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大阪万博の大屋根をホールで再生したい

来年のことを言うと鬼が笑う。

この諺の意味は「予測できもしない来年のことなど、言っても始まらぬことである。明日のことも分からぬ人間に、どうして来年のことを知ることができようか、というたとえ」。

まだ始まってもいない大阪・関西万博。2025年春の開幕まで500日を切ったが、海外パビリオンの着工はゼロ。施工業者すら決まっていない。2024年4月からは働き方改革が建設業界にも適応される。残業の上限は月45時間、年360時間と定められている。

ただし、臨時的な特別な事情がある場合は、単月で100時間未満、複数月平均80時間以内、年720時間以内に収められているので、万博は特別な状況で24時間、3交替の突貫工事で臨むしかない。

工事の大幅な遅れから開幕に間に合うのかどうかさえ疑問視されているが、国家的プロジェクトで開幕日が過ぎても工事中なんて事態は、ラテン国家ではないので許されないことだ。

で、来年のことを言うと鬼が笑う、とはどういうことかと言うと、税金の無駄遣いと早くも批判が集中している万博のシンボルとなる大屋根(通称リング)の件だ。


総工費は350億円。これが半年間の開催期間後には撤去されるというのだから、こんな無駄遣いはない。実際、4分の1の建築費でできる試算もあるように、税金が湯水のごとく使われている。

閉幕後は撤去されるわけだから、これを格安で払い下げられることを目論んでいるホール企業がある、という未確認情報が複数ある。

一つは、リングに使われた木材を使ってホールを建設するアイデア。


もう一つは、リングをそのまま使ってその中に複合施設を作るというアイデアだ。本物は1周2キロにも及ぶので、そのままを移植することは無理だろうが、リングの縮刷版というところだ。

来年のことを言うと鬼が笑う――この意味がお分かりいただけただろうか。取らぬ狸の皮算用とでもいうべきか。

そんなことよりも、閉会後の太陽の塔のように文化遺産として残し、その中を公園にするのがべストだろう。公園なら建築物を建てるわけでもないので、地盤沈下対策費もそれほどかからない。

1970年の大阪万博の跡地は、シンボルの太陽の塔を残して、万博公園として再生して、大阪府民の憩いの場所となっている。


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