今月封切られる。
これは凄い映画である。
パチンコとは縁遠い内容であるが、ぜひ映画館で観て戴きたい。
上演時間は3時間20分の大作である。
途中10~15分程度の休憩時間が入る予定らしいが、日本映画で休憩が入る大作は近年はないと思う。
作品の内容は、公式サイトと、原作を紹介しているウィキを見て欲しい。
簡単に書くと現在経営が危ぶまれている日本航空にターゲットが当てられている。
映画の中では国民航空という名称だ。
その中であの123便御巣鷹山の事故の模様が描かれている。
亡くなられた方々の人生を描写しているのだが、涙ナシではいられない。
それ以外には、この事故や航空会社経営に関係する、人間や政府の動きに注目して欲しい。
これほどまでに、当時の動きを詳細に描かれているのには驚く。
当時の政権与党の自民党が今日の政権を維持していたら、どんな影響が出ていただろうか。
来年の選挙前にこの映画が封切りだったとしたら、完全に民主党に追い風になる内容だからだ。
また国民航空(JALがモデル)の体質を描いているのだが、ここに一人の国民航空社員の人生が乗せられて描かれている。
映画には原作を元に描かれたフィクションと断りがあるが、明らかに事実に基づいている。
この社員の名前は「恩地」。役者は渡辺謙だ。
恩地が会社の中で人生を翻弄されていくのだ。
これを観たとき、自分は大した会社には就職しないでいたが、それでも幸せだったのかも知れないと感じた。大きな会社に籍を置いていても、こんな苦労は嫌だと思う。
このブログを読む人は、パチンコ業界の方々が多いと思うが、この映画を観ると
勤め先が今のホールで良かったと思う人もいるかも知れないと感じた。
私の知人は単独店に20年勤務して副店長だ。
店長になるには、今の店長が死ななくてはなれないので、昇格はここまで(副店長)が現実的だと話す。
彼に映画の恩地の話をすると「自分の人生は幸せかも知れない」と感想を漏らしていた。
一部のホール企業は、ある程度の役職になれば楽な面が多々ある。
この映画を観て恩地の立場を自分に置き換え、また事故で亡くなられた方々とその遺族の事を再認識して頂きたい。
そこに今のあなたの幸せの一部が見えるはずだ。
給料は安くても、休日が少なくても、それでいいのではないか、と思うかも知れない作品だ。
観て損はない大作だ。
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当時私は高校受験勉強中でした。当日は一晩中、テレビを見続けていました。
自宅の裏に、ご遺族の宿泊地から続く国道があり、遺体安置所に確認に向かう日航が用意したバスやハイヤーの車列が毎日行き来していました。町中が重苦しい毎日でした。
生きていること、働くことができること、それこそが幸せなのですよね。
ピンバック: 元スタッフ
是非見たい。
ピンバック: Unknown
サイトを見ました。
こういう映画のスポンサーにパチンコ産業が賛同するほうが、カメダに金だすより良い!
ピンバック: Unknown
えぇ~っ、知らなかった…まさか映画化したなんて。
「クライマーズハイ」を観たとき、〝やっぱり原作には…〟と思ったが、
元店長のお奨めならば、大いに〝期待〟しますw
ピンバック: きんたろー
>〝やっぱり原作には…〟と思ったが
原作は全て読みましたが、映画は映画として観て下さいw
ただ期待は裏切らないと思いますよ。それが上映時間に出ていると思います。関係者によると途中の休憩時間を入れたくなかったと話していました。今日確認したところによると、映画館では10分休憩だそうです。
原作に忠実に再現されていると思いますが、あれだけの原作の映画化なので、やっと映像化したと言うのが製作側の本音の様です。
原作を読んだ人も読んでない人も、ウィキを全部読んでからご覧になると面白いですよ。
ピンバック: 元店長
>>自宅の裏に、ご遺族の宿泊地から続く国道があり、遺体安置所に確認に向かう日航が用意したバスやハイヤーの車列が毎日行き来していました。町中が重苦しい毎日でした
報道されない裏にもそんな光景があったのですね。
働ける幸せを感じるためにも見てみたい。
ピンバック: Unknown
元店長さま
申し訳ありません…敬称略してしまいました。
ピンバック: きんたろー
>申し訳ありません…敬称略してしまいました
全然気にしてませんw今後も宜しくお願いします。
ピンバック: 元店長