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新しいファン獲得のための交換専用コーナーの提案 その2

ではパチスロの場合はどうか。



4号機までのパチスロは「等価ノーパンク」営業に適する性能を持ち合わせていた。



低設定でもワンチャンスで大量獲得が可能で、一気に取り戻すことができる性能がそれだった。



5号機ではこれがなくなり、射幸性の高い“ノーパンク営業”には適していない。



ノーパンク営業が定着してきた経緯



1 ~1,5号機



119%の出玉設計値を可能とていた(試験機5台平均値120%以下で

合格)。

      

6枚~8枚の交換レートを設け、高い出玉による一回交換が主流だった。

※低射幸性の機械と射幸性の低い交換営業が合致していた。



2 ~ 3号機



集中役や裏モノが多く存在し、連チャンで大きな波が設けられ、低設定でも一発逆転の瞬発力が存在することで、射幸性の高いノーパンク営業が定着していく。



4号機 



AT、ストック、BB大量獲得機で投資金に対する見返りが担保されていた。



5号機



投資金に対する見返り速度が遅く、ワンチャンスでは取り戻せない。このリスク感が強調されてしまい、ファンは深追いをしなくなった。

       

ワンチャンスが少ないため、ART主流のタイプでは時間のないサラリーマン層の遊技客は「チョイ打ち」もできなくなり、このファン層が最も減少している。



このように、低設定を主体の現在の営業では、ART遊技で多くの遊技時間を必用とすることから、時間のない「チョイ打ち」したいサラリーマン層などのファンからの支持が少なくなっている。



交換営業の特徴



(無制限営業)       (交換専用営業)

①大当たりが少ない  →  大当たりが多い

②低い出玉率の営業  →  高い出玉率の営業

③玉単価低い     →  玉単価高い

④差枚数のみが粗利  →  交換毎の差益

⑥割数変動が大きい  →  割数変動が小さい ※売上、景品ともに3倍となる。



特 性

・大当りを頻発させ、たくさんのファンに大当り遊技を多く提供できる。

・交換レート(2,5円~3,3円)を設ける。

・適正な売上が確保できる。(高い玉単価)



なぜ交換か



パチンコはギャンブルでなく“賞品”を提供する営業とされている。



賭博は刑法185条で禁止されており、地方自治体が実施する競馬、競輪、競艇、オートレースは、特定法によって公営ギャンブルとして存在している。



規定のない賭け麻雀・賭けゴルフも金額や常習性によっては違法だ。



しかし、パチンコ営業は“遊技”を提供する営業で、その遊技に用いる玉やメダルを貸出し、貸玉料金を定めて行う営業だ。



そして獲得した玉数に応じて賞品を提供するという、風俗営業法に基づく営業なので、賭博とは根本的に異なる。



他の遊技を提供する営業にはゲームセンターやボーリング場などがあり、これらと同様の娯楽レジャー産業ともいえる。



ゲームセンターとの違いは、提供できる賞品単価の上限(ゲーセン800円、

パチンコ10,000円)が異なる。



このことから、大当り終了後に賞品と交換することはパチンコ営業の本分ともいえる。





交換専用機の効果(高スペック機)




※ファンにとって



1 全台高出玉(100%以上)を実現し、「大当り」を当てる感覚が存分に味わえる。



2 高出玉率は少額の遊技料金で大当りチャンスを広げる。



3 高出玉率はワンチャンスを狙う短時間のチョイ打ちも可能になる。



※ホールにとって



1 専用コーナーは売上金、景品金が相互に増大し、割数変動が減少して事業計画が立てやすい。



2 全台開放はホール全体に活力が生まれる。



3 店の独自性を発揮し、他店とは営業スタイルで勝負ができる。



4 交換レート差益が安定した収益をもたらす。





売上目安(20台)

        無制限  1回交換

売上(貸玉料) 40万 → 120万

台売       2万  →  6万



等価無制限とレート交換

レート(100円)  25個  33個  40個

交換単価(1個)  4円  3,0円 2,5円

ペイ出玉率     100% 109% 114%

営業出玉率     98% 107%  112%



※重要なことは、交換差益が大きく発生するため、営業は高出玉の“オール大開放”(最低105%以上)。注意点として、これ以下の出玉率は利益を取り過ぎてお客が飛んでしまう。



人件費



専用コーナーはホールスタッフが玉交換等のサービスを行うが、人件費削減がテーマとなっている昨今、嫌がる店舗もある。 



しかし、交換サービスに必用な人員は交換コーナー20~40台に付き常時2~3名の配置だが、遊技機の玉単価が3倍以上になることに加え、交換レートによる差益が大きいことから係る人件費は十分に補える。



また、スタッフが常時フロアにいることはゴト行為の防止など防犯対策にも役立ち、人件費負担以上の業績効果が期待できる。



結 論



低射幸性の遊技機の性能を生かした「交換営業」に対応するコーナーに

よって、最も重要な“大当たり”の醍醐味を存分にお客様に提供する。

高い出玉率により大当りがしやすい状況を演出し、交換による適正な差益を得ることで、ホール様の営業の安定化を実現する。



以上



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. Unknown

    パーソナルの場合はどうしますか? 

    スタッフの能力が必要ですね
    Unknown  »このコメントに返信
  2. ピンバック: Unknown

  3. Unknown

    パチスロのゲーム性が昔と比べ複雑になっているものが多く、それらの機種での1回交換となるとシステム(店内ルール等)を確立するのが難しそうですね。



    1回交換のシステムはお客様と店員との交流という面でも、小さなホールには向いている営業スタイルだと思います。



    ピーマン  »このコメントに返信
  4. ピンバック: ピーマン

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