岩手でパチンコ好きの婆ちゃんが亡くなった。貯玉は18万円6500円分残っていた。身寄りはなく、葬式は役場で挙げてもらった。
友達が遺品整理に行った時だった。
10キロ入りのコメ袋にパチンコ玉が半分ほど入っていた。相当な数だということが分かる。
そのことをパチンコ仲間に伝えるとこんなタネ明かしがあった。
「あれはね、パチンコに負けた金額。おばあちゃんは1000円負けると1玉、5000円負けると5玉持って帰っていたの。つまり、あの玉は×1000円なのよ」
おばあちゃんがパチンコを何年続けてきたかわからないが、10キロの米袋に半分ほどとは、5000~6000個はあったものと思われる。
ということは500~600万円は負けている。
正確な玉数を知りたいところだ。
ホールの清掃スタッフのバイトで再婚
東京メトロの運転士が58歳で早期退職した。1日中暗いところを走るのが嫌になったこともある。第一志望は西武鉄道だったがこっちは落っこちた。
現在60歳。早期退職して今何をしているかと言うと、大好きなジャグラーがあるホール企業へ再就職した。
高齢者を正社員採用してくれることはないが、清掃スタッフとして働いている。
元々掃除は好きだった。
「バイトで時間を潰しているようなもの。カネを貰いながらパチンコ屋へ行く方がいい」と清掃スタッフに迷いはない。
掃除を黙々としていると客から声を掛けられることがある。最近よかったことはそれがきっかけで、20歳年下の40歳の美魔女と結婚できたこと。
清掃スタッフになっていなかったら、そんな出会いもなかった。人生何が起こるか分からない。
金一封が減額されて逆にまとまる
毎年、母の日と父の日にはオーナーがポケットマネーで金一封を配るホールがある。中身は社員が5000円に対してアルバイトは3000円。社員にすれば計1万円の臨時収入が入る。
社員、アルバイト総勢80人あまり配っていたのだが、今年から社員の中身が3000円にダウンしてしまった。
業績があまりよくないことはホール現場に立っていればそれは分かるというものだが、こうして、オーナーのポケットマネーの額が減額されたことで、社員たちは一層の危機感を感じた。
ところが、この危機感はいい方向へ向かう。皆で一致団結して稼働を上げていこう、という雰囲気に包まれている。
オーナーのポケットマネーはムダ金ではなかった。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
ピンバック: 定年おじさん