企業をはじめとするあらゆる組織が社会の機関である。組織が存在するのは組織自体のためではない。自らの機能を果たす事によって、社会、コミュニティ、個人のニーズを満たすためである。組織は目的ではなく手段である。
【引用:エッセンシャル版マネジメント P9より】
ドラッカー先生は、組織=社会の機関と定義している。そしてその目的は「社会」「コミュニティ」「個人」のニーズを満たす事だと教えてくれた。
しかし現存する日本の組織、すなわち企業や役所や各種団体の多くは、このことを正しく理解していない。
組織自体のために、存在する組織も多い。
官僚の天下りポスト確保のための組織、自らの金儲けだけのために存在する企業…これらは数えきれないぐらい存在する。
実際、これらの企業(組織)を見分ける事は、それ程難しくない。
トップインタビューの記事を読めば直ぐに見分けがつく。トップが売上や利益目標を真っ先に掲げた場合、その企業は、おそらく「組織自体のための組織」である。
また「ニーズを満たす」と言う事を正しく理解していない企業も多い。そしてこれらの企業はニーズの範囲を狭窄にしか捉えていない。
すなわち、個人のニーズだけを満たせば良いと考えている。だから多くの企業は過ちを犯す。
例えば、消費者のニーズが、「安くて高品質の商品」だったとする。これらの商品を消費者に提供する事は間違いではない。しかしこれらの商品を製造するために、発展途上国の子供を酷使したとしたらどうだろう。
もはやその商品は、「消費者(個人)」のニーズは、満たすモノであるとしても、「コミュニティ」「社会」のニーズは満たしていないモノとなる。
先生のいうニーズの範囲を咀嚼すると、「社会」and「コミュニティ」and「個人」である。
すなわち、これら3つのニーズを同時に満たせと言っているのだ。
決して「社会」or「コミュニティ」or「個人」ではない。
我々、組織で働く者は、その事を肝に銘じる必要がある。
【パチンコ業界で働く皆様へ質問】
≪質問1≫
あなたが働く組織(企業)は、「組織のための組織」ではありませんか?
≪質問2≫
あなたが働く組織(企業)は、「社会・コミュニティ・個人」のニーズを同時に満たしていますか?
つづく
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質問を開いても、このページは閲覧不可能です、と表示されるが。
それと質問1と2の意図が分からないのだが。
ピンバック: 陳
>陳さん
リンク切れは直しました。
質問の意図はパチンコ業界をマクロの視点から見つめなおしてみよう、という試みです。
ピンバック: 営業1号
この場合の社会とはコミュニティとはなにか?
日本ではコンセンサスが取れていない
どの範囲を社会といいコミュニティとするのか
過去、パチンコ業界は朝銀とともに在日コミュニティのためにあったと言っても過言ではない
その時の社会は在日と北朝鮮を指した
パチンコ業界で社会とコミュニティを決めるとき、同時に在日の未来が決まるような気がする
そして、このテーマに一番反してるのは日本の官僚組織である
しかも、彼らがこの国を動かしている
日本陸軍が暴走した時と感覚はあいかわらず変わりない
パチンコ業界どころでなくこの国自身が危ない
ピンバック: ぱちんこふぁん
う~~ん、ドラッカー先生って誰だか知らないし質問の意図もわかりません。
そもそも「パチンコ業界」とひとくくりにしている点に抵抗感がありますね。
>3つのニーズを同時に満たせと言っているのだ。
「優先順位」という概念は無視ですか?
ピンバック: 通りすがり
>「パチンコ業界」とひとくくりにしている点に抵抗感がありますね
僕も同意です。遊びを提供する出玉率100%以上の店と、賭博の胴元的な存在である出玉率100%以下の店を同列に語るのは無理がありますよね。
ピンバック: 初心貫徹
自分が働いてて言うのもなんですが
そもそもパチンコ店が
社会・コミュニティー・個人のニーズを満たせるのでしょうか
パチンコ店の利益はお客の負け分ですからね
パチンコ店なんかこの世から無くなってくれ~って人も多いと思います
一部のお金持ちの方の余暇の過ごし方としては
パチンコはなかなかの娯楽だと思うんですけど
そんな方は一部でしょうし
だったらカジノでいいじゃん?って感じですし
寄稿者様的にはもっと建設的な意見があったのでしょうか?
ピンバック: MG
「互いの金銭の取り合い」を主目的にすれば当然そうなるでしょう。
しかし、「娯楽の提供と享受」が主目的になればまた話しは変わります。
顧客や社会とwinwinの関係を築けない企業は、衰退・消滅はあっても発展はありません。
ピンバック: 非業界人