パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

機械頼りの営業からの​脱却

最近、パチスロの中古機の価格が高くなっています。



アナザーゴッドハーデスが58万円前後、マクロスフロンティア2が45万円前後、モンスターハンターが35万円前後、まどか☆マギカが28万円前後、化物語が20万円前後、マイジャグラーピースパネルに至っては90万円前後というとんでもない価格になっている。



パチスロの中古機の高騰は、4円パチンコの客離れにより、パチンコの新台入れ替えのパフォーマンスが悪くなり、パチスロ機の投資に移行したことと、パチンコ島からパチスロ島への変更、47枚貸しに変更するリニューアルオープンの仕掛けのための主要機種の増台などが主な原因だと思います。



パチスロが良いからというよりも、パチンコが良くないからという、言わば消去法的なものから、パチスロの中古機の価格が高騰しています。



最近の新台は台数値引きが大きく、なおかつ少台数だと納期が遅れることが多いので、うちのような小さいお店だと、新台を諦めて中古に移行することを考え始めましたが、この中古価格だと、中古機にもなかなか手が出ません。



新台も中古機も高くて買えなくなったので、今年の機械代は3年前と比べると、3分の1以下にまで落ちましたが、稼働はほとんど変わっていません。



最近のパチスロの新台は、画期的なスペックはなく、斬新的なゲーム性もありません。目先の演出方法を少し変えただけになっていて、新鮮さはほとんどありません。バジリスク絆がバジリスク2よりも出来が良いとは思えず、名機であるバジリスク2を撤去してバジリスク絆を導入しようとは思えませんでした。



また、完成度の高い北斗の拳世紀末を撤去して、蒼天の拳2を導入しようとも思えません。



価格や納期などを考えると、新台を購入できなくなったことによって、旧台が撤去されなくなり、旧台を好んで打つお客様はどんな新台がリリースされても、他のお店には行かず、うちのお店の旧台を打ち続けてくださっているので、無理に新台を導入しなくても、稼働は落ちなくなっています。



機械頼りの営業からお店の力による営業になったことによって、競争力が上がり、お店が安定したと思います。機械頼りの営業は、競争力がついているように見えますが、新台を買えば買うほど、自ら競争力の低下を招いているのではないかと思います。



業界最大手のマルハンやダイナムが機械代を落とし、競争力が落ちたと言われることがありますが、数年後を考えた時、機械にお客様が付くのでなく、お店にお客様が付くので、逆に競争力が上がるのではないかと思います。



実際、いち早く機械代を削減したダイナムは、今では市場で支持されています。数年前のような新台を導入しなければ、お客様がいなくなるのではないかという恐怖心もなく、新台を買わなければいけないという強迫観念もほとんどなくなっています。



価格の高い中古機は必要なく、アナザーゴッドハーデスの増台、マクロスフロンティア2や鉄拳3rdの導入は中古価格が10万円を切ったら、導入を検討しようと思っています。





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パチンコ業界はもっと​夢のある給与体系へ

私がパチンコ業界に入った20年前、その頃のパチンコ店の店長の給料は月収100万円、車はBMW、時計はROLEX、スーツはアルマーニかヴェルサーチを着て、ルイヴィトンのセカンドバックを片手に夜は六本木や銀座に繰り出すイメージがありました。



この頃のパチンコ業界は今よりもグレーなイメージがありましたが、今よりも給料体系は良く、店長になり、お店を繁盛させれば、自分で居抜きのパチスロ店のオーナーになれるのではないかとも思えました。



実際、私のまわりにはパチスロ店のオーナーになる野心を持ち、一流大学からパチンコ業界に入り、店長や部長から独立して、パチスロ店のオーナーになった知り合いや後輩たちはたくさんいます。



あの頃は、やればやるほど給料が貰え、やる気に満ちあふれ、活気があったように思えます。



しかし、最近のパチンコ業界は、経費削減という大義名分のもと、給料を抑える傾向があります。



これでは、夢や希望はなく、若い学生たちがパチンコ業界に入ってきません。



最近の大学生の就職先人気企業は、将来性のあるITベンチャー企業や一部上場企業で給料が高く、将来安定性のある企業になります。



優秀な学生は条件の良い企業を当然のように選びます。



斜陽産業と呼ばれているパチンコ業界の未来はどうなるか分からないと思われているので、学生たちは集まりづらくなっています。



豪華絢爛な立派なお店を作るよりも、人に対する投資として、給料体系を良くするべきです。



パチンコ業界に入り、店長になれれば、自分でパチンコ店のオーナーになれるまでは言わないまでも、お金を貯めて、ベンチャー企業や飲食店の一つでも独立できるんだという夢や希望があれば良いと思います。



先日発表された業界最大手のマルハンとダイナムの決算は過去最大級の利益になりました。



パチンコ企業は、5号機問題による莫大な機械代負担や震災による不安から、会社に内部留保をしたがる傾向にありますが、企業保全ばかりするのではなく、やる気のある若者にどんどん給料をあげて欲しいと思います。



パチンコ業界に安定を求めている学生は少ないと思います。



給料体系が良くなれば、やる気のある優秀な若者もパチンコ業界に入って、活気のあるパチンコ業界になるのではないかと思っています。





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パチスロ蒼天の拳2は​本当に8万台クラスの​機械なのか?

今年から話題機の新台をバラエティーに1台ずつ導入するバラエティー戦略に切り替えました。



116台の店舗で今年導入した新台は、バジリスク絆1台、主役は銭形2を1台、アナザーゴッドハーデス1台、モンスターハンター1台、モンキーターン1台、ハッピージャグラー4台だけになります。



5月は新台入れ替えをしませんでしたが、稼働は変わりませんでした。



これだけ、新台入れ替えをしなくなったので、うちのお店に来るお客様は新台に期待しなくなったのでしょう。だから、新台入れ替えをしなかった5月でも稼働が落ちなかったと思います。



新台よりも、北斗の拳世紀末やバジリスク2を大事に使い続けているのが支持されているのかもしれません。



まもなくデビューする蒼天の拳2は8万台販売予定なので、ほとんどの店舗がメイン機種と考えているようですが、果たしてそれほどの機械なのでしょうか?



蒼天の拳2のふれ込みは、北斗シリーズとなっていますが、どうなんでしょうか? 2012年末の秘宝伝は番長を継承というキャッチフレーズで14万台が売れましたが、結果としては秘宝伝ショックとなりました。



秘宝伝と番長が全く別物のように、蒼天の拳と北斗の拳は全く別物だと思います。前作の蒼天の拳がヒットしたのは、当時としては純増枚数が高く、初当たりがほとんどARTというのが他の機械になく、スペックが良かったからだと思います。



決して、パチンコで泣かず飛ばずの蒼天の拳のコンテンツが良かったからではないと思います。今回の蒼天の拳2は純増が北斗の拳の2.8枚から2.7枚、設定1の確率が北斗の拳の1/355から1/299になり、明らかにスペックダウンになっていると思います。



1/355から1/299の違いは、パチンコのマックス機とミドル機の違いくらいあり、アナザーゴッドハーデスのヒットなどを考えると、パチスロもミドル機がヒットしづらく、パチンコでいう甘デジタイプのジャグラー系・ハナハナ系のAタイプと純増2.8枚以上で初当たりが1/300以上のマックスタイプがヒットする傾向があります。



天井を777Gと浅くしたことが良いのではないかという意見も多くありますが、天井が浅いと天井を意識しすぎて、100G以上打たなくなり、100G止めが続出してしまいます。天井があまりにも浅いのは良いとは思えません。



輪廻のラグランジェの4リールの筐体が蒼天の拳の筐体になりますが、リール自体が全体的に左寄りになっていることから、何か違和感があり、長時間打っていると疲れを感じます。



なにがヒットするのか分からない時代になっていますが、コンテンツ力やスペックなど、いろんな要素を考えてみても、エウレカセブン2や獣王レベルの機械だと思います。



それにしても、蒼天の拳が8万台売れるのをみると、まだまだホールの新台に対する購買力が落ちていないと感じます。何はともあれ、うちのお店では8万台販売される蒼天の拳2もバラエティーに1台しか導入しないバラエティー戦略を取ります。





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1台50万は目と鼻の​先

7月7日にデビュー予定の山佐のパチスロ鉄拳3rdの価格には驚かされました。販売価格が458,000円、早期契約値引の10,000円を差し引いて消費税8%込みの価格が483,840円になります。蒼天の拳2の価格も高いと思いましたが、評価としては蒼天の拳2よりも低い鉄拳3rdはそれ以上になります。



もう1つ驚かされたのは台数値引きの大きさです。



4台~7台だと20,000円の台数値引き、8台~15台だと60,000円値引き、16台以上だと100,000円の台数値引きになります。



サミーがパチスロ化物語で最大台数値引きを10万円にしましたが、遂に山佐までもが台数値引きを10万円に設け、しかも3台以下だと納期が1週遅れにもなります。



蒼天の拳2が店舗の5%前後が導入適正台数だと思っているのに対して、鉄拳3rdは店舗の3%前後の導入が適正台数だと思っているので、100台以下の店舗だと1週遅れに10万円の価格差になってしまい、価格も消費税込みで1台あたり50万円近くになります。



台数により価格差が20%以上あると、中小店舗は新台入れ替えをするのは、圧倒的に不利になります。

話題機の新台を1台ずつ導入するバラエティー戦略を取っていましたが、この価格差をみると、もう一度考え直さなければなりません。



鉄拳3rdはバラエティーに1台の入れ替えだと、48万円になり、ホール負担の機械の運送費、入れ替えのための書類作成費、書類提出のための印紙代、新台入れ替えの広告物の作成などで、鉄拳3rd1台の入れ替えで60万円前後かかることを考えると、簡単には新台入れ替えを行うことができません。



鉄拳3rdは1台欲しいのですが、この条件だと見送らざるを得ません。



逆に、大型店はこの10万円の台数値引きをフル活用して、大量導入して集客して、適正台数を残し、残りを売却することもできます。



大型店は新台購入がよりしやすくなりますが、中小店舗が新台入れ替えをすることは難しくなっています。中小店舗は新台入れ替えによる営業スタイルを捨て、ジャグラーや低貸しなどの固定のお客様の営業スタイルにしなければならないと思います。



それにしても、メーカーは中小ホールのことをどう思っているのでしょうか?



中小ホールが淘汰され、店舗数が減ってしまったら、ホール間同士が競わなくて済むようになります。競争原理が少なくなれば、大型店も新台入れ替えの必要性が減ります。



今後、中小ホールが少なくなればなるほど新台が売れなくなりますし、メーカーよりも大手チェーンが主導権を握るようになり、メーカーは厳しくなっていくと思います。







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もう少しだけ、メーカーは中小ホールのことを考えた機械の販売方法にしてほしいと思っています。

どの機械がヒットする​のか、さっぱり分から​ない

2012年の年末に秘宝伝がリリースされた。番長2の後継機という触れ込み、当時ではまだあまりなかった純増2.8枚のAT機ということもあり、こぞって秘宝伝を大量導入した。



14万台が売れ秘宝伝がハズレることなど、業界内では疑う余地はなかった。結果は皆さんもご存知のように、今では秘宝伝ショックと呼ばれるようになっている。



その後、エウレカセブン2でも同じようなことが起きた。



エウレカセブン2の機歴のために化物語を購入したのに、エウレカセブン2が大コケして、化物語がヒットすることは誰も予想できなかった。



最近の機械はどれがヒットするか、さっぱり分からなくなっています。



特にユニバーサル系はさっぱり分かりません。まどかマギカがヒットして、バジリスク絆もヒット、そしてアナザーゴッドハーデスもヒットして、緑ドンVIVA2もある程度ヒットするかと思ったら、ご覧の通りの結果になりました。



まどかマギカ、バジリスク絆、アナザーゴッドハーデスは導入当初、全国平均でも赤字になるほど甘く動いたのですが、緑ドンVIVA2だけが甘く動きませんでした。



こうした動きはホール側は全く予想できません。試打会ではノーマル基盤を打たせてもらえず、当たりやすい強制基盤しか打てません。



強制基盤ならほとんどの熱い演出は当たるのですが、実際にホールに設置されてみると、熱い演出でも平気でハズレてしまう場合があり、この期待の裏返しが失望感に変わってしまいます。



これからリリースされる話題機の蒼天の拳2もどうなるか、全く予想つきません。



蒼天の拳2がどういう出玉推移をするのか、当たりの振り分けがどうなっているのか、演出の期待度など、解析が出てこないことには、さっぱり分かりません。無論、間もなくリリースが噂されている番長3もあのビッグコンテンツである吉宗が大コケしたので、どうなるかは分かりません。おそらく、メーカーもどの機械がヒットするのか現状では分からないはずです。



ユーザーに選択してもらうという案もありますが、吉宗は打ちたい機械のアンケートで番長と同率で1位だったことを考えれば、ユーザー意見を取り入れても、ヒット機種を当てるのは難しい。



何がヒットするのか分からない現状だと、吉宗を10台導入して、アナザーゴッドハーデスを1台しか導入しないようなギャンブルを打たずに、吉宗5台、アナザーゴッドハーデス5台、モンスターハンター5台、蒼天の拳2を5台、番長3を5台といったようにバランスの良い購入の仕方がリスクが一番少ないのではないかと思っています。



中小店舗ではヒット機種だけを選んで導入することは難しいので、バラエティーに1台ずつ導入するバラエティー戦略が良いと思います。



お店の規模や戦略によって台数は異なりますが、1台なら1台、5台なら5台、10台なら10台といったように購入台数を均等にして、結果の出た機械を増台して、結果の出なかった機械は早めに売却をかけるなどのリスクヘッジをするべきではないかと思っています。







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