以下本文
10月25日のMIRAIの学校オープンキャンパスで、『業界の未来を変える、業界初のプロジェクト始動』とのDMM社員によるプレゼンを視聴した。
業界初のプロジェクトとは、学生参加のパチンコ大会の開催や、パチンコ業界への就職ルートの構築などの取り組みだ。
まず冒頭で目を覆いたくなる(というか見て見ぬふりをしてきた)数字が示される。
2011年から2021年の10年で、業界の売り上げは25.5兆円から10兆円減った。
(ちなみに10兆円は鉄道業界の売り上げに匹敵するそうだ。エグい)
パチンコ客は1260万人から420万人減った。3分の1の減少だ。
そして我々はそれが一時的なものではなく、今後も売り上げは減るし、客が減りつづけることもわかっている。
生産年齢の減少・老年人口の増加という外的要因をプレゼンは改めて我々に突きつける。
これは業界がどうにかできる問題ではないだろう。
プレゼンはさらに畳み掛ける。
DMMのパチンコ客アンケートによると、パチンコを初めてやったきっかけは、人から誘われたが7割だ。
では、パチンコ客が人を誘いたいと思うか問うと、誘おうと思うのが3割、誘おうとは思わないのが7割。
最大の客数増の契機が再生産されていない。
明らかにじり貧だ。
7割もの回答者が人を誘おうと思わない理由は、仕組みが複雑で教えにくい、お金がかかる、パチンコ屋に行っていると知られたくないということらしい。
これらはすべて、業界がどうにかできたはずの問題だ。
業界は自分たちの客に対して、漫然と、新規顧客を呼び込みたくないと感じさせる状況を作ってきたのだ。
プレゼンは厳しい現実をつきつけた。
業界人で、自分が身を置く業界の永続を望まない人はいないだろう。ただ、ホール企業が普段やっていることは、他店から客を奪うことだけではなかったか。
地域清掃など周辺的な貢献活動はもちろん尊いことだが、肝心の遊技人口の減少抑止に取り組んできただろうか。
そもそもの客数が、人口減と流入動機微弱のダブルパンチで急速に減少し続けることは明白だ。
「人を誘いたくない」と感じている客の奪い合いを続けた先に何があるか、想像するだけでも恐ろしい。
プレゼンテーターは解の一つとして、若い世代にバトンをつなぐプロジェクトを示す。
全日本学生遊技連盟との法人を立ち上げて、全国規模のパチンコ大会の運営、若年層のイメージ向上、業界への学生のリクルート支援を行うという。
法人には職員もおくようであり、片手間ではなく半永続的に取り組もうとの姿勢に感じ入った。しかも首都圏だけでなく、北海道から沖縄まで8支部を設けたという。地方が置き去りにされがちの中で、とてもありがたいことだ。長期にわたる全国規模の運営が維持されてほしいと念願する。
大会が47都道府県での地方予選での勝者が全国大会に進むとの、全国規模であることも素晴らしい。
大会参加の単位を個人ではなく3名以上のチームとすることで、必然的にチーム内コミュニケーションを生む。また、参加者自身によるSNS発信もチームの方が強まるだろう。
イメージ向上とリクルート支援にも取り組むとのことにも感銘を受けた。上記のDMMアンケートからは、客自身がパチンコをすることに後ろめたさを感じていることが読み取れる。
この施策からは、それを解消したい、人を呼び込みたいと感じる客の増加を図りたいとの強い意志が感じられる。
さらに学生に業界への良いイメージを持ってもらい、就職の選択肢に業界を加えやすくしてもらうことで、業界自体の向上につながることも期待できる。
しかも新卒採用だけでなくアルバイト採用の支援まで行うとのことであり、ホール企業に即効的なメリットもある。業界にとっていいことづくめだ。
また、プレ大会では打つだけでなく知識テストも行われた。
知りつつ楽しむことは、学生の健全な精神にも刺さると思う。
厳しい現実を認識し、なんとかしようとするこの取り組みが成功することを祈るものである。
話を脱線させる。
若者への訴求をホール企業以外の企業が主導するのをみて、ホール企業はどう感じるべきだろう。
パチスロメーカーがホール企業の参加を募って目押し大会を開催したことは記憶に新しい。
ホール企業自身が自らの客数を増やせるよう、パチンコ・パチスロの楽しさや社会的意義を、まずは自分たちで再確認し、それを若者に限らず幅広い年齢層に広げていく必要があると感じる。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
毎回同じ事言うのも嫌になってたんですが、とにかくこの業界に関わっている人は自己中の人が多く、問題点を真剣に向き合わない人が多い。今になって何を焦ってるんですか?日報も実際は良意見も無視し、害になる意見ばかり拾ってますよね?
パチを打つのが好きだった人を排除してきたのは関係者全員でしょ?自分の利益のみ追求してきた結果ですね。今のお客さんからギャンブルのため、生活のための人を引き算したらどれ程のお客さんがいますか?
接客だの機械の性能だの二の次でしょ?楽しい場所なら友達同士、恋人同士、親子や知り合い、連れ打ちするでしょ?結局関係者全員が反省しないと復活はないよ。私の中でのラストチャンスは設定付きパチンコでしたね。全然楽しくできるチャンスを無にした。もうチャンスがないと考えています。業界が頼ってきたライター達も他業界行ってるし。感謝の気持ちがない。間に合わないと思いますね。
ピンバック: ライターも反対派
以来、友人を誘っては、羽モノばかり打ち、お金が増えると、一発台に挑戦していました。
羽モノ→一発台の流れでしたが、デジパチは、ほとんど打ちませんでしたね。結果が出るまで、投資がかさむのと、時間がかかり過ぎたので。
そう考えると、お金もかからず、程よいギャンブル性の羽モノをそれなりに設置することは、新規客の獲得には、非常に重要なことだと理解できます。
羽モノなら、業界関係者の方だって、友人や親族にも気軽に遊戯を勧められるのではないでしょうか。
今のホールでは、1パチのデジパチを大量に設置していますが、4円の羽モノを設置した方が若年層の新規客も増え、売上も粗利も大きいのではと思ってしまいますが。。。。
ピンバック: 換金禁止
ピンバック: ライターも反対派
客なんて、パチンコ業界の現状なんて関係ないので、専業でない限り、単純に、楽しいか?楽しくないか? が最も重要な要素だと思いますよ。ましてや新規客なんて、いきなり天龍打つわけでも、1/319の意味不明なラッシュ機能を搭載した台なんて打たないでしょ?
だから、羽モノが必要なんですよ。単純に、打っていて楽しい。目の前で、自分が打ち出した玉で大当りを仕留める。そういう要素が今のデジパチなどにありますかね。ひたすら投資し、やっと当たってもショボ出玉でしょ、多くの場合は。
機械の調整が上手い、下手、運用できる、できないの問題ではないんですよ。
もっともっと単純に、パチンコを知らない人が打ちたくなるようなパチンコとは何か?と考えれば、必然的に羽モノしか残らない。
デジタルの要素を減らして、パチンコ本来の玉の動きを楽しめるのが羽モノ。パチンコとアナログは、切り離せないからこそ面白いのに、と感じますよ。
ピンバック: 換金禁止
ピンバック: ライターも反対派
別に色んな意見があっていいのでは?
自分の考えている事が絶対正解でそれ以外はレベルが低いと思っているなら精神が子供すぎだと思うが…
ピンバック: 名無し
ピンバック: お前が下手くそなのは解った
デジパチも羽根モノも垂れ流しの時点で
匿名希望の考えになっていくだけなんだが。
羽根モノが楽しい? 当たればそりゃ楽しいだろ。でもショボ出玉だが。
いくらで当てる気で居るんだろうな?
500円位で当てる気で居るんだろ(プ
アンタは羽18回開閉で羽の開閉5回以内に11個拾わせる程度の腕は最低ある、と?
上手い奴はこの程度「普通にやる」が?
実際に見せて貰ったことあるし。
この程度が出来ないなら羽根モノはただ単に玉の垂れ流しに過ぎないね。
俺はあんな難しいのようやらんわ。負けるの解りきってるし。無駄な金入れるくらいなら
デジパチのほうがマシ。例え数百個でも毎回な訳じゃないからな
しかも金の減る速度、羽根モノの方が遥かに早いんだが?
それこそ時速2万位余裕で行くけど。デジパチでいいとこ15000円ってところを考えたら酷い差なんだが。
これが楽しいのか。ふ~ん。
ピンバック: 羽根モノの方が金減るの早いんだが
藩士たちが窮してるところに米百俵が届けられてそれを彼等に配らず売却して学校を建てたという美談。
でも普通に考えれば、腹がグウグウ鳴ってる連中に学問聞かせたって頭に入らないのが当たり前。
企業だって今日の利益にも窮してる連中に
数年後に利益を生む固定客興しの策など
考えてなんかはいられない。
まぁ以前からここでずっと語られていたとコメントされてる方もいますが。
その結果がこれなのでしょう。
ピンバック: パチンコ大賞
業界関係者が自ら家族友人を誘って打つ取組を行ってはどうですか?
ヒラ店員は弟、店長は娘、オーナーは孫を誘って打ち、パチンコに対する感想をきいてみなさい。
ピンバック: 万年床
「チャンスの時間」って言う動画を見てみればわかります。
今まで一度も打った事がないタレントを呼んで実機でレクチャー。参加者、みんな楽しそうに打ってる。
が、今度はプライベートで打つと最初は遊びだったが、負けが混みだすと負けた分を取り返そうってなって、そうはいかなくなるからね。
そもそもが、牛丼みたいに遊技場を提供してるだけって業界なんだから。
ピンバック: 通りすがりの風来坊
確かにスロは好きですが、今のホールに行って打っても間違いなく高設定など無く、せっかく楽しい台も楽しくなくなるのがわかってるので行きません。
換金もできないのに家スロの何が楽しいの?と家スロ持ちであることを公言するとよく言われる言葉ですが
こういう声が多いうちは金の増減しか見られていない、遊技とは程遠い状態だなぁとも感じます。
ちなみにあくまで僕個人としては家スロの出玉=ゲームでいうスコア感覚で楽しんでいます。
換金なんて全く出来ないのに楽しまれているメダルゲームなんて文化もありますし、まずは「出玉を出せる様に」(=お客が儲けられるように、ではない)転換していく必要があるんじゃないかなぁ、と思います。
個人的に出せない要因のひとつは等価等の高換金率だと思ってますが、ユーザーにも最早それが浸透しきってるので
それを戻そうとすると長い戦いになるでしょうけど・・・。
ピンバック: 通りすがりの家スロユーザー
ピンバック: ライターも反対派
アンケート結果にて、パチンコ、スロットをやめた理由が、その1台の生涯稼働対客全員では、根本的に客が勝てないから辞めた。機械は100パーセントを超える出玉率を認めているから。
客自体、金儲け目的しかいないからな。
ピンバック: 匿名希望
パチンコ屋に行き1万円使ってみろ。
こんなまのは社会に必要無い。
雇用も生まなくていい。介護や建設に
パチンコ屋従業員は従事したらいい。
人の役に立つ仕事につかせてください。
ピンバック: 負け組
体ぶっ壊れる建設とか?
現状見てから喋れよ?
ピンバック: 不労所得1000万は無いとねぇ
ただ、新規事業の見極めも早い会社なので、やるなら速攻で形にし早期に成果を見極め、ダメなら極端な話パチンコ関連事業丸ごと撤退かと想像します。
ひとつだけこの構想に関してDMM社単独で解決できない課題を挙げるとすれば、それは大会(実践の場では遊技)参加料です。
来店機会を増やす「入口」戦略としては今どきで優れてると思う反面、大会参加後いざホールに繰り出した若者は「出口」である退店時にどういう結果を得ているでしょうか。
最悪すっからかんになっているかも知れません。
大会への参加費用は無料〜一定額、ホールでの遊技料は…知らんがな。
これが企業単独で解決できない最恐最難関の業界課題です。
大会・ゲーム参加料(遊技料)を実践の場を含めて固定額、サブスク形式にできれば入口〜出口まで見据えた一気通貫な取り組みに仕上がると考えます。が、言うのは簡単、実現は相当困難なはずです。
果たして実験的店舗を提供するホールが世に出現するかどうか。永続的な取り組みへの発展を考えると、こうした点がキーポイントでしょうね。
ピンバック: 三味唐辛子