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逆張り戦略が鍵? 低価格交換で魅せるパチンコ店の新たな挑戦

全国で318店舗を展開するディスカウントストア「トライアル」の逆張り戦略が注目されている。

一般的なスーパーは物流やレジ運営などを外部に委託することで効率化を図っているが、トライアルはこれに逆行し、多くの業務を内製化している。管理を自社で行うことで、外部委託費を削減しつつ、効率的な管理を実現している。

多くのスーパーが人件費削減のために営業時間を短縮する中、トライアルは24時間営業を維持している。その背景には、独自開発の「スマートカート」の導入がある。このカートはレジ機能を搭載しており、顧客が商品を選びながらその場で計算できる。その結果、レジスタッフの人数を抑え、人件費を20%削減することに成功している。この効率化が、24時間営業の維持を可能にし、真夜中でも買い物をしたい顧客のニーズに応える強みとなっている。

さらに驚かされるのは過疎地への出店だ。都市部の様にライバルとの激しい競争にさらされることもなく、過疎地ではトライアルが唯一の総合スーパーとなり得ると共に、それは地域の生活基盤を支える社会貢献でもあり、企業イメージのアップにもつながる。


また、過疎地では土地の取得や建物の賃料が都市部に比べて安いため、初期投資が抑えられるというメリットがある。

過疎地出店戦略は、物価高や人口減少の中でも収益性を維持する新しいビジネスモデルとして注目される。

この逆張り戦略をパチンコ業界に置き換えた場合、等価交換が主流となった現状において、低価交換が新たな可能性を示すことができるかも知れない。

現在、多くのホーは等価交換を採用している。低価格交換では、スロット営業で設定を入れ、パチンコ営業ではストレスを与えない千円スタートを提供することができる。

等価交換に慣れたユーザーは、低価交換は換金した時に少しがっかりするかも知れないが、その分、勝ち体験を増やすことができる。ユーザーが「勝った」ということを実感することで、集客力を高める効果が期待できる。

では、低価格交換を活用した店舗が成功するには、どのような工夫が必要だろうか。一つは、明確な差別化ポイントを打ち出すことだ。例えば、「○○店は出玉がすごい」という口コミを根拠に、大量出玉をアピールする戦略広告を展開する。得られるポイントを活用した特典や、地元商店と提携したオリジナルの景品導入も考えられる。

これにより、ただ「玉を交換するだけ」の遊技ではなく、地域に密着した景品を提供する店舗として価値を高めることができる。

逆張り戦略にはリスクも伴うが、それを成功に導く鍵は、他店が無視している潜在的ニーズを掘り起こすことだ。トライアルが「安くて便利」というニーズを突いたように、低価交換を採用するホールもまた、「出玉感」や「勝ち体験」といった要素を強調することで、新たな顧客層を取り込む可能性が出てくる。

等価交換が当たり前の時代だからこそ、低価交換という選択肢が逆に考えられる。


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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 利益率を下げれば勝ち体験が増えるというならわかりますが、交換率を下げると勝ち体験が増えるというのは数学的に検証されているのでしょうか?
    交換率が低いと現金投資がかさんだ時点で、その日の負けが濃厚になりますよね。
    単に負け額を減らすだけなら1パチなどの現行の低レートで十分なわけで、何度も同じ主張をする前に、この点の論拠を示すことは必須と考えます。
    日報読者  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 日報読者

  3. 現在主流の一個賞球の高速吸い込みのLT機では、「連荘したら即止め」が多いので、
    交換率は高い方が良いと思う。
    加えて、交換率が低いと、投資する度に負け額が増えて行き、
    上の方が言われた「現金投資がかさんだ時点で、その日の負けが濃厚」になります。

    それでも、「新たな顧客層を取り込める低価交換を実施したい」のなら、さっさと実行しましょう。
    そうすれば、他店を出し抜けますよ。
    トクメイ  »このコメントに返信
  4. ピンバック: トクメイ

  5. 交換率を下げた所で
    スタートは上がらない、
    と店が繰り返し繰り返し続けた結果、
    遊技者に根付いた時点でこの手の話は破綻しているのにも関わらず
    よくもまぁそんな事が言えるなと。
    もし、交換率が下がったら
    「あそこ普段回さず散々クソボッタくってた癖に交換まで毟り取りやがったぞ」
    と。
    パチスロの4号機から5号機に移行した時のような現象が起きるだけなのだが?
    そして超長時間滞在出来るのだけが残って、
    一番店が欲しい「短時間で少しだけ負けてくれる」遊技者がいなくなる。
    更には今の設置台ってそんなのばかりだが?
    それでもこんな記事を書くとか。
    パチンコ打っていないって言ってるようなものだ。
    説得力ゼロ。
    アホくさ  »このコメントに返信
  6. ピンバック: アホくさ

  7. 低価格交換で魅せるパチンコ店、ね。
    いかにもパチンコ業界人らしいなぁ、と思う一文笑
    これ一般的な日本語に翻訳すると「低価格交換で誤魔化すパチンコ店」ですよね?笑
    上の方も言っておりますが、ホールの一日の目標利益は決まっていてかつ下げれない(下げれるなら今でも可能だがやっていない)わけだから、交換率を下げたところで目標数字までの利益は同じように確保するんだから客の勝敗に大きな影響はでてこないと思いますが…、実際のところどうなんでしょうかね。
    こんな業界トップサイトで根拠もなくデタラメを書くんでしょうか?
    そんないい加減なサイトじゃないですよね?
    それとも何かカラクリがあって客は勝ちやすくなる?
    それともやっぱり騙し誤魔化しのたぐい?

    ちなみに今のような客単価玉単価玉粗利バリ高の機械たち&ボッタクリ店舗の調整じゃ低価格交換にしても焼け石に水では?笑
    保毛尾田保毛男  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 保毛尾田保毛男

  9. そんなに難しい事を言ってるわけではないし、新しい事を言ってるわけでもない。
    トータルで同じ額を貢ぐにしても、高設定で見せ場を作りつつ交換で負けるほうが
    低設定で手も足も出ず負けるよりもゲームとして楽しめるでしょう、というだけの話

    30年前はそういう営業が当たり前だったわけだが、夕方から短時間勝負のサラリーマンにはほぼほぼ勝ち目がなく。
    今のご時世、この主張が受け入れられるかというと疑問、複数のコメントで拒否反応が示されている通りですな

    時間だけは自由になるフリーランスの身としては、個人的には低交換率の復権は大歓迎だが。
    持ち玉で粘るという単純明快な勝ち筋が確保される、という事に他ならないので。
    7枚交換でクランキーコンドル打ってたお爺さんの意見  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 7枚交換でクランキーコンドル打ってたお爺さんの意見

  11. 等価で回すというのが逆張りの発想。交換率を下げて玉を出すのはごまかしの発想。



    利益を変えずに客の勝率云々は理屈がおかしい。もう15年くらい同じ話してるのにそこの説明はしないのね。
    とんかつ  »このコメントに返信
  12. ピンバック: とんかつ

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