パチンコ日報

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7月3日のエントリー、ラスベガスと聞いて思った雑感

また、また投稿者が増えた。コメントをいただいている猫屋敷さんから。

以下本文。



ラスベガスの超高層カジノホテル「フォンテンブロー」(3815部屋) を建設中のフォンテンブロー・リゾーツ社は6月9日、

連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)を申請して事実上倒産した。

工事は7割以上完成しており、年内の開業を目指していたがこの先どうなるのか?



老舗カジノホテルも再建中のものもある。

例えば、カジノホテル「トロピカーナ」も経営再建中で破産法の下で運営されている。

このホテルは約1900室あるのだが、そのうち600室弱が、以前の施設工事ミスで修繕が必要なことが分かり、役所から修繕完了まで、使用禁止命令が出ている。しかし、資金不足からか修繕はしないで、閉鎖されたままで運営されている。



ラスベガスのホテルの中には、経営難に陥っているホテルもあり、買収話が数多く飛び交っているのが実情だ。



工事を中断したり、部屋数を縮小したり、ラスベガス資本のマカオのホテルが建設を中断したり、と暗い話題には事欠かない。



ラスベガスのカジノの収益の三分の一は、地元ギャンブラーからだと言われていた。この不況で収益は低下。もちろん観光客も減少中。



世界的に大規模のカジノ地域は、どこも同じ様な傾向らしい。



しかし、それに比べて、欧州の小さな地域のカジノはそれに比べたら、まだ良いほうだと言う。

バーデンバーデンやモナコは大衆相手とは一味違うカジノだ。身の丈に合った運営をしている。



日本のパチンコ店で、大規模運営をしているホール企業があるが、ある程度のところで拡大路線に手を打たなければならない場合も出てくるかも知れない。



重要なのは己の体力に見合う規模を見据えることがラスベガスのカジノ運営から俯瞰できる。



パチンコの市場規模は年々減少しているのだから、30年後、日本のパチンコホールも、海外のカジノと末路を辿るかも知れないことを念頭に置かねばならない。



この先、日本の景気がよくなれば、それはそれでまた拡大路線を歩めば良いのだが、ある中堅ホールは売り上げ増を狙い拡大路線を歩もうとしている。



今は止めたほうが良い時期だ。



身の丈に合う規模が重要な時期が今かも。



ラスベガスといえばスロットマシンが有名だが、日本ではパッ!としない「IGT社」。

ご存知でない方も多いが、IGTは世界最大のスロットメーカー。



日本法人設立は1990年。



アメリカ最大手のメーカーでさえ日本の市場でシェアを拡大できなかった。なんか自動車産業を見ているようだ。



世界的な自動車メーカーの現代自動車(韓国のヒュンダイ)も日本ではパッとしない。



日本はパチンコだけでなくどの市場も、海外資本から見たら参入は非常に難しいのだ。

西友を傘下におさめた海外資本も、苦労している。



今5号機でダントツの北電子がライセンスを取り、日本のカジノ時代の幕開けには、どんな機種を投入するのか楽しみでもある。

ジャグラーシリーズから、100円硬貨が出てくる様を見てみたい(笑)



それよりも、先日の営業1号さんのエントリーの中にもあったように、日本にカジノは要らないだろう。

カジノ法案が通れば、準備済みのパチンコ法案も通る。



しかし、それはある意味、パチンコ産業がカジノ化されると言うことにもなる。

そうなれは、その経済効果や国民の生活に大きな変革が押し寄せる。



この不況でアメリカのカジノは、連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)適用や身売り話のオンパレード。

日本がカジノを解禁するのなら、小さな規模で適正軒数の検討が必要だろう。



外国人からみたら、日本全国カジノだらけに見える現状を考えれば、パチンコがあれば十分。







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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. Unknown

    ラスベガスのスロットには、そのカジノ内だけをリンクさせたタイプと他のカジノのスロットを結んでネットワークしたものがあります。



    ネットワーク・スロットの管理で有名なのが、エントリー内で書かれているIGTです。IGTはこの市場をほぼ独占しているんですよ。第二位の会社は足元にも及びません。だからIGTは優良企業です。

    時々報道される大型賞金、20億とか30億のジャックポットが出るスロット「メガバックス」もIGTの管理です。



    アメリカのカジノのスロットはペイ率を表示しているカジノもあります。多いのが93%。日本と違い、機械の購入サイクルが遅いので、これだけあれば十分。

    日本でカジノが解禁された場合、開場したカジノの近隣のパチンコ店のスロットが一番影響を受けるといわれてます。
    アルミ缶  »このコメントに返信
  2. ピンバック: アルミ缶

  3. Unknown

    20年後、この業界のGMになるのは、どの大手かね。
    Unknown  »このコメントに返信
  4. ピンバック: Unknown

  5. Unknown

    先ほど大阪市此花区のパチンコ屋で火災 

    死亡者がでました 



    かなりムチャな箱積みの店でした 

    何らかの行政の動きがあるかもしれませんよ
    Unknown  »このコメントに返信
  6. ピンバック: Unknown

  7. Unknown

    此花の放火についてはエントリーをアップします。いよいよ業界としては恐れていた通路の玉積み問題がクローズアップされるのかも。
    営業1号  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 営業1号

  9. Unknown

    店員さんも一人亡くなられたようです
    Unknown  »このコメントに返信
  10. ピンバック: Unknown

  11. Unknown

    お亡くなりになられた方のご冥福を祈ります。



    この事件を見て感じたのは、地下のあるホールの怖さですよね。地上階でこれですから。

    火の手が地下からとか、地下に延焼するとか、どの産業の店舗もそうですが、本当に怖いです。

    スプリンクラーが作動しなかったとの報道もあります。気になる事件です。
    猫屋敷  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 猫屋敷

  13. Unknown

    事件があった店は出入口が三ヶ所ありました 

    三ヶ所あってなぜ逃げ遅れたのか? 



    そうなると出入口が一ヶ所しかない店もパチスロ専門店とかにあるように多々あります 

    一ヶ所の出入口が炎に包まれたらと考えたら恐ろしい
    Unknown  »このコメントに返信
  14. ピンバック: Unknown

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