※これから書くことは、気分を害する人も出るかと思います。あらかじめご了承ください。
日本語の使い方は、誰でも間違う。
しかし、この業界でよく出くわすのが表題にある「若干(じゃっかん)」の使い方の間違いだ。
煽り放送や案内放送で間違った使い方をしている。
最近は年数回に減ったが、この前、1週間で2軒のホール(東京都小金井市と東京都府中市)が間違った使い方をしていたので、今回の寄稿とした。
この件で以前苦い思い出がある。新宿のホールでの出来事だった。
「若干」の使い方間違いの指摘に従業員が逆切れした。マイク放送には、相当自信があったのだろう。
従業員は「僕は今までこの業界で同じ様にマイクを使ってきたが、誰にも注意されなかった!」と顔色を紅潮させた。
「注意をしているのではなくて、若干の意味を調べてごらんと話しただけだよ」とやんわりと応じたが、従業員のプライドを傷つけたようだ。
で、先日の話に戻ろう。
小金井市のホールは、従業員の使い間違い。何度も何度も繰り返している。
以前は、その間違いに気がつくと、客として私が教えてあげていたが、ある日それが仇となった事件が起きたので、それからは止めた。
府中市のホールは、イベントの水着ギャルが、その間違いを連発して放送していた。
よく知っているホールなので、マネージャーと店長に指摘した。
しかし、マネージャーも間違いに気づいていなかった。
前置きが随分長くなったが、間違った使い方の具体例は、新台などの空台をマイクで案内する場合だ。
「ただいま新台の石原裕次郎コーナーに若干1台の空台が出ました!!!」
「若干」を辞書で調べるとこう書いている。
「はっきりしないが、それほど多くはない数量を表す。いくらか。少しばかり。多少。「―の金を借りる」「―問題がある」「―名」
つまり「若干1台の空台・・・・」とマイク放送するのは間違いで、空台が1台と分かっているのなら「若干」に「1台」を付ける必要はない。
私がこの間違いに気づいたのは今から25年以上前のこと。
当時から若干ということばを織り交ぜマイク放送をしていた。
初老の男性が私にこう話しかけてきた。
※その会話をそのまま再現する。失礼を承知で書くのでご了承願いたい。それは世間がパチンコをどう見ているのかが、分かる会話だからだ。
「なー、お兄いちゃん。ここのマイク放送は変だろ。分かるか?」
「敬語もちゃんと使えてないし、さ~!と言う掛け声が多くて聞きにくい」
「若干1台とか、若干2台とか言っているけど、若干の意味をよう理解しとらん!」
「朝鮮人だから日本語が下手なんだな」
「お兄ちゃんが、ワシの言う意味が分からんかったら、若干の意味を辞書で調べてみい」
つまり、全国のお客様の相当数が、その間違いに気づいて「パチンコ店の従業員だから仕方ない」と思っていることになる。
最近、大手チェーンでもこの間違いを耳にした。
大手のホール責任者でも、その間違いに気づいていない、ということだ。
以前、イベント会社の若い経営者と話したことがある。
低姿勢で物腰も柔らかい。しかし、時々敬語がおかしい。
そのイベント会社の派遣したイベントギャルのマイク放送は、もっと変だったのを思い出す。経営者がこの程度だから、日本語教育ができていない。
こんな敬語の使い方を放送していたホールがあった。
あるホールで「たこやき屋」と言う会社が、ホールでたこ焼きの出張販売をしていた。この時のアナウンスがこうだ。
「ただいま、カウンター横で、たこやき屋さんのたこ焼きの出帳販売をしています」
このホールは、東京・多摩地区の駅前で4店舗経営している。全店でその間違い犯していたので、全店に指摘した。
3店舗は即座に改善したが、残りの1店舗は、数年経っても、未だ継続中。お客様からも「自分の店の出入りの業者を客に紹介しているのに、さん付けっておかしいよな。朝鮮人だから仕方ねーか」。
こんな会話を聞くと、本当に悲しくなる。
例えばあるデパートに入っているテナントのレストランで、不始末が起きたとする。
デパートの担当者を呼んで苦情を申し出た際、もしデパートの担当者がそのレストラン名にさん付けをしたら、誰でも違和感があるだろう。
つまり、お客様から見たらテナントも自店も同じだということ。そんなことが分からないのだ。
ある大手の店長は、パチンコ業界しか経験がない。その店長は、私の前で上司にさんを付ける。
弊社と言う言葉も知らないのか、それとも使い慣れていないのか、自社を「うち」と言う。
この業界は社会的に認知されなければならない。
それにはまだまだ大きなハードルがあり過ぎる。
この業界をよくするための会合が各地で開催されている。
多くはこの業界に精通している人が多く出席しているが、業界外の人の割合は少ない。
それではダメだと思う。
お客様の立場に近い感覚の人間が多く参加するべきだ。
この業界のセミナーを聞くと、時々業界バカの発言を聞くが、それでは何時までも進歩はない。
この業界のイメージは、20年前に比べて良くなっているだろうか。
一部の業界人は、その改善を前向きに行っているのだが・・・。
せめてマイク放送だけは、丁寧に日本語を使用して欲しい。
それと煽り放送の際、「さ~っ!」と言う掛け声は、極力少なめにするべきだと思う。
了
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この業界のイメージは20年前と比べて格段に上がっていると思います。決して少数派ではないと思います。
まだ煽りマイクをやっている店舗があるというのに驚きましたが、日本語の使い方はそんなに気になったことはありません。そもそもまったく聞き取れないお店もありますが、それ以外のところでは例え間違った日本語を使っていたとしても意味は通じています。
自分はそんなことよりもきちんと“目的”を理解してアナウンスをしているのか、接客をしているのかということが気になります。
テナントに“さん”付けもクレームの対象となれば、さすがに“さん”はつけないでしょう。
今回の記事内容は、5年くらい前に作成されたものではないでしょうか?
ピンバック: TKO
コメントありがとうございます。
>今回の記事内容は、5年くらい前に作成されたものではないでしょうか?
違います。先日作成した記事です。
「さん付け」をしている店舗は、○△サ□と言う店舗です(京王線沿線)。
私は、ウソは書きませんし、
古い話題を書き時は、ちゃんと、ことわりを文中に入れています。
そんな感じで読まれている方が一人でもいた、と言う事は、他にも同じ感覚の方がいるという事ですので、このコメントを入れました。
ピンバック: 元店長
追補)
上記コメント内の「○△サ□」の□は四角です。「ろ」のカタカナではありません。
ピンバック: 元店長
言葉の使い方の乱れは、パチンコ店に限らず、マクドナルドなどのマニュアル化されているであろう企業においても、接客の場面で多く見受けられますよね。
ですから、スタッフがきれいな言葉を使えるだけで、とても質の高い・気持ちの良い接客・・・と感じることができてしまうこともあると思います。
また、アルバイトスタッフが大多数を占めておりますので、いずれ巣立つときが来るまでに、何かを学んでいってくれたらと、皆で学び、注意・指摘し合うことがスタッフ間できる環境創りも必要ではないでしょうか。私は微力ながらそんな視点でスタッフ達に取り組んでいます。
ピンバック: 元スタッフ
>>皆で学び、注意・指摘し合うことがスタッフ間できる
環境創りも必要ではないでしょうか。
上の方が、そのような意識を持たれていれば、常に向上心は育つものだと思います。
あまり、過剰になりすぎると相手によっては逆効果になることもありますが。
私も「若干名」の意味を認識したのは20才過ぎでしたw
当店のブラックボードには「・・北斗の〝挙〟・・」と書くものが、たまにいますw
ピンバック: きんたろー
別にいいんじゃないですか?
煽りアナウンスだし
言葉には勢いってのも必要喋りを仕事としている人ならわかるはず
流れに応じた言葉が必要
要は伝わる意味が伝わったらいい
ピンバック: Unknown
間違いな言葉で良いとは、さすがパチンコの客だ
ピンバック: Unknown
スポーツ実況アナウンサーと同じですよ
多少の熱さは必要
ピンバック: Unknown
本日のエントリーのディズニーランドも
東京ディズニーランドですが所在地は千葉です
伝わればいいんですよ
ピンバック: Unknown
出帳 ×
出張 ○
誤表記がありましたんで、謹んで指摘します。
「しゅっちょう」と入力して出帳と変換するほうが難しいような・・・
誰にでも間違いがあるということで・・
ピンバック: Unknown