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今秋は無理としても数年のうちに、カジノ業法が成立した時にパチンコ業法も同時成立する可能性がある。
何歩も先を見据える経営者は、その時に即時対応できるように準備をしておくのが常識だ。
パチンコ換金合法化=パチンコ業法成立に向けて、ある業界で「パチンコホール運営準備室」が立ち上がる。
ある業界とは、複数の業界だ。
小売業界も含まれている。あのディスカウントスーパーも、ホール運営に興味を示している。
未上場の小売業チェーンは、パチンコ業法が成立した時に、どこまで規制が緩和されるのかを、非常に興味を持っている。
規制緩和次第では、パチンコ業界は明治維新以上の事が起きる可能性があるからだ。
実は前述のH記者は、パチンコ業法成立後に業界がどのように変貌するかを取材していた。その時感じたことが「ホール関係者には、情報が少ない」。
パチンコ業法成立後は、段階的に現行システムを変えるのかや、一気に変えるのかも分からない。
さらに、
管轄官庁はどこになるのか?
換金は1円単位で可能なのか?
換金差額営業は可能なのか?
税制はどうなるのか?
新型パチンコ税の導入に結びつかないのか?
など等、考えたら不透明な項目が多すぎる。
従って、ある関係者によれば「業界の準備不足もあり、今秋は無理だろう」という。
しかし、他業界から見れば、パチンコ業法成立は宝の山。美味しい獲物が目の前に現れたも同然と見る勢力もある。
未上場の小売業は、パチンコ業法成立を睨んで「パチンコホール運営準備室」を立ち上げる予定だ。当然戦略上極秘に行われている。
この会社だけではない。小売大手も、将来ホール経営を見据えた戦略を検討しているようだ。
小売業がホール経営をする目的は、概ね共通している。
出玉で系列店舗で買い物をしてもらうこと。
ホールが等価交換の場合は、全部換金してしまうのは当然の流れだ。
その場合、ホールの会員カードと小売店舗の会員カードを同一にして、ホールの会員カードで小売店舗で直接買い物ができるようにする。
そして、出玉での買い物には、現金の買い物ポイントの数倍のポイントを付与する方法だ。高価交換ならポイント付与は不要である。
ホールが等価交換でなく、低価交換だと小売店舗側の採算が合わない事もある。
この場合は、考える必要はない。その理由は誰でも分かる(笑)。
小売店の売上は年々下降している。有名小売チェーンでも赤字になり、店舗整理もしている事は、新聞報道の通りである。
そんな小売業が、ホール運営に興味を抱くのは当然の流れだ。
これが実現すると既存のホールにとっては、大きな脅威となるだろう。
出店規制も緩和される可能性も高い。そうなれば、新規参入業者にとっては鬼に金棒だ!
売り上げが上がらない地上3階、地下1階の駐車場付きスーパーがあるとしよう。
そのスーパーの1階全フロアをパチンコホールに改装。地下の食料品売り場の商品全てを出玉で交換できたなら、反対するお客様はいないだろう。
こんな夢構想を抱いている小売業者が全国に存在しているのだ。
スーパーとパチンコホールのコラボは、既存ホールには脅威となる。
業界1位のマルハンでも、ロケーションによっては、影響がデカイ!
大規模ショッピングセンターの敷地内に、ホールが出店しているケースもあるが、そこでスーパーが直接ホール運営を始めたらどうなるのか想像して欲しい。
場合によっては、ホール企業と小売企業の合弁や提携も当然発生するはずだ。
小売業だけでなく他の業種も将来、甘い汁の出る木を探している。
メーカーと大手ホールの間では、色々な面で将来像をすり合わせているが、
パチンコ業法が成立した数年後のことまで、全てコントロールできる組織は今の所ない。
カジノは全て等価交換。
パチンコも同じようにしなさい! と言われた時、ホール業界はどう対応するのか。
換金差額営業は、パチンコ営業のうまみだった。
これが認められなくなると、残りは低貸し営業等価交換など選択幅が狭くなる。
そうなると、ホールの淘汰が始まる。
ある役人は堂々と「今のホールの数は多すぎる」とまで言った事がある。
ホール業界の皆様はそれでいいのだろうか?
12日の寄稿で、ギリシャショックのエントリーを書いたが、ホール業界は、その時の危機管理について準備は完璧だろうか?
将来、大手資本がホール経営に参入する可能性は高い。その時に慌てても遅い、ということだ。
最後に。
あるパチンコ業界通が、前述の準備室にオブザーバーとして参加する、という。
了
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大きなうねりを感じますね
等価交換は必然的な流れでしょうね
カジノは要らないよね
ピンバック: 番長
質問したいな
ダメならコメント入れてもな…
ところでハナシが違いますが、
景品で評判の良い品々を教えて欲しい。
先日の大福とかスイカとか。お願いします。
ピンバック: Unknown
最近の元店長の投稿は、ホールにとって心配事が増える内容が多いので、読むと暗い気分になるという声があります。
いちホールでは何もできないのですから、暗い話題より明るい話題を提供して欲しいとも思う人は多くないのでは?
ピンバック: Unknown
未来の業界は大手資本に牛耳られるのでしょうか?
ピンバック: Unknown
封入式パチンコから一物一価、そして一律等価の流れから想像する事は…
事実上黙認されている?釘調整に関してはどうなるのか…
全国一律調整。
どこの店舗で遊戯をしても、同一の機械ならば同一の遊戯性能を要求されないでしょうか?
となれば、事実上出玉イベント等はあり得ない。
その場合、ホールは何を持って集客を図るか?
そんな事を想像しました。
ピンバック: バイトのK
政治家がパチンコ換金もカジノに合わせて合法化すると言っても、末端のホール側には、何も伝わってこない。
政治家がそれを語る前に、ホールへの影響を明確化し、その議論をする場を与えて欲しい。
それを研究するのは組合の仕事で有る。ホールは組合費を払っているのだから、土壇場になって部会を立ち上げるとは遅い。こちらが前々から提案しても無視して来た老兵には任せることが出来るのか?
換金が法律上真っ白になるのは、メーカーなどは喜ぶからそれを主導するだろう。
ではホール側はどうなのか?大手ホールは上場を狙うだろう。中小はどうか?組合は相反する事業者の集まりになるだろうから、組合弱体化が進むであろう。
元店長さんの話は、非常に重要な内容を含んでいるのに、他人事に考えるホール関係者が大勢いるのが悲しい。
この業界は、機械のスペック規制などは、有事になりそうになると慌てて規制をするのだが、それから脱却できないものか?
ピンバック: ホール創業者
このてのお話しは
経営側は興味あっても
現場側はチンプンカンプンです
ピンバック: Unknown
>>事実上黙認されている?釘調整に関してはどうなるのか…
そーですよね。そーなんですよ。
パチンコから釘が亡くなる(無くなる)日が来るわけない。と思いますが・・・。
不透明が大杉。
業法成立後は数年かけて規制がキツクなるでしょうね。
ピンバック: Unknown
>>老兵には任せることが出来るのか?
なんでまた、辞めざるを得なかった前組合長が出てきたのか?
まぁ、どっちもどっち的な今の政治に信用が持てないのと同じですねw
渡辺喜美的wな方はいないんですかね?
それにしても、日〇OBが副社長に就いてる小売グループは虎視眈々でしょうね…。
ピンバック: ステセン
>あるパチンコ業界通が、前述の準備室にオブザーバーとして参加する、という
元店長?
ピンバック: Unknown
>小売グループは虎視眈々でしょうね…。
この寄稿を見て検討を始める所もあるでしょう
ピンバック: Unknown
警察はパチンコ利権を離しませんよ
風俗関係全てリセットされるならまだしも
性風俗は消えません
パチンコも消えません
ピンバック: Unknown
最悪と最善の両パターンを書ける範囲で良いから読みたい。続編望む。
ピンバック: Unknown
旧政権下(自民)でカジノ法案素案を作成した某議院政策秘書は、その素案を引き継いだ現政権下でも、カジノ合法化は確実に単独で行われる、と明かしています。
なぜなら、パチンコ業法をセットで議論すると、単純に時間がかかりすぎるから。すでに、自治体のみならず、オペレーターとなりうる外資も名乗りをあげるなか、果たしてしがらみの多いパチンコ業法は真剣に検討されるのでしょうか??
超党派議連の名称からみても、パチンコ業法が真剣に検討されると思われますか??
立法府および行政府の両者の考えを把握できる立場にある者として、いささか本エントリーへの疑義を程さざるをえません。
どうか、断定的に物事を判断するのはおやめください。
ピンバック: 業界C
小売りや二次アミューズメント等が進出してきた場合、利益に繋がらない現組合に加盟するとは考えにくい。
ならば、当然、新たな組合の組織化が予想されますよね。
しかも、それらは業界を守る為に設立されるのではなく、資本に裏打ちされた利益を追求する株主総会的な役割のものが、各企業一体となって設立されることでしょう。
一つになれないままの現パチンコ業界では、とてもじゃないが太刀打ち出来ないのでは。
ピンバック: 一般ファン
小売りや二次アミューズメント等が進出してきた場合、利益に繋がらない現組合に加盟するとは考えにくい。
ならば、当然、新たな組合の組織化が予想されますよね。
しかも、それらは業界を守る為に設立されるのではなく、資本に裏打ちされた利益を追求する株主総会的な役割のものが、各企業一体となって設立されることでしょう。
一つになれないままの現パチンコ業界では、とてもじゃないが太刀打ち出来ないのでは。
業界を牽引する存在の必要性が問われていますね。
ピンバック: 一般ファン
業界C様
貴殿のコメントの内容は納得出来ます。
しかし見方違いや読み方の違いを貴殿は見えていないのでは?
元店長はカジノ議連関連で報道された中に、パチンコ換金も合法化されるとあった動きの中で、異業種の動きを書いておられる。
それは合法化を煽っているのでは無いと私は読みますがな。
実際にはカジノ特区などの話も出ている位ですから、貴殿の書いている内容は正しいでしょう。
しかし!その数年後には、パチンコの換金問題が出てくるのではないでしょうか?元店長はその時の為に今から準備せよ、検討せよ、との意味合いで書いているのではと私は読んでいます。
貴殿の情報は、「今回は時間がかかるから、パチンコ業法は切り離す」との趣旨ですな。それならその後は、パチンコ業法提出の危険性は無いとお考えか?
時間差の可能性は大きいが、カジノ成立後はパチンコに飛び火しない保証は無いと考えるが、業界C殿はどうお考えであるかな?
小売業でもその動きはあると儂も聞いている。テレビでも報道されて有名になった、何でも販売する大型スーパーのオーナーは友人じゃ。同じ経済界組織の者だ。将来何時になるか分からないが、法案が通ってからでは遅いと誰もが思うのが経営者じゃな。
貴殿の立場は理解する。「立法府および行政府の両者の考えを把握できる立場にある者として、いささか本エントリーへの疑義を程さざるをえません」と明言出来る立場なのであろう。
しかしだ、ホール関係者から見たら、カジノ成立後の情勢が心配である。
元店長の寄稿は、意識・認識を遅れているホール業界への応援歌にも読めるのは儂だけではなかろう。
業界C殿に反論しているのではないのだよ。
貴殿のご意見だが、カジノ成立の後に、パチンコ換金合法にならなければ、儂も神妙に耳を傾ける。
分かっていただけたらありがたいのう。
貴殿の情報は正しいと思うが、パチンコ換金問題が法案として取り上げられない保証はあるのかのう?カジノの次はパチンコにならないのか?それが心配でもある。理由は業界全体として意思統一が出来ていないからじゃ。
業界C殿と元店長の主張の違いは、上に書いたような認識で儂は読んでおる。
カジノ合法と換金合法の時期は関係ないんじゃな。それはどうでもええ。少しの時期のズレは関係ない。
業界C殿が「パチンコ換金合法は絶対にない」と言ってくれたら安心する。どうですかな?
無いと言ってくれたら、元店長の寄稿内容は行き過ぎかも知れんな。そうでなけれな、貴重な意見じゃよ。
貴殿のコメントは今回の事情を書いておる。
元店長の記事は、カジノ合法の後の対応について書いておる。
日報を読む経営者ならそれくらいわかるじゃろう。
ピンバック: Unknown
業界Cさん
情報ありがとうです。
そのコメントを聞いて少々安心致しました。
しかしその情報は100%でしょうか?
今回は95%だとして、国会通過が来年になったとしたらその情報は当てはまりますか?
そこが問題なんですよね。
業界Cさんは、事情通で情報が入る立場の方だとわかりました。でもその情報が外れたりした時は、我々はどう対処をすればいいのかお考えですか?
ニュースの流れを見ていれば、カジノがなんらかの方法で先になるのは誰でもわかりますよ。
が、カジノ国会通過が来年に持ち越されたり、再来年になれば、どうでしょうか?それだけ時間があれば、パチンコ業法だって成立する可能性はありませんか?
どうも業界Cさんは、その現状だけに目が行き、この先数年後まで考えが届いていない気が致します。
元店長氏を擁護する形になりますが、元店長の寄稿は、ホール業界の未来まで考えた内容だと感じます。
営業さんへ
毎朝拝見しています。
この後にメールを書きますね。読んでください。
(ある件の青年部会幹部です)
ピンバック: サスケ
元店長さんの寄稿の意図を理解していないコメントがありますね
前々から読み続けたら解るのに
ピンバック: Unknown
のターゲットは、他の業界だったのか!(な?)
ピンバック: 猫額ひろし
せっかく業界Cさんが情報を入れてくれたのですから皆さんも冷静に。
元店長はカジノが合法化された流れで、パチンコも、って感じで捉えてます。
今回は業界C様の情報通りかも知れませんね。カジノ特区の話も新聞に出ていたから等。
その流れで、同時はないにしても数年後には、ってことがホール関係者は心配しています。
だって上場したいホール企業がある訳ですよ。
同時成立がなくても一~二年後なら同時も同然ですから。
備えあれば憂いなし、って感じですね。
元店長は数日中国地方に出張なので何もお答え出来ないと思います。
ピンバック: 元店長知人N
下記の様な記事が野村證券関係で報道されれば、カジノが落ち着いたらパチンコだと心配している方々は多いので準備や検討会は必要と考えるのは必然ではないでしょうか。
下記ソース「日本証券新聞」
野村証券は「産業アウトルック(5月号)」で、4月14日に外国人観光客の誘致や地域振興を目的に、超党派でカジノ合法化を目指す「国際観光産業振興議員連盟」の設立総会が開催されたと解説。
会長に民主党の古賀一成衆院議員、会長代理に自民党の岩屋毅衆院議員が就任。第1次募集で74人の国会議員が集まり、今秋の臨時国会での法案提出を目指している。
野村証券ではカジノ施設が設置されたとしても、コナミ(9766)や日本金銭機械(6418)などカジノ向け機器を手掛ける企業の売上高に対する寄与度は限定的と予想しているが、カジノ議連がパチンコの換金行為を合法とする「遊技新法」の制定も目指していることも紹介している。
パチンコの換金行為の合法化が実現した場合には、大手パチンコホールチェーンの株式上場に道筋が付くとともに、遊休地の活用に悩む上場企業のホール経営が加速する可能性がある。
その結果、中小規模のパチンコホールの淘汰は進むが、大手チェーンを中心に遊技機の入れ替え頻度が上がり、SANKYO(6417)やセガサミーホールディングス(6460)など遊技機メーカーには追い風となるだろうと紹介。
ピンバック: 元店長知人N
カジノ関係の法案の噂は何度立ち切れになりましたか?
今回も前回みたいに同じなら、パチンコ法案がカジノ法案に追付きませんか?
そうなれが次回(1年~3年後くらい)同じスタートになる可能性は?
ピンバック: Unknown
>>いささか本エントリーへの疑義を程さざるをえません。
>>どうか、断定的に物事を判断するのはおやめください。
C様はその情報をもち、本エントリーへの疑義を程さざるをえませんとのコト。
でも断定的に物事を判断しているのはC様かも知れないと思いますよ。両法案は切り離して検討されても、パチンコ業界はいまの状況を維持できるのかが焦点です。来年や再来年にパチンコ新法が採択されるかどうかが焦点ではないですか?
ホール関係者は、今は両法案切り離しには関心がなく、カジノの火の粉の行方が気になっているのです。
両法案のタイムラグが2・3年なら同時に等しいから、今から構えるのが重要だと認識しています。
ピンバック: Unknown
いつ湧き上がるか知れない有事に備えよって話でしょう
その話に本エントリーへの疑義ってのは大げさじゃねいかなあ
ピンバック: Unknown
肝心なのは〝カジノ〟立法の目的は〝何〟なのか?ということだと思います。
その認識ができていれば、この業界での見える先は〇費〇じゃないですかね。
となれば、そう遠くはないはず!?
ピンバック: ステセン