経産省による2021年度のキャッシュレス決済調査では、利用率は32.5%だった。シェアの内訳はではクレジットカードがトップで27.7%、次いで電子マネー2%、QR決済1.8%、デビットカード0.9%と続く。金額ベースでいうとQR決済は9%ほどで、大きな買い物をはじめとしてほとんどがクレジットカードを使っている。
つまり、QR決済は筆者もそうだがコンビニなどの小口決済利用が大半ではないだろうか。
業界のキャッシュレス化に関わってくるのは設備機器メーカーとなってくるわけだが、台間ユニットをクレジットカードが使えるように改造する場合とQR決済では、コスト的にはQR決済の方が安い。
業界がキャッシュレス化を推し進めたい理由は、来年春以降に始まる新札対応のためのビルバリ交換だ。ホールの場合は台間ユニットの台数分費用がかかるので、膨大な出費になる。
これが完全にキャッシュレス対応ができれば、コスト負担が大幅に緩和される。実際、新札対応するだけの体力がないホールは、それを機に閉店するところも出てくる。
QRコード決済に際しては、お年寄りでも簡単に扱えて、100円単位で使えるように、という要望がメーカーの方には届いている。1パチに対応するためには100円単位の方が優しい。
さらに会員カードの貯玉情報を紐づける機能の要望もある。会員カードは1枚500円もコストがかかるので、スマホ1台でQRコード決済と会員管理機能が一元化出来たら、ホールにとってもコスト削減が図れる。
QRコード決済に食指を動かしているのは設備機器メーカーやホールだけではなく、大元のQRコード決済会社だったりする。小口決済利用が多いので、1回の利用金額が多いパチンコユーザーに白羽の矢が立つわけだ。
コンビニでちょっとした買い物などの小口決済はQRコード、それ以外はクレジットカードという棲み分けができているこの牙城をパチンコで切り崩すことはできるのか、というとパチンコ版でいうところの小口決済の0.25円、0.5円パチンコなどの超低貸しコーナー向き。そもそもpay payに5万円も6万円も入れている人なんてほんの一握りではないか?
1回の使用金額の予算が立てられないパチンコは、キャッシュレス決済には不向きな業種でもある。特にクレジットカードが使えるようになったら自己破産者を増やすと社会から叩かれることは間違いない。

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その足がかりを失った という経緯がありますよね。
業界向けQRコード決済の構想なんかもありますが…前途多難ですね。
ピンバック: メイン基板
新札対応=紙幣読み取り部品の交換(ユニット交換が必要なほど古い設備未だあるんですか?)
1台あたり7,000円ほどですよ。
電子マネーは何に対応するかにもよりますが、QRコードにすると、店設備(ユニット?)がQRを発行するのを読むだけで済むので安価かもしれませんが、
会員データと紐づけまでするにはスマホ側に個別のQR発行でユニットに読み込みになりますかね?
ユニットへの識別カメラ、データ処理の基盤。。。。。7,000円前後かかるイメージがあります。
現在NFCで個別スマホの識別ができるので、そちらを使うほうがとても安価で助かります。
既にユニットにはNFC読み込み機能ありますし。。。。。
先ずは新システム導入と合わせて、決済手数料が下がる仕組みを構築してほしいですね。
決済手数料まで末端のユーザーに負担が来るのは辛いです。
そこまで考えが及んでいる業界人が増えることを、祈ります。
頑張ってください!
ピンバック: 106.146.28.40
ピンバック: 言わせないで……
売上にもよるけど年間5億売っても3%取られる。当然客から徴収になる訳で。
そして手数料は出玉にかかるのではく貸玉にかかるから、釘や設定状況は確定で3%は落ちる。
玉を出さないから貯玉プレイの為に会員カード希望者続出で粗利が減り、更に出さなくなるスーパーループ。
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