パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

下位メーカーの生きる道

ホールに勝ち組と負け組みがあるように、メーカーにも勝ち組みと負け組みに分かれる。



株式会社アムテックス

株式会社エース電研

株式会社EXCITE

株式会社オーイズミ

奥村遊機株式会社

株式会社オッケー.

株式会社オリンピア

京楽産業.株式会社

株式会社銀座

サミー株式会社

株式会社SANKYO

株式会社サンスリー

株式会社サンセイアールアンドディ

株式会社三洋物産

株式会社JFJ

株式会社ジェイビー

株式会社ソフィア

株式会社大一商会

株式会社大都技研

タイヨーエレック株式会社

株式会社大和製作所

株式会社高尾

高砂電器産業株式会社

株式会社竹屋

株式会社ディ・ライト

豊丸産業株式会社

株式会社ニューギン

株式会社ビスティ

株式会社藤商事

株式会社平和

ベルコ株式会社

マルホン工業株式会社

株式会社ミズホ

株式会社メーシー



なんと、いつの間にか日工組加入メーカーだけでも34社に膨れ上がっている。



この中にはメーカーのセカンドブランドメーカーも含まれているが、遊技機市場が縮小する中で、この中で実際余裕で食えいているメーカーともなるとヒット機種をコンスタントに出す、あのメーカーと不動の定番機種を持っているメーカーと…



メーカーの力=販売台数だ。



儲かっているメーカーかどうかは新機種発表会の会場を見れば一目瞭然。実に分かりやすい。



聞こえてくるのは下位メーカーの声だ。



「買ってもらいたいのはやまやまだけど、支払条件を考えると二の足を踏んでしまう。弱小ホールは新台を買いたくてもおカネがないから買えない。そんなホールに手形で販売しても回収のリスクが高いだけ。3分の1を現金で、残りを手形にしても、それでも払えないホールが出て来ている。中には現金が1割で残りの9割を手形にして欲しい、というホールもある。大手は見向きもしないようなホールがどうしても下位メーカーの売り先になる。そういう時は直販ではなく販社をかませるが、販社も危険は冒したくない。回収に労力を割くよりも開発に力を入れたい」と苦渋の選択を迫られる日々だ。



メーカーが開発に力を注ぐのは当たり前のことだが、パチンコ業界のメーカーは1発ヒット機が出るとビルが建つ、といわれるほど形成が一気に逆転する。この勢いで3~4機種でも連発しようものなら、下位メーカーがたちまちトップクラスの仲間入りをすることができる。



吉宗を世に送り出した大都などはその典型例ともいえる。



93年にスロットメーカーのエーアイをグループ傘下に収め、大都技研の1号機がリリースされたのは98年。そして同社の歴史を作ることになる吉宗が発売されたのは2003年。まさに苦節10年である。吉宗25万台、番長25万台、と大ヒットを連発して、たちまちスロットのトップメーカーに躍り出た。



これを夢見てメーカーは開発に情熱を傾ける。



「AKBは、はっきりいって『やられた』。資金力、開発力には圧倒されました。ライバルメーカーの社長は、皆、地団太を踏んだことでしょう」(下位メーカー関係者)



このメーカー関係者に今後のパチンコ市場を予測してもらった。



「ホール軒数が減り、新台の販売台数も減るので、他社のシェアを食うしかない。新台の販売台数が下がる中、利益確保のためには、機械代も下げることはしない。後は、下位メーカー同士の合併も考えられる。日工組メーカーは機械を作れる権利を持っている。看板料で高く身売りできるので、オーナーは安泰」



セカンドブランドは、そんな意味も含まれていたのか、と考えると妙に納得してしまう。



下位メーカーは大手メーカーと同じ土俵で戦うのではなく、1年は安定稼働する機械の開発で勝負してもらいたいものだ。



これも最近は京楽がち出しているが。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 最後の部分は同意

    弱小ホールさんの手形の件はちょっと極端だとは思います。弱小ホールも買いたくない機械は買わないんで無理はしないでしょう。それにメーカーによって手形分割の回数の制限も違います。確かに大手メーカーになるほど支払条件が厳しくはなる傾向ですがね。支払条件の緩和も付き合いの度合いがほとんどで優良法人でも特殊な条件でずっと通されている所もあるので一概に「一括でないからやばい」訳ではありません。やばいと感じるのは急に支払条件を変えて来た時は一瞬感じる時はあるでしょうがね。

    弱小メーカーは確かに稼働実績を作らないといけないと思います。我々弱小メーカーの人間はみんな同じ考えです。販売台数=実績ではなく稼働貢献日数=実績でないといけません。後は打ち手目線とホール目線のバランスを考えて機械を作る事と思いますがね。今は打ち手も作り手も「金掛けたもの勝ち」の様相が強すぎです。
    こぶらかい  »このコメントに返信
  2. ピンバック: こぶらかい

  3. 隙間をねらえ!

    本文最上段に名前があがっているアムテックスさん(平和さんの傘下でしょうか?)なんかは、アナログ機種ばかりリリースしているメーカーさんですね。私が陰ながら応援しているメーカーでもあります。

    おそらく平和さんのサポート(顔)で販売をとりつけてるんだと思いますが、下位メーカーはこういった「隙間」を積極的に狙いに行くべきだと感じますね。今だに低玉貸専用の台がリリースされないのが不思議でならないくらいです。
    パチ☆プロ  »このコメントに返信
  4. ピンバック: パチ☆プロ

  5. その前に

    http://stat.ameba.jp/user_images/20121002/14/takesys5144/b9/aa/j/o0640048012216872631.jpg



    パチンコ日報に寄稿する諸氏は何故この問題を記事にしないのですか?

     下位メーカーが~云々・開発が~云々の前に、こういう事がまかり通っている現状を是正しないと何も解決しないのではないですか?

     大きなものに巻かれ、臭いものにはフタをし、綺麗事のみを言い、事なかれ主義な姿勢がミエミエなのです。だから客もこの業界に呆れ離れていく。



     全ての元凶はココにあると思いますよ
    千代  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 千代

  7. ジャンルに特化し、コストを抑えるとか・・・

    >メーカーが開発に力を注ぐのは当たり前のことだが、

    >パチンコ業界のメーカーは1発ヒット機が出るとビルが建つ、・・云々・・

    音楽業界(歌手の世界)を彷彿とさせるフレーズですね。

    アイドル歌謡なら、単発の“そこそこヒット”は1年で消えてしまいそうです。

    Jポップは、“そこそこ”一発で2~3年くらいでしょうか?

    演歌だったら、“そこそこ”が一発あれば10年食えるのかも?

    これは「ファン層の違い」が大きな理由なのでしょうね。

    また、歌手&音楽の独自性(否類似性)、ファンとの精神的親和性なども理由に在るのかも知れません。



    iPhoneよろしく「一発、形勢逆転!」と云うAmerican Dreamもどきの“夢”は余り見ないほうが・・・。

    下位メーカーさんは、どんなファン層(年齢・所得etc.)に向け、どんな遊技機を出すか熟考して欲しいものです。

    できれば、得意なジャンルに特化して欲しいものです。



    ビジネスも大観衆を相手に豪華な大舞台で・・、が理想でしょうが、演歌調の泥臭い小舞台でコツコツと・・、も在りでしょう。

    American Dreamの概念に《 勤勉と努力で勝ち取るモノ 》(Wikipedia)とありますし、「成功」とは“地道”の積上げなのかと・・・??
    蜻蛉の親爺  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 蜻蛉の親爺

  9. Unknown

    高砂電器産業株式会社を失念しないでください。計34社です。
    アビ  »このコメントに返信
  10. ピンバック: アビ

  11. Unknown

    最近、新機種の業者説明会に行くと『どうかウチを見捨てないでください。』というセリフを聞くことがあります。



    誰でもわかる弱小メーカーのみならず、つい最近もパチ・スロ共に強烈なキラーコンテンツを持つメーカーさんからも説明会の最後にこのセリフを聞かされビックリしました。



    そんなこと言われても売れる機械は黙ってても売れるし、売れない機械はどんなことしても売れませんけど・・・。



    あるメーカーさんは通常の販売手数料にインセンティブを上乗せして、なんとか業者に売らせようとしていますが、売れない物は売れません!



    売りたいけど売れません!



    >新台の販売台数が下がる中、利益確保のためには、機械代も下げることはしない。



    全く逆だと思います。



    今、ホールから求められているのは低価格・長寿命(できれば高粗利)の機械です。



    あまりにも機械代が高いからホールも早く回収しようとして釘を締めてしまうので、機械寿命が縮まり果ては客離れを起こしているのは自明の理です(ホールも1ヶ月で機械代回収できた!とかいって喜んでる場合じゃありません)。



    機械代が安ければ少しは調整も変わるかもしれません。



    最低でも1年間は店の平均稼働以上をキープでき、そこそこの粗利が稼げれば(台粗利3,000円なら1年間で100万円以上の粗利になります!)・・・



    そんな機械が1列あればホールも粗利だけでなく、その場所は入替を考えなくて済むので、機械代も節約できます。



    実績を残せば必ず次のビジネスチャンスが訪れます。



    弱小メーカーが今やらなければならないことは低価格・高寿命の開発です。



    大手メーカーに先にやられたら、本当に弱小メーカーは潰れますよ!
    業界歴??年  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 業界歴??年

  13. 価格に関して

    一般家電は昔と比べて

    ・性能の向上

    ・低価格化

    がありますけど、パチンコは上がる事はあっても下がる事ないですよね。

    家電メーカーは、家電だけでなく他の分野もあるので、コスト下げる要因はあるのかもしれませんが。



    パチンコ・スロット共に思う事は、筐体(枠)部分をメーカー統一にすれば価格面では抑えられる面はあるかと思います。

    何から何まで足並み揃わない、揃える気のない業界なので無理だと思いますが。

    名無し  »このコメントに返信
  14. ピンバック: 名無し

  15. winwin

    客もホールを見捨てた現状なのにメーカーに協力なんかしてツマラン機械を短いサイクルで買い続けてたらどうなるか子供でも分かるよ

    客をとるかメーカーをとるかでwinwinは有り得ないから

    でも規制緩和で爆裂機をだしサラ金融が金を貸せるようになればホールとメーカーはwinwinの関係になれるかも
    ABB  »このコメントに返信
  16. ピンバック: ABB

  17. 京楽は投資に成功しただけ

    もともと京楽はAKB初期からのメインスポンサーですし、SKEとも深く関係があります。

    ですので版権はとても安くあがります。よって他の開発に力やお金を掛けられて、素晴らしい台が出来たのです。

    しかし。AKBがマスカッツやアイドリング程度の人気しか出ていなければ今回の台も大ヒットしなかったでしょう。

    ですので、京楽は運すらも味方に付けたと言っても良いのでは無いでしょうか?

    その点から見てみるとフィールズの漫画創刊も、投資としては失敗でしたが、試みは良かったと思います。
    ぁきちゃ  »このコメントに返信
  18. ピンバック: ぁきちゃ

  19. Unknown

    他人の著作物利用の引用条件も知らずにコピペする未熟者は、常識をわきまえてからコメントしろよ



    blog相手の承諾を得ているのか?

    公開された情報を何でも無秩序に使って良い訳じゃないし、お互いスムーズに利用し合うための最低限のルールを(他人を非難する前に)まず勉強しろよ
    出典明記も知らないのか  »このコメントに返信
  20. ピンバック: 出典明記も知らないのか

  21. 業界歴??年さんへ

    >そんなこと言われても売れる機械は黙ってても売れるし、売れない機械はどんなことしても売れませんけど・・・。

    この言い方は自身の営業力の無さをひけらかしてるような物ですよ。

    結局機械に頼った営業しかしてない裏返しです。

    それだったら営業は要らないですから…

    他業種営業マン  »このコメントに返信
  22. ピンバック: 他業種営業マン

  23. Unknown

    今まで出来なかった事が、これから出来ると思います?

    豊丸、高尾、マルホン、タイヨーエレックの機械、打ちません。

    真実  »このコメントに返信
  24. ピンバック: 真実

  25. 低価格と言いますが

    初めて投稿させてもらいます。

    ご存じかと思いますが、ホールはコンテンツ力さえあれば40万しようが買いますし、魅力も名もない機械には仮に価格が20万であっても買ってもらえません。



    ホールがその様な買い方をしている間は機械代は絶対に下がりません。ただ、それによって弱小メーカーが助けられてるのもまた事実で上層部は脳天気その者です。



    その様な弱小メーカーは淘汰されるべきで、生き残る道は変態スペックで板19万円台で出し続けるしか無いと思います。

    ホールも大手の言いなりにならず、それに応えて欲しいものです。

    弱小メーカーT  »このコメントに返信
  26. ピンバック: 弱小メーカーT

  27. Unknown

    こんちは!僕は只の打ち手なので、詳しい事はわからないですが、





    大手に勝つには弱小メーカーと弱小ホールが手を組んで機械を開発して、独占しちゃえばいいんじゃないんですか?



    コリちゃん  »このコメントに返信
  28. ピンバック: コリちゃん

  29. 一般論

    今のパチンコは煙草と同じですから

    ギャンブルを止められない人達だけが残っただけなのだから安売りする必要がない!金がなくても工面して買いにくるのだから値上げしても支障はない…結果、今粗利を揚げなければ止められたらお終いですよ

    メーカーがどんな楽しい台を出しても1kで数回しか回らない釘調整にされたら客だって逃げるし

    その事に対して

    客がついて来れないと表現する業界人達はの頭の中は?信じられない

    客がついて来れないのではなく貴方達がそんな客の首を絞め二度と来れないようにしていると思いませんか?

    出してる店と出してない店の同じ台を打ってみましたがホント全く別物でしたよ

    同じ素材を使用しても客への想いが欠けてる店は見捨てられてendですよ
    まさ  »このコメントに返信
  30. ピンバック: まさ

  31. 上位と下位

    管理者様が言いたい事が何か解りかねますが

    おそらく「下位メーカーは大手メーカーと同じ土俵で戦うのではなく、1年は安定稼働する機械の開発で勝負してもらいたいものだ。」という部分であると推察致します



    A.下位は上位と同じ土俵で戦っても勝てない

    B.金を掛けるのではなく1年間安定して稼働するかが重要



    この2点は非常に重要な示唆でありましょう

    そしてこの2点はパチンコ店にも言えるのではありませんか



    A’.下位ホールは上位ホールと同じ土俵で戦っても勝てない

    B’.新台に金を掛けるのではなく1年間安定して稼働する機械を探せるかが重要





    ↓↓此処から先が私が言いたい事です↓↓



    a.上位ホール以外においては初週に買わねばならぬ機械はこの世に存在致しません

    b..カレンダーに合わせた新装開店戦略を採っているうちはメーカー支配から脱却できません。不要な機械を買わされる結果となるでしょう
    遊協の白石さん  »このコメントに返信
  32. ピンバック: 遊協の白石さん

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