正しいのは業務へ移行する時の一環の作業なので、社員が言っている方だった。
店長が社員に対して「お前なんか出社するな!」と怒鳴りつけた。
コンプライアンスとかハラスメントが問題にはならなかった昭和の時代には、よくある光景だった。これが令和時代にやらかしてしまうと事は変な方向へ大きくなる。
怒鳴りつけられた社員は、何と1カ月間も出社しなかった。「業務命令に従った」と涼しい顔だ。なお、この怒鳴りつけられた時の会話はすべて録音されていた。
弁護士が入った。完全に店長の負けだった。
実際、過去の判例では1年間出社しなかった社員に対して、会社が1年間の給料を支払った事例もあった。
和解金として会社は1カ月半分の給料を支払った。で、1カ月出社しなかった社員は、普通に職場復帰して働いている。
断片的な情報ばかりで、制服に着替える時間の問題だけでなく、以前から店長とは確執があったものとも思われる。
分かったことは、社員研修など1度たりともやったことがない中小・零細ホールだった。店長もハラスメント教育を受けてもいない。
一つだけ勉強になるとしたら、上司は部下に対し、怒りに任せて「出社するな!」とは、口が裂けても言わないことだ。職場の地位・優位性を利用していることは、明らかにパワハラだ。出社しなかったことが客観的にも認められるケースでもある。さらに録音までされていたのでは勝ち目もない。
後味が悪いネタの後はお口直し。
ホールでパートタイムで働いていた女性が、休むときのシフトが組めなくなった関係で、ホールを辞めて100均ショップへ転職した。
100均の職場はアルバイトとパートで運営していて、社員がいないことが多い。転職先もそんな職場環境だった。パワハラの管理をする社員がいないので、給料も安いうえに職場の雰囲気がよくないので、1カ月で辞めてしまった。
ホールの時給は1300円だったのに対して100均は1100円だった。1日3時間しか働くことはできなかった。
「パチンコ店の方が給料も良くて、雰囲気も良かった」とホールの店長にLINEを送った。
ホールではこの女性が辞めてから、昔働いたことのある人に片っ端から声を掛け、突発的にシフトに入れる人を確保していた。
そのおかげで再びホールへ戻ることができた。

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