パチンコ日報

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ウォシュレットが当たり前の時代にウォシュレットがない違和感がスマパチ

スマパチが市場へ投入された当初の遊技機メーカーの読みは「全てスマパチに切り替わるには3~5年はかかる。これからメーカーはスマパチを作れば、作るだけ売れる。特需は暫く続く」と余裕をかましていた。

いざ、スマパチが導入されると、メーカーの読みを大きく外すことになる。

GW前にグランドオープンした大型新店は、期待のスマパチを40台大量導入した。強豪ホールでも客を付けることができず、通路と化している。これまでスマパチの様子見をしていたホールは、さらに慎重になることは想像に難くない。中古で導入しようにも新たにユニットが必要になる。この設置工事もコストは発生する。

メーカーはスマート遊技機が普及する理由として挙げていたのが人件費の削減だった。例えば500台クラスのホールで全台スマートになれば、3人で十分という試算も。1人時給2000円換算で、その結果削減できる経費は6000~7000円。10時間営業なら1日6~7万円の人件費がカットできる。年間なら2500万円前後の人件費削減につながる。

そのため、普及が進めば、進むほど表周りの人数を減らすことができるため「作れば、作るだけ売れる状況が続く」と算盤を弾いていた。

得てしてパチンコ業界はこのように読みが外れる。未だに新台は市場に出してみなければヒットするかどうかが分からない。こんな不思議な業界はパチンコ業界をおいてほかない。

実際、「スマパチのスペックは間違いだった。スマパチのスペックは爆裂させるためだったが、おカネがかかりすぎるイメージがついてしまった」と失敗だったことを認めるメーカーの役員もいる。

スマート遊技機体験者への聞き取り調査でも、メダルの出ないスマスロより、玉の出ないスマパチの方に大きくギャップを感じていることも判明している。例えるならウォシュレットが当たり前の時代にウォシュレットがない違和感だ。

おカネを使ってくれるヘビーユーザー向けのスマパチは、「スマート」という冠を付けた以上は、新規ユーザー開拓に向けた機種であって欲しかった。

ま、業界は新規客開拓用の「遊パチ」、「ちょいパチ」でもコケた苦い経験がある。メーカーが初心者向けの遊技機をリリースしても、ホールは売り上げが上がらない高確率機は見向きもしなかった。

高射幸機でもダメ、低射幸機でもダメ。今の業界は袋小路に入り込んでいる。ここから抜け出すにはホールがいかに利幅を下げてホール運営ができるかにかかっている。そんなことができるわけもないことは、メーカーの直営店から伺うことができる。直営店はデータ取りの意味合いもあって、一般的ホールよりも薄利多売を貫いていたが、直営店でさえ稼働に陰りが出ている。

4円全盛期の高コスト体質からなかなか抜け出すことができない現状の先に待ち受ける世界とは…ガンに例えるなら今はステージ4ともいえる。だからといって諦めてはいけない。ステージ4からでも生還できることはあるのだから。合言葉は脱等価・高価交換なのだ。



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