アルバイトから正社員になって15年あまりが経過した。着実に実績を上げ管理職のポストに就いていた。仕事のフィールドが上に行けば、行くほど「日本人の壁を感じる」と語るのはAさん。
このほどある県で、特殊景品の買取制度が自由化になることになった。従来は県下全域を組合お抱えの特定の商社が独占していた。この弊害が未だに行われていた自家買いだった。
行政から3店方式の指導を受け、景品業者をホールが自由に選べるようになった。景品業者の中でも特殊景品を扱っている業者となると絞られてくる。
特殊景品は利権ビジネスに近い性格のものがあるが、ここで顔を出してくるのが在日系の景品商社だ。
Aさんのホールの一般景品の取引もこの景品商社だが、「取引条件は悪いのに、『先方の会長の顔を潰せない』という理由から切れない」。
チラシにしても同じようなことを感じる、という。
これに関しては自由に業者を選定しているが、最終的には在日系企業に行き当たる。
「業界に特化しているので、P店のノウハウもある。しかも小回りが効く。業界経験のないデザイン会社はこちらがフルサポートしないといけない」
パチンコは在日産業ともいわれるように、ホール、メーカーはもとより関連産業に至るまで在日色が色濃い。
日本人はここで「壁」を感じる。
あるホールでは普段の営業会議は日本語なのに、日本人が役職に就くととたんに朝鮮語に代わったりすることもある。それに耐え切れず辞めていくケースもある。
Aさんが勤務するホールも社長は在日。役員の主要ポストは社長の身内で固められていたが、ここに来て社長に一つの変化が現れた。
競争が激化する中で、自社の競争力が弱いことに社長は気づいていた。これから先の戦いを見据えた場合、能力のあるものを登用しなければ勝ち残れない。
それが同胞であれ、日本人であれ重要なポストに据える。その方針に基づいて重要なポジションに就いたのがAさんだった。
併せて社長は大胆な外科手術も試みた。
身内の副社長、専務をパチンコ部門から外したのであった。
後から調べてみると業者からリベートを受け取っていた。条件が悪くてもその業者にこだわる。業界ではよくあること。
加えて、身内を役員に登用するやり方は、能力的には役員のスキルを持ち合わせてなくても関係なかった。
身内を切ったことで、悪意を持った私利私欲の人間はいなくなった。上からの無意味なストップがかからなくなった。
数年前までは社員で5割、アルバイトで3割が在日の人だったが、今は社員で2割、アルバイトでは1割を切った。店長は全員日本人になった。
出店意欲はある会社だ。
ある物件が出た。好立地だが社長の答えはNO。理由は親戚とバッティングするから。
Aさんは「うちが行かなくてもよそが行くから同じこと。それが理解できない」という。それは企業としてホール運営するからには私情を挟まずに、会社のこと、社員のことを最優先に考えて欲しい、という願いが込められている。
ただ、この問題は在日、日本人を抜きにして社長の気持ちも分かるが、共存共栄を考える方法もある。
在日は日本社会で差別を受けてきたが、日本人はパチンコ業界で逆差別を受けてきた。
韓国企業のサムスンやLGは、世界で通用する企業を目指してTOEICが700とか800点ないと入社すらできない。
日本の一流企業よりはるかにハードルが高い。
ホール企業が海外に進出するようになれば、在日だとか、日本人だとかいっている場合ではないのだが。
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日本人の業界内差別の話題が満載な記事ですね。
会議が朝鮮語になるって話は、日本人差別の典型ですよね。
あるホールチェーンは、日本人は店長までで、それより上は在日同胞と決まっています。
この業界に就職する日本人は、ホール企業を選んだほうがいいね。
関東のあるホール企業は「うちのオーナー創業者は日本人」と新卒に説明している会社のある程。
ピンバック: Unknown
>>Aさんは「うちが行かなくてもよそが行くから同じこと。それが理解できない」という
その論法は理解できるが・・・
Aさんはマダマダだねー。
息の根を、他人が止めたのと、身内が止めた、この違いを理解しなくてはならないよ。
それを理解出来ないと、Aさんは大人になれない。
ピンバック: Unknown
>>在日は日本社会で差別を受けてきたが、日本人はパチンコ業界で逆差別を受けてきた
先日の元店長のエントリに書いてあった話で、
在日の娘さんと元店長の交際を、親戚が反対したとの記載がありましたが、差別と言うよりは、日本人より同胞を大切にしたい気持ちが、日本人から見たら差別に感じると思う。
特に北は教育や歴史により、反日感情があると思うので、結婚に関しては純血主義がまだ残ります。
総連にも民団にも、結婚相談所がありますよね。
同胞同士の縁談の機会が、日本国内では少ないからでしょう。
今の若い世代の在日が高齢者になった頃は、自分の孫や子供には、充血主義など説く時代は終えていると思う。
(しかしこのエントリは複雑です)
ピンバック: Unknown
>ホール企業が海外に進出するようになれば、在日だとか、日本人だとかいっている場合ではないのだが
海外へ何かしらの事業で海外に出ているケースって少ないですよね。
カジノ関係やマルハンの銀行事業等・・・
30年後に海外でホール運営が出来る国はあるのか興味ありますね。それまで生きているかな?
ピンバック: 元店長関係者N
ごく一般的な企業は朝鮮人がオーナーなら朝鮮人の管理者。ドイツ人がオーナーならドイツ人の管理者とするのが普通だと思いますよ。逆差別と思うのであれば、ハングルを勉強すれば良いのであってそれをネタに差別だのハラスメントなどを感じるのは実力不足からでは無いのだろうか、LGやサムスンだって各国の現地法人社長は韓国人しか居ないのだから。在日二世以降ごく一部の特殊学校卒業生以外のオーナー達は好んで日本人を登用します。朝鮮人、韓国人は余り使わない。だって商売のノウハウ盗むとすぐ独立し客まで奪っていきますからね。一昔前の機械屋なんてそんな輩が多く存在しましたね。
ピンバック: 近未来豪遊
ご意見には反対を書きませんが、私の思うことを書きます。
>>ごく一般的な企業は朝鮮人がオーナーなら朝鮮人の管理者。ドイツ人がオーナーならドイツ人の管理者とするのが普通だと思いますよ
これは普通の考え方では無いと私は考えます。
本社が海外にある場合と国内にある場合との違いもありますし、海外事業所でその責任者が本国本社の意向を任せられるかどうか等で状況が変わる事を考えると、普通と言う事よりも、理想と現実の差だと思います。
普段は日本語で行っていた会議が、突然朝鮮語にされたら、それは嫌がらせもあるのかと思いますよ。
社内公用語が英語や韓国語などと明記してあり、以前から会議で朝鮮語が多用されていたのなら別ですが。それをバネにしてハングルの勉強をするかしないかは別問題と思うな。
>>LGやサムスンだって各国の現地法人社長は韓国人しか居ないのだから
これは少々考え方や見方は違いますよ。
現地でそれだけ本社の意向を受けて運営できる社員がいるかいないかの違いです。
友人にサムスン勤務がいますが彼から、日本の有名企業の様に、外国人現地法人社長を誕生させてこそ真の世界企業だと聞いたこともある。
営業さんの書きたいことは、こんな差別もある!でしょうね。
ピンバック: たくぼ
差別問題を複雑にするつもりはありませんが、会議がハングマルに突然変わる事自体噴飯物ですよね。そんな会社に判ってて居るのだからハングマルを覚えて当然だし厚かましく生きていかないと生き残れないと伝えたかったのですが・・・
私の知ってるメーカー、ホールでいきなり言語が変わることは無いので悪しからず。
サムスンが、TOEICの高得点者を採用するのは公用語である英語で巧みにコミュニケートするべきだと論じているのは正にこの事ではないでしょうか?(そんな会社だから暗黙の第二公用語はハングマル)
>営業さんの書きたいことはそんな会社もある。仰る通りです
ピンバック: 近未来豪遊
外様のデキル店長が引き抜きで入社してきたら、
生え抜き幹部が朝鮮語を交えてながら会議を進行したケースはあります。
嫌味でしか無いですよね。
引き抜いたオーナーは「うちは公用語が日本語と朝鮮語だから」と。
ピンバック: 店長経験者