ人材が流れていると分析しております。求職者が重視するポイントは、コンプライアンスと働き方に優先度が高まり、給与を上げて採用をする戦略が通用しない状況となっておりますので、求職者に支持される会社の魅力が採用の鍵を握ると考えられます。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
正社員編
メリット
・人気が芳しくないため採用されやすい。
・企業にもよるが、実力次第で昇進が早く、給与が早く上がる。
・通常のホール業務は、キツイ業務があるものの高難度の業務は少ない。
デメリット
・市場は縮小の一途で、社会的評価も低く、企業の将来性が低い。
・キャリアが他業種で役にたたず、キャリアアップがない。
・ホール勤務は、受動喫煙地獄、耳鳴り、腰痛と極めて劣悪な勤務環境。
・客対応が比較的厳しい。
例えばいずれ、他業種で独立開業を考えている方などが、てっとり早く資金を稼ぎ、客対応のノウハウを学んだり、能力次第で経営を学ぶチャンスを若くして得られる機会はありそう。
終身雇用的なビジョンは厳しい。職歴は社会的に評価されにくい。
アルバイト編
メリット
・非常に採用されやすい。
・覚えなければならない仕事が極めて少ない。(コンビニや飲食業などと比較すると歴然)
・時給はまだ高め
デメリット
・受動喫煙地獄、耳鳴り、腰痛と極めて劣悪な勤務環境。
・客対応が比較的厳しい。
・関連業種が少なく、一般企業に就職活動する際に評価されるアルバイト歴になりにくい。
勤務環境は極めて劣悪ですが、高いスキルは求められず、接客がある程度できれば、それなりに高い時給が得られる。
能力的な採用ハードルはあまりない思われるので、体力はあるが、頭脳労働が苦手な層にはニーズがありそう。
中高年層は受動喫煙へのハードルも低めなので、体力的に高めの中高年男性にはガードマンなどと並びニーズがあるかも。
今後、30~40代のロストジェネレーション世代の期間採用者や派遣就業者が不況になれば流れ込む可能性あり。
ピンバック: 元ベビーユーザー
確かに風俗業は金にはなるが、警察管轄の仕事はモラル無視の隙間狙いの考え方が身についてしまい今後の人生を左右されてしまう恐れがあるから敬遠されがち。
客から恨まれ、一日中煙草臭い中で単純な作業に若者は耐えられないでしょう?逆の立場で考えれば分かりますよね!今後のパチンコ業界が上向きなら多少は妥協する人もいるでしょうが、警察に睨まれ、客には恨まれ、最悪の環境で働けますか?
それでも金を選んだ人たちが募集してるのだから業界は変わらないでしょうけどね。
ピンバック: チューブ
問題は家族や親戚に仕事の話が出来ない!
ピンバック: たま
端的に言うとパチンコ屋で働くのは辞めておけと言う結論になります。
高収入とは言っても過去の話でこれから給料が上がるとは到底思えません。
私のパチンコ業界での最後のボーナスは2万でした(笑)
今となってはパチンコを打つな、パチンコ業界で働くな、
つまり、パチンコに関わるなって事になります。
子供がパチンコ業界で働くと言ったら‥殴ってでも阻止します。
悲しいですが、パチンコ屋と言うものはオーナーの贅沢、道楽の為に存在しているのです。
ピンバック: 転職店長
各台計数機がなかった頃は腰痛持ちが多数居ました。
何を隠そう私も最終的には腰痛が一番の原因で悩んだ結果辞めました。お店の雇用状況によりますが男性の私だけ常時カウンター業務には着けなかったため
そして腰は一生もの
これ以上 腰を悪くするのは人生に響きそうと離職を決心
結局辞めてから違和感などが無くなるまで3年はかかりました。完全に違和感が無くなるまでは7~8年はかかりました
今でも座るときはおしりにクッションがないとなんか怖いと感じてしまう
一度でも痛めた人は恐らく一生悩むかも
ただ個人差が激しいので10年勤務の先輩でもならない人はなりませんし
計数機ついてる昨今は当時を思い出すと羨ましいと思う(腰痛問題はパチンコ業務だけを避難するわけではありません。座り仕事の方も悩みの種でしょう)
しかしその他、喧騒殺伐 騒音 受動喫煙 客に暴言言われる トイレなどの汚物掃除 ごく稀ですが客同士のトラブル仲裁 ゴトに対する警戒 他
昭和育ちのパチンコ好きだから続けられたと思う
最近は10代20代前半のスタッフなんてホールでほぼ見なくなりましたし、今の世代の子がパチンコ屋で働くという選択をするとは思えない
上記の幾多の困難がある職場です 短時間の雇用形態で時給1800~2000円くらいないと難しいでしょうね
暇な時間帯なんて計数機完備のお店なら数人で回せますし。
余談
パチンコ店で働いている期間に引っ越しをしました。それなりの収入があるのに職業パチンコ店勤務 なんと…それでは大家さんの印象が悪く大家さんの判断は拒否 と賃貸契約出来ませんでした
涙 その後 連帯保証人と更に保証会社をつけるとの条件で合意しました。当時 東京に上京して一番のカルチャーショックでした
今の世代がどこで働いてんの?パチンコ屋だけど… えっ?パチンコ屋なんだぁ…ヤバくね(^^;)
なんて会話もあるんでしょうね。
実体験です長文失礼しました
ピンバック: パチンコ派
ピンバック: 獣