人間が犬に嚙まれてもニュースにならないが、人間が犬を噛むとニュースになるが如く、現役のホールオーナーがタクシー会社に転職して来たら、これはどういうこと?と興味が湧く。
オーナー曰く「ここまでタクシー会社がV字回復するとは思ってもいなかった。今後もタクシー業界の未来は明るい」というのが転職理由だ。
周知の通り、タクシー業界はホテル業界同様、コロナ禍では大打撃を受けた業種の一つ。人が出歩かなければ仕事もない。コロナ禍ではタクシードライバーがどんどん辞めて他の業種へ転職した。
コロナ禍が明け、インバウンドも復活しているのに、タクシー業界はドライバー不足に困窮している。仕事もクルマもあるのに、ないのはドライバーだ。
オーナーがタクシー会社へ転職した、というのは些か語弊がある。オーナーはタクシー会社で修行の身にある。
入社半年で月収は手取りで65万円を稼ぎ出している。
修行というのは将来性のあるタクシー業界へ進出することを目的としていて、まずはオーナー自身がドライバーを経験して、タクシー業界を研究する意味合いもある。
今、修行しているタクシー会社は業界でもトップクラスの会社で、できるだけノウハウも盗み取りたいと考えている。
最終的にはタクシー会社をM&Aで取得することを考えている。
ホール企業がタクシー業界へ進出…随分と時代の変化を感じさせる事象である。
1990年代、パチンコ業界が一番輝いていた頃、タクシー業界からパチンコ業界へ参入した会社があったことを思い出す。
そのタクシー会社は業界でもドライバーの接客教育に力を入れており、乗って感じが良かったので名古屋へ出張した際は、その会社のタクシーに乗るようにしていたぐらいだ。タクシー業界で培ってきた接客教育をパチンコ業界で取り入れていた。
当時はパチンコの方が儲かるから異業種からの参入が相次いだ。今はパチンコよりも将来性のあるタクシー業界へ参入する…。
ホール社員のセカンドキャリアとしてもタクシードライバーは一つの選択肢となる。実際、タクシードライバーなら70歳を過ぎてもまだまだ働くことができる。
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