《サブキャラクター/第2話》
登場人物:吉田譲二(ヨシダジョウジ)、平成2年4月15日生まれ、熊本県熊本市出身、血液型B型、独身、愛煙家、趣味はパチンコと音楽、音楽関係の専門学校に通う専学校生、Palor Dream総武店のホールのアルバイトスタッフ
登場人物:高田康平(タカダ・コウヘイ)、バーボンbar「K’s」のマスター
玉置夏奈(タマキ・ナナ)バーボンbar「K’s」のスタッフ
登場人物:吉永 行俊(ヨシナガ・ユキトシ)元アルバイトリーダー、現在、正社員
戸田 光一(トダ・コウイチ)アルバイトのホールスタッフ、歴3年
山根 順次(ヤマネ・ジュンジ)アルバイトのホールスタッフ、歴3年
◆譲二は最強オバチャンに相談した
わたしが勤めるPalor Dream総武店の「新台入替」は今日が初日。いつもの忙しさに輪をかけて、常連さんにくわえ見慣れない顔の若いお客さん達で店内は賑わっていた。
超人気機種の新バージョンが二機種、地域で一番早く導入されることがその理由なのだろう。朝一から多くのお客さんが「朝の特別入場口」の前に長蛇の列を作っていた。
そして開店時間とともに、そのお客さん達が堰を切って店内になだれ込んできた。まずは新台コーナーから埋まり、次に海コーナー、そして京楽のパチンコ台が並ぶ京楽コーナーや甘デジの遊遊コーナーの椅子がどんどんお客さんで埋まっていった。
わたしは今日もいつも通り、いやそれ以上に一日中忙しく動きまわることになるのだろうと思っていた。そして、その予感は的中した。
わたしはホール事務所の横にある食堂で遅めの昼食をとっていた。食堂の時計の針はもうすぐ昼の2時を指そうとしていた。
「吉田、入ります」
食堂の入り口で大きな声をだし、30度のお辞儀をしてホールのアルバイトスタッフの吉田譲二がコンビニ弁当を持って入ってきた。開店から動きっぱなしだったのだろう、その顔は、多少、疲れているように見えた。
「お疲れさまです、オバチャン」
食事をしているわたしの近くまで寄ってきて譲二が言った。
「お疲れさま、ジョージくん」
食事の手を止めて笑顔で返した。
譲二はPalor Dream総武店のホールのアルバイトスタッフとしてはベテランの一人だった。少々思い込みの激しいところは欠点だが、前向きで積極的な責任感の強いタイプの子だった。
「今日の二機種はお客さんを呼べる台って聞いてたんスけど、やっぱ凄いっスね」
「本当ね、想像以上だね。パチンコファンの一人として、わたしだって、今日の二機種は一度は打ちたい台だものね」
「だから、新台狙いの一見(いちげん)さんが、結構、いたっス」
わたしは開店前に外の駐輪場の清掃をやっていたので、朝一で並んでいたお客さん達の顔ぶれを見ていた。
「確かに、いつもの朝一の常連さん達に混ざって普段余り見慣れない人がいたね」
「そおっスね~、若いヤツ、学生風のお客さん多かったっス」
「ジョージくんぐらいの子たち、結構、いたもんね」
「大学生や専門学校生、それとフリーターってなとこっスね」
譲二はミュージシャン志望の専門学校生だった。彼が通う専門学校は医療系、美容系、秘書・経理の事務系などとは違う一風変わった専門学校なのだ。
ミュージシャン、作詞家、作曲家、編曲家、声優、俳優、放送関係の技術者、イベント関係の技術者など音楽業界やエンターテインメント業界のプロ志望の若者が通う専門学校だった。
彼には八歳年上の兄がいてその影響で幼い頃から洋楽に親しんでいたと以前聞いたことがあった。ギターはその兄から教わり、アコースティックからエレキまで一通りやったようだ。
私立高校の芸能コースに進学し、高校二年生の頃からバンドを組んで音楽活動をやっていた。作詞・作曲をこなしヴォーカルもやっていたと聞いている。楽器はギーターを中心に鍵盤楽器まで幅広く器用にこなしているようだった。
譲二は元オフコースのリーダーでヴォーカルの小田和正とスターダストレビューの根本要に憧れている。
そして、それは譲二がよく行くバーボンbar K’s のマスター高田康平の影響が大きいようだ。康平は四十代半ば、長身で、俳優の阿部寛によく似た、いわゆるファッションモデル系のイイ男。そしてバーボンbar K’s は、わたしの行きつけの店でもある。
ただ、お店に行く時間帯が違うこともあり、二人がお店で顔を合わす機会は少なかったが、お互いK’sの常連を自称している。
自分からは口にしないが、マスターの康平は若い頃、東京でプロのスタジオミュージシャンをやっていた。アレンジャー(編曲家)として、音楽業界ではそこそこ名前が通っていたようだ。そして、数こそ少ないが、アレンジャーとしては今でも現役で活動していると聞いている。
時代とともに流行りの楽曲、売れる楽曲は変わってゆく。しかし、アレンジは音に対する特殊な感性とある種の職人技が要求されるらしく、その才能とテクニックさえあれば時代の変化についてゆけるというのが康平の持論だ。
新たな才能が新たな楽曲を世に生み出し続ける。オリジナルの歌詞とメロディーは世相を映しながら、次々と発表される。そして、康平の言葉を借りれば、新たに世にでるサウンドにスパイスを加え、楽曲のオリジナリティーを損なわず、聴く側を心地よく“創作の世界”に入り込ませるにはアレンジャーの存在が欠かせないのだそうだ。
わたしは、このことは音楽産業だけでなく、あらゆる産業で言えると思っている。モノづくりにしてもサービスの提供にしても、多くの体験を経て磨かれた感性と永年の経験に裏づけされた熟練の技は宝だと考えている。
表に出ない、スポットライトが当たることの少ない日陰の技能が、なくてはならない貴重な技能だったりすることも多い。
世の中の全てのモノには表があり裏がある。陰があり陽がある。そして、“縁の下があるから縁の上がある”、これは私の持論だ。
康平の言葉をかりれば、夢を追い続け、時に、時代の女神にKissされて一瞬の脚光を浴びそして消えてゆく“一発屋”もいい。
しかし自分は、地味だけどずっと好きな音楽を続けられる裏方に徹する生き方を選んだのだそうだ。そんな康平はK’sのマスターであり、譲二が通う専門学校の編曲家コースの特任講師でもあった。
どんな職業に就きどんな生き方をするかは自由だし、その選択権は自分にある。
「《われわれは後ろ向きに未来へ入ってゆく》。あたかも行く手に背を向けてボートを漕ぐように。人が見ることのできる景色は過去と現在だけである。・・・云々・・・」
読売新聞の編集手帳で詩人バレリーの言葉として紹介されていた。
人は見えない未来に不安を抱きながら、一瞬一瞬、数限りない選択を繰り返し今を生きているのだと、わたしは思っている。そして、その結果は自己責任の名のもとで全て受け入れるしかないと、自分に言い聞かせている。
「オバチャン、K’sに、今度いつ頃行くっスか?」
譲二がわたしに聞いてきた。
「最近ちょっとご無沙汰なんで、たまにはマスターの顔を見に行こうかって思ってるとこだけど・・・」
「おっ!、そうスか」さっき買ってきたコンビニ弁当を食べながら譲二が言った。
「おれ、オバチャンに聞いてもらいたい話があって・・・」
譲二は微笑みながら話しを続けた。
「この前、カウンターの田中さんに悩みごとを相談したら、その手の話はオバチャンに聞いて貰うのが一番だって言われたんスよ」
「あっそう、由美ちゃんがそう言ってたの・・・」
「なんか、田中さんはオバチャンを母親みたいに思ってるっスね」
「まあね、本当は歳の離れたお姉さんぐらいがいいんだけど・・・」
わたしは二児を出産した四十代後半にしては体型にちょっと自信があった。もともと遺伝的に太らない体質なのだろうが、ママさんバレーをはじめ、結構、身体を動かしていたので若いころの体型をキープしていた。
かっこ良すぎるが、芸能人に例えれば、フジテレビ系の人気刑事ドラマBOSSで特別犯罪対策室を率いる大澤絵里子を演じている天海祐希を想像してもらえばいい。
ついでに言えば、気質や仕草もドラマの中の大澤絵里子にそこそこ似ているように思う。但しそれはあくまで気質や仕草、そして体型までの話。宝塚歌劇団の舞台に立っても耐えられるほどの“顔のつくり”まではない。
「いやーっ、それは無理あるっスよ」
「あら、そうかな?」
「オバチャン、見た目若いけど、やっぱ程度ってモンがあるっスよ」譲二は真面目な顔をして言った。そして、言葉を続けた。
「歳はうちのおふくろとあんまり変わんないスからね~っ。でも、私服の時の雰囲気はテレビコマーシャルに出ている天海祐希のイメージあるっスよ」
「そうでしょ」
「愛車は赤のフォルクスワーゲンPolo GTI」
「えっ本当に、お洒落っスね。2010年モデルの三代目のGTIっスか」
「ほーっ、ジョージくん、車のこと詳しそうね」
「俺、車、好きっスから。それも、特に、ワーゲンファンなんで」
譲二は、一瞬、ニヤッとした。わたしの目をしっかりと見て、“立板に水”という表現がピッタリの講釈を得意げな顔で披露し始めた。
「三代目GTIだったら・・・、スーパーチャージャーとターボチャージャーの2種類の過給機を搭載したツインチャージャー仕様の1.4L TSIエンジン。従来の1.8Lターボエンジンと比べて排気量を落としたにもかかわらず、29PSアップの179PSの最高出力を実現。そして、停車からわずか約6.9秒(ドイツ測定値)で100km/hに到達する優れた加速性能があり、最高速度は225km/hにまで達する・・・ってやつっしょ」
「ほーっ、やるね~っジョージくん。たいした記憶力だね~っ」
「まっ、こんなもんスよ。ところでオバチャン、来週の水曜日にK’sってのは駄目っスか、時間は八時頃ってことで・・・」
「大丈夫だよ。いいよ」
「ありがと~っス。助かります」
「田中さん怖いっスから。アドバイスされたからには言われたことをちゃんと守っとかないと、後でなに言われっか分かんないっスから」
譲二の口ぶりはあながちその話が冗談とも取れない雰囲気を醸し出していた。由美子はお店のアルバイトスタッフから“お局さま”と呼ばれていた。
しかし、親しみを込めどちらかと言えば、面倒見のイイ“姐さん”というニュアンスでそう呼ばれているようにわたしは理解していた。
◆譲二はサーバントリーダーシップを知った
約束の水曜日、夜八時過ぎ譲二とわたしはK’sに居た。
わりと早い時間ということもありお客さんはまばらだ。K’sの営業時間は夜七時から深夜一時までだが、どちらかと言えば、十時過ぎから三時間がピークというお店だ。バーボンbarの名前の通りバーボンがメインだったが、それ以外のお酒がないわけではなかった。
康平の口ぐせは「ヨーロッパよりもアメリカ。スコッチよりもバーボン」だった。わたしはスコッチでもモルトウイスキーは嫌いではなかった。モルトウイスキーはラウドスピリッツ(主張する酒)と評されるが、その中でもピュアモルトが好きで時々飲んでいた。
マスターの康平のアメリカとバーボンに対するこだわりは強かった。それは内装やインテリアからも容易に想像がついた。
バーボンbar K’s は名前のイメージから路地裏か地下にあるバーボンつうが通う隠れ家のようなスタンドbarを想像させるが、大通りに面した商業ビルの1階にあるオープンなガラス張りのお店だ。
どちらかと言うと、老若男女を問わず、一人でも気軽に入れるアメリカンダイニングバー風のお店だ。道路に面した入口の扉側にテーブル席があり、反対の壁側に七人が並んで座れるカウンター席がある。
アーリーアメリカンを感じさせるインテリアと間接照明の柔らかな光が、ナチュラルで牧歌的な空間をつくり出している。K’sはマスターの康平の他には玉置夏奈と二~三人のアルバイトスタッフがいて、平日と週末でシフトを組んで店を回していた。
わたしと譲二はカウンター席の一番端、キッチンから最も離れた席に並んで座っていた。わたしはメイカーズマークのロックを、譲二はショットグラスでワイルドターキー8年ものをストレートで飲んでいた。二人の前にはナッツの盛り合わせとコーンサラダ、そして米国ホーメル食品のランチョンミートSPAMと野菜の炒め物とタコのカルパッチョが並んでいた。
「オバチャン、今日の相談って、俺がアルバイトリーダーになるって話なんスよ」
「ジョージくんが、次のアルバイトリーダーになるの?」
「ええ、でも三月に専門学校を卒業してからの話なんスけどね」
「でも、そんな先の話でもないよね」
わたしは言った。
「俺、アルバイトの中では古い方から三番目なんだけど、次長がやれって言うんスよね~っ。オバチャンも知ってるように、吉永リーダーが正社員に上がったじゃないスか。その後釜で・・・」
譲二は余り浮かない表情で、多少、口ごもりながら話を続けた。
「てっきり古株の戸田さんか山根さんのどっちかがなるって思ってたんスけど、店長が俺を本社に推薦したらしくて・・・。この前、次長から電話あって、あさって本社で一次面接なんスよ」
わたしはこの人事に何の疑問も持たなかった。譲二の日頃の働きぶりを見ていれば、戸田くんや山根くんとのキャリアの差は全く問題ではなかった。確かに、二人の接客スキル、遊技機や設備機器の知識と比べれば、譲二は、多少、見劣りするところがあるのは否めない。
しかし、それをカバーして余りある積極性とちょっと強引さはあるがとにかく前に前に進むバイタリティーがある。店長が譲二を押した理由は、おそらく彼の人間性に対する信頼と信用。そして、仕事に取り組む姿勢だろうことはわたしにも容易に想像できた。
「良かったじゃない、リーダー手当はつくし、時給も上がるし。ジョージくん、学校に通いながら頑張ったご褒美みたいなもんよ」
「そう言って貰えるのは、嬉しいんスけど・・・でも・・・」
譲二はそう言いながら、SPAMと野菜の炒め物に箸を延ばした。
「・・・でも・・・、その続きは?」
わたしは譲二の方に身体と顔をゆっくりと向け直しながら言った。
「リーダーやる自信ないっスよ、俺・・・」
譲二がぼそっと言った。そして、話しを続けた。
「専門学校の仲間とバンド組んでてバンマスっつうか、バンドリーダーやってんスけど、最近どうも上手くいかなくて、音づくりも人間関係もなんかガタガタなんスよ」
「ジョージくんのバンドのメンバーって何人いるの?」
「ヴォーカルの結奈を入れて七人っス」
「七人か・・・」
譲二はショットグラスに残ったワイルドターキーを一口でぐっと飲み干し、そして、チェイサーで軽く口直しをした。
「俺には、人を束ねて引っ張っていくリーダーの力量がないんじゃないかって、最近、思うんス。オバチャンだって、俺にカリスマ性とか全然感じないっしょ。やっぱ、リーダーって器じゃねぇし、最近はリーダーシップの出し方もわかんねぇし・・・。なんか俺、悩みっぱなしっスよ」
わずかな沈黙があった。そして、譲二はタバコに火をつけた。タバコの煙をくゆらせながらふ~っとため息のような深い息をはいた。
「でも、昔の俺は、結構いけてたんスけどね。高校の時のバンドじゃ、俺、頭とってて、そこそこ上手くいってたっスけどね・・・」
譲二はゆっくりと話を続けた。
「あの時は、兄貴が教えてくれたんで、ギターテクニックは超高校級って言われてたし、作詞作曲も全部俺がやってたんス。メインヴォーカルも自分だったからメンバーは俺の言うことを何でも聞いたんス。だから、俺を中心にバンドはよくまとまってたし、俺の一言で何でもすぐに決まってたんス。かっこ良すぎるけど、俺の声は神の声だったし、カリスマ的なリーダーだったと思うんス。だから、バンドも上手くいってて地元のライブハウスじゃイケてるバンドで超有名だったんスよ。女子にも、むっちゃモテてたし・・・」
ジョージの姿は、表現は古いが、過去の栄光を語る往年の名選手のようにわたしの目には映った。
「その話、前に一度、ジョージくんから聞いたことあったよね。その時の写真も見せてくれたし」
「あっそうか。オバチャンには話したことあったっスね、“モテ期”のこと」
「あの写真、かっこ良かったね。ちょっと褒めすぎだけど、若いころの福山雅治って感じかなっ」
「それは言い過ぎっスけどね・・・」
譲二はわたしのその言葉に、ほんの一瞬、まんざらでもないという表情をみせた。しかし、その表情に明るさは余り見られなかった。
わたしは、とにかく譲二の話を聞こうと思った。彼が何を相談したいのか、彼が何を聞いて欲しいのか、彼が何で悩んでいるのか、彼の悩みの根本は何なのか、それを探り出したかった。
その時、マスターの康平がキッチンから出て、わたし達の前へやってきた。
「あれっ、ジョージ、お酒ないじゃないか」
「あ~っ、もう一杯ください」
「ターキーの8年ものでいいのか。強めがよかったら54度のレアブリードも入ったよ」
「レアは高いっしょ」
「お前だったら、8年ものと同じでいいさ」
「そう、スか。ありがとうございます。じゃ、お言葉に甘えてレア貰います」
わたしは以前このレアブリードに関して、康平からこだわり話を聞かされたことがあった。
レアブリードは6、8、12年熟成の原酒をブレンドした、一切の加水を行わない樽出し原酒。アルコール度数は約54度で、蒸留所はこだわりである低い度数での蒸留、樽詰めをしている。1回で生産できる量に限りがあり、ボトル一本一本には樽のナンバーであるバッチナンバーが記載されている高級品だそうだ。
「ジョージお前、ここんとこ、なんか元気ないよな」
康平が言った。
「ええ、ちょっと・・・」
「愛美さんが一緒ってことは、バイトでのお悩みごとか?」
「ええ、そぉ~スね。本当は、会社からいい話もらってるンすけど・・・。まっ、それよっかバンドっスね、もともとの俺の悩みの種は」
「バンドか・・・」
「俺、バンドリーダー辞めようかって思ってるんス。バンドを解散するかどうかは別ですけど・・・」
「そうか、若きリーダーの苦悩ってやつか」
「そお~っスよ、これで結構、悩み多き若者なんスよ」
「まあ、若い時はいろんな壁にぶつかって悩めばいいさ。苦労してナンボよ。若いうちに頭つかわないと本物のバカになるからな」
康平が大声で笑いながら言った。そして、わたしの方にチラッと視線を向けた。
「まっ、せっかくだから、愛美さんにしっかりと話を聞いて貰って、いいアドバイスを貰うんだな。俺と話すより愛美さんのカウンセリング受ける方が100倍ためになるだろうからさ」
康平はショットグラスにレアブリードを注ぎながら、わたしの顔をみて、軽く片目を細めてウインクを思わせる仕草をしながら言った。
その時、アルバイトの玉置夏奈が大きな声で新たなオーダーを入れてきた。
「オーダー通します。マスター、チーズの盛り合わせとSPAMむすび、それとイタリアンサラダ、オールワンでお願いしま~す」
「オッケー、了~解。夏奈、今日もノリいいねっ」
康平が明るく言った。
「あたし、それだけが取り得だから・・・、ねっジョージくん」
夏奈はわたし達の方を見ながらニコッと微笑んで言った。
「話の邪魔しないように、俺はキッチンに消えるわ。苦悩する若者、ジョージくんの為に曲だけはかけとこうか。ここからフェードアウトしても、俺の余韻が残るようになっ」
おどけながらそう言うと、康平は有線放送を切ってBGM用のCDプレイヤーを操作してキッチンへと入って行った。わたしは、康平が何をかけるのか楽しみにしていた。しかし、スピーカーから聞こえてきたBGMは“なぞかけ”と呼ぶには余りにストレートだった。わたしの好きな、山下達郎の曲ではあったのだが・・・。
『路地裏の 子供たちは 知らぬ間に 大人になって
本当の 愛のことを 少しずつ 知り始める
たそがれに ときめいて 雨音を さみしがる
あいまいな 季節さえも たまらなく 今 いとおしい
めぐり逢い 惹かれ合い 「幸せになろうね」って
ささやいて この街の 物語になっていく 不器用な恋の記憶
AND THE LIFE GOES ON
AND THE LIFE GOES ON・・・』
それは、東野圭吾が書いた『新参者』が原作。TBS系ドラマの主題歌で使われていた山下達郎の『街物語』だった。
達郎はドラマの舞台となる日本橋・人形町界隈を歩いてから曲を書き上げたそうで、「変わらぬ風情を保つ下町と、そこに住む人々の物語なので、いっそ飛びっ切りレトロなメロディーとサウンドが似合うのではと思い、この曲を作りました」とコメントしたという記事をわたしは見たことがあった。
「この曲、山下達郎っスね、なんでこの曲がマスターの余韻なんスかね?曲のタイトルっスか?」譲二は何かを思い出そうとする時に、何やらぶつぶつ言い出す癖があったが、その癖が始まった。
「歌詞かっ?」
「路地裏の子供たち・・・?」
「最後のAND THE LIFE GOES ONってのは・・・」
「え~っと、タイトルは・・・?えーっと・・・何だったっけ・・・」
わたしはそんな譲二のつぶやくような声を聞きながら言った。
「この曲の曲名は『街物語』だよ」
「マ・チ・モ・ノ・ガ・タ・リ・・・、なんかマスターの余韻に関係あるっスかね?」
譲二が言った。
「この曲はTBS系のドラマの主題歌なのよ。ジョージくんはテレビで見たことない?、『新参者』ってドラマ」
「ないっス。俺、あんまりテレビドラマは、見ない方っスから・・・」
「じゃ~、分かんないね。あのね、ドラマの主人公の加賀恭一郎を演じてた俳優が阿部寛なのよ」
「なんだ、そこっスか。マスターご自慢の・・・」
「お客さんの若い女子からマスターは阿部寛に似てますねっ、て言われて相変わらず鼻の下伸ばしてんじゃないの」
わたしは言った。
「そぉ~スねっ。やっぱ、それっスかね~」
譲二は苦笑いを浮かべ、なんとも複雑な顔をしながら言った。
「そろそろ本題に入ろうか、ジョージくん」
「そぉですよ、お願いします。オバチャン、アドバイスよろしくでス」
「まず最初に、自分なりのイメージを言ってみてくれる。ジョージくんにとってリーダーってどんな人なのか?、誰を思い浮かべるのか?」
「ん~、理想像でいいスか。好きなのはアップルコンピュータのスティーヴ・ジョブズかな。もう亡くなったっスけど・・・。俺のイメージだと、強い意志とカリスマ性があって、先見性と創造性を持ってて革新や改革を起こすエネルギーがある人。集団の頂点に立ってビジョンを示し、周りを叱咤し、厳しい態度でグイグイ引っ張って行く人。それが俺にとっての理想のリーダー像っスね」
「なるほどね。高校生の時のジョージくんはバンドリーダーとして、そのリーダー像に近かったのかな?」
「言い過ぎっスけど、そこそこ近いもんがあったかも知れないっス」
譲二が何かを思い出そうとしているように、わたしには見えた。
「じゃ~、ジョージくんにとってリーダーシップって何、どんなこと?」
「高校でバンドやつてる時に読んだ本に書いてあったことなんスけど、〈リーダーシップとは、肯定的影響力によって〈自分の想い〉に人を巻き込み、それに参加させる能力〉てあって、それをかっこいいなって思って、今でも、憶えてるっス」
「なるほど、分かった。ジョージくんのリーダー像とリーダーシップってそんな感じなんだね」
わたしは日頃から、何かを相談され相手にアドバイスをする際はできるだけシンプルに核心のみを言うように心がけていた。
「単刀直入に言うね。ジョージくんのその考え方が悩みの原因なのかも知れないね。ほかの言い方をすれば、《自分で自分の壁を作ってる》わたしはそう思う」
「えっ、自分で自分に壁・・・?俺の考えっておかしいっスか。でもリーダーってそんなもんっしょ。そうじゃなきゃリーダーなんて出来ないし・・・」
譲二にとってわたしの言葉が予想外だったのか、狐に摘まれたような不思議そうな表情で言った。
「スティーヴ・ジョブズがいなかったら今のアップル社はないっしょ。iPodもiTunesもないし、iPhoneもiPadもない。アップル社の業績が悪かったのを建て直したのはスティーヴ・ジョブズっスよね。そんなことを出来るのは、スティーヴ・ジョブズがカリスマリーダーだからっしょ」
譲二は自分の考え方のどこがおかしいのか、いったい、何がおかしいのかを全く想像できないでいるようだった。
「スティーヴ・ジョブズはイメージ通りのものがあがってこなかったら技術者を罵倒したって話は有名だけど、そうしなきゃイイものは出来ないと俺は思うっス。その厳しさがあったから誰もできないことが出来た。そんなことをできる人を本当のリーダーって言うべきだし、それをリーダーシップを発揮するって言うんじゃないっスか」
わたしは、譲二の言葉に軽くうなずきながら、黙って耳を傾けていた。譲二に最後まで自分の言葉で自分の考え方を喋らせたかった。まずは、とにかくわたしは相手の考え方を受け入れ、相手の頭の中をしっかりと理解したかった。
譲二はさらに喋り続けた。
「スティーヴ・ジョブズは音楽産業の常識と慣習を根底からひっくり返した、iPodとiTunesで・・・。それはスティーヴ・ジョブズがある種“独裁者”だからできたんだって俺は思ってるっス。カリスマ性を持ってたから出来たんだって思ってるっスよ。そのパワーが回りのいろんな人間を巻き込んで、〈自分の想い〉に参加させたんだって思ってるっス」
譲二は、ここまで、言葉を選びながら自分の考えを喋った。そして、ショットグラスに手を伸ばし、グラスの中のレアブリードを口に含んだ。そしてタバコに火をつけ、すっと煙を吸い込み、深呼吸をしているかのようにふ~っと長く煙をはいた。
わたしは譲二の中の戸惑いを感じていた。譲二の姿が、突然、パラレルワールドのもう一つの世界に迷い込んでしまったSF好きの少年のようにわたしの目には映った。
「なるほど、ジョージくんの話は分かった。そして、それは一つの理想のリーダー像、一つのリーダーシップの発揮の仕方としては現実として正しいとわたしも思う。そしてそれは、どちらかと言うと、日本的というより典型的な西欧的なリーダー像だし、リーダーシップだと思うの」
わたしは言葉を丁寧に選びながら、できるだけ肯定的な表現をつかい話しをすすめたいと思っていた。
「ジョージくんの将来の夢は、好きな音楽の世界で生きることだよね。それは芸術的な世界だし、クリエイティブな世界だよね。そう云う意味ではスティーヴ・ジョブズが憧れのリーダー像になるのは、わたしにも想像できる」
「あ~っ、そお~スか・・・」
譲二はわたしの言いたいことが、余り見えていないようだった。
「まして音楽の世界に足を踏み入れた高校生の頃、バンドと云うチーム、言い方を換えれば“組織”のリーダーとしてスティーヴ・ジョブズ的な存在で旨くやってきたし、そこでそれなりの成功体験も味わったわけだ」
「レベルは全然違うけど、でも、そう言えなくはないっス」
譲二ははにかむように、軽く微笑を浮かべながら言った。
「でも、専門学校の仲間と組んでるバンドではそうなってない。それはなぜか・・・、あくまでわたしの推測だけど、ジョージくんと他のメンバーとの演奏テクニックや音楽的な知識、そしてヤル気やハングリーさに殆ど差がないからだと思うの」
「オバチャン、そこを突かれると辛いんだけど・・・、正直、それは当たってるっス。音楽に本気で情熱を傾けてる奴らが、みんなプロを目指して集まってきてるから想像以上にそれぞれのレベルは高いっス」
譲二はわたしの言葉を素直に受け止めてくれているようだった。
「抜きん出た能力やカリスマ性、既存の改革・革新、独裁者・・・、ジョージくんの場合、相手との間に絶対的な優位差がないとリーダーにはなれない、なっちゃいけないっていう先入観があるのよ。多分、過去の成功体験が無意識にそんな固定観念を作り上げてしまったのね」
「そう言われると、そんな考えが俺のなかにはあるかも知れないっスね~」
譲二は自分自身の心の奥底にある何かが、一枚一枚、剥がれ落ちてゆくのを感じているようだった。そしてまるで、真っ暗な海底から光の粒が眩しい海面へふわっふわっと浮上するクラゲのように、心の闇から得体のしれない何かがゆっくりと上がってくる、そんな不思議な感覚と向き合っているように見えた。
「そこんとこを、根本を変えないと自分で自分の首を絞めるだけだと思うのよ。バンドも上手く行かないし、ホールリーダーの話だって上手くすすまないかも知れない」
わたしは譲二の表情を注意深く眺めた。わたしの話をどの程度理解しているのか探りながら、穏やかに話しを続けた。
譲二もそんなわたしの態度を感じてか、自分とは違った考え方でも、できるだけ素直に聞き入れようと努力する姿勢をみせた。
わたしは企業の人材育成を手がける嶋津良智氏が書いた『小冊子』を持っている。そこにはこんな文章がある。
《世の中には便利なものがたくさんありますが、もし、開発をした人たちが先入観や固定観念に囚われていたら、この世に生まれなかったものもたくさんあるでしょう。常識の否定、当たり前の否定から新しいものは生まれます。
「先入観は真実を見落とす」という言葉がありますが、皆さんは「太陽は東から昇る」に関してはどのように思われますか?これは「現実」であって「真実」ではありません。毎日の繰り返しの中から当たり前のように思い込んでしまっている現実ですが、真実は地球自体が自転を繰り返しながら太陽の周りを回っているのです。
皆さんの周りで、環境の刷り込みや、社会の刷り込みによって「こうなんだ」と決め付けてしまっている固定観念・先入観はありませんか?ぜひ、今までの枠組みに囚われない創造性豊かな心を養って下さい。》
わたしは今の譲二にとって『小冊子』を読むことは意味があると思っていた。そして手持ちの一冊を明日にでも渡そうと考えていた。
「ジョージくん、わたしはあなたが今持っている考え方を否定する気もないし、おかしいっていう気もないの。だから、それを前提にわたしの話しを聞いて欲しい」
「分かったっス。俺、オバチャンの話しを素直に聞くっス」
わたしは淡々と、できるだけ冷静な口調で話し始めた。
「米国のロバート・K・グリーンリーフが提唱した、サーバント・リーダーシップっていう考え方があるの。それは、まずは相手への奉仕を通じて自分自身が相手を導きたいという気持ちになって、そしてその後、リーダーとして相手を導く役割を果たすという考え方なのよ」
「そして、サー バント・リーダーとは、常に他者が一番必要としているものを提供しようとする人っていう定義づけをしているの」
譲二は自分のイメージしているリーダー像、リーダーシップとの違いを比較しながら聞いているのだろうか、真剣な表情でわたしの言葉に耳を傾けていた。
「そこで、その特性を10個のキーワードと一緒に簡単に言うわね。まずは〈傾聴〉人の言うことがきちんと聞ける。〈共感〉 相手の気持ちに寄り添うことができる。〈癒し〉本来の姿が取り戻せるように自分も相手も癒すことができる。〈気づき〉自分や相手の気づきに訴えることができる。〈説得〉支配的ではなく、何か大きな使命や目標を訴える説得力を持っている。〈概念化〉自分の夢がきちんとイメージできている。〈先見力〉過去の教訓に照らし合わせて現在を捉え、そして将来を予想できる。〈スチュワードシップ〉大切なものを任せても大丈夫だと相手に信頼感を抱かせることができる。〈成長へのコミット〉相手の成長に深く関わることがきる。〈コミュニティーづくり〉自らが奉仕してリードできる人材を多く育てる文化、その文化を創ることができる。できるだけ簡単に整理したら、こんな感じだねっ」
譲二はわたしが話し終えると同時に、わたしから視線をはずし、一度、手元のショットグラスに目を落とした。そして、目の前のグラスが並んだ棚の方に目を移し、ゆっくりとタバコに火をつけ、深く煙を吸い込んだ。
頭の中で、一度壊したジグソーパズルのばらばらになったピースを一つずつ拾い集めて、もう一度パズルを完成させようとしているように見えた。
「俺、オバチャンの言うサーバント・リーダーシップやサーバント・リーダーって初めて聞いたんで、正直、すぐには納得できないかも知れないス。俺が今まで思ってたやつと、結構、違うんで・・・」
譲二はふっと一呼吸入れて話を続けた。
「でも、なんつうか、そんなことができるリーダーは嫌いじゃないし、そうしてもらったら着いていく人は嬉しいだろうなっ・・・、ては思ってるっス」
「それでいいのよジョージくん。オバチャンがまず言いたいことは、リーダーシップやリーダーの種類やカタチは一つだけじゃない。いろいろあるんだってことを理解して欲しかったのよ。そして求められるリーダーシップやリーダー像は社会背景や時代の価値観、それを発揮する環境や状況によって変わってきてもおかしくないんだってことをジョージくんに知って欲しかったのよ」
「それは、分かる気がするっス」
譲二はすぐに答えた。
「《自分がして欲しいと思うことを相手にしなさい》って言葉がある。単純なことだけど、わたしは良い人間関係の基本はそれだと思ってるの。例えば、上司と部下、自分と同僚、リーダーと付き従う人との関係においても言えると思う。もしかしたら、絶対的な支配と服従の関係においてさえそれは言えるかも知れないわね」
「バンドのこと、アルバイトリーダーになること、もう一度、オバチャンのいうサーバント・リーダーシップってやつを参考にして、自分の考え方を見直してみるっス。できれば、今回のことは俺の中に溜まった固定観念や余計な先入観をぶち壊すチャンスにしたいし・・・」
譲二の声が少し明るくなったように思えた。もしかしたら、闇夜を歩く足元を照らすわずかな灯火を発見したのかも知れない。彼のなかに、歓喜とまではいかないまでも、期待感を伴った喜びの感情が湧き出てきているようにわたしの目には映った。
わたしの腕時計は九時半を回っていた。いつもなら、そろそろお店が混みだす時間になろうとしている。康平がキッチンから出て、わたし達の前にやってきた。
「ジョージ、話の邪魔しないようにキッチンに入ってたけど、愛美さんから何かいいアドバイスは貰えたか。俺なんかの話を聞くより愛美さんのカウンセリング受ける方が100倍ためになることは間違いないんだけど、お前の得意な“大当たり~っ”、みたいなアドバイスが貰えてれば邪魔しなかった甲斐があったってもんだよ、なっ!」康平は二人の顔を交互に見ながら、大げさに両手を動かし、洒落っ気たっぷりに笑いながら言った。
「マスターが余計な口を挟まなかったから、オバチャンの話に集中できたっス」
「おお、そりゃーよかったな」わざとらしく皮肉っぽい口ぶりで康平が言った。
「さっき言ったこと撤回するかな。ターキーのレアブリードは正規料金でお支払い頂こうかな」
「そりゃないっスよ、マスター~っ」
譲二がわざと慌てたふりをして言葉を返した。
このやり取りが引き金になって、康平と譲二の音楽談話が始まった。こんな会話ののタイミングから音楽談話に入るのは、二人にとってお決まりのパターンだったのかも知れない。わたしは、しばらく、傍観者になった。そして自分の飲み代を精算し、譲二を残して一人お店を後にした。時計は10時をわずかに回っていた。
わたしは街灯が並ぶちょっと薄暗い歩道を歩き出した。そして、無意識にさっきK’sで聴いた山下達郎の『街物語』の歌い出しの歌詞を口ずさんでいた。
『路地裏の 子供たちは 知らぬ間に 大人になって
本当の 愛のことを 少しずつ 知り始める・・・』
康平がこの曲をかけた理由は、主題歌からドラマとその主人公を演じた俳優、阿部寛を連想させたかったからだろうか。あの時、康平は「苦悩する若者、ジョージくんの為に曲だけはかけとこうか。ここからフェードアウトしても、俺の余韻・・・」と言ってキッチンへ消えた。
わりと早い時間にお店に入り、空席が結構あったにもかかわらず、わたしと譲二はキッチンから離れたカウンター席の一番端っこに座った。その様子からお悩み相談的なことは容易に想像がついただろう。そして譲二もそれらしきことをちょっと康平に言った。
康平はミュージシャン志望の譲二を自分の子どものようにかわいがっている。また、同じ音楽の世界に生きようとしている先生と生徒、師匠と弟子、そんな関係でもある。
そう考えると、康平は「子供から大人への成長、現実の壁、悩み、そしていつでも話しに来い」そんなことを譲二に伝えたかったのかも知れない。
わたしの読み過ぎなら、それはそれで構わない。でも、康平はそんな気持ちを込めて山下達郎の楽曲の中から、敢えてあの曲を選曲し、BGMとして流したように思えてきた。わたしは、歩道を離れて地下鉄の駅に向かった。バーボンの残り香がほのかにわたしをつつんでいた。
つづく

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。
営業1号さんよ。こないだあれだけ読みにくいとか批判されてるでしょ?そのまま前回の様に記事出してどうするの?別に1日一件しか記事書けない訳じゃないでしょ。長い記事を毎日小分けするとか色々できるでしょ。
創意工夫をしましょうと言ってる側がこれじゃお話になりませんよ。
ピンバック: あのさー
全部読みましたよ。
ピンバック: 客99%
付き合いきれなかった。
許してw
ピンバック: 典雅
醜い業界でバイトしてるのは、自給が良いからでしょう、
盗っ人の手先見たいな仕事するのに、このスキルは必要ないと思いますがw 如何でしょう・・・
次回が有る様ですから時間潰しに読んで見るつもりです。
ピンバック: あんぽんたん
すごく面白いですね
毎日でも読みたいです。
私は読み難さなど感じませんでした
ピンバック: 坂本
あのさーさんに同意
でも営業さんは改善する気ゼロなんだろうな
あんぽんたんさん
目(目潰しフラッシュ)、耳(殺人的な騒音)、鼻(ヤニ中毒者が吐き出す発癌物質)、頭(いわずもがな)等恐ろしい程に悪くさせられる事を考えると、パチ屋の時給がいいとは言えないですよ
ピンバック: Unknown
蜻蛉の親爺様のコメントを最近見かけないのが何より気掛かりです。
ピンバック: ド素人
私も、「ゴヤの親父さん」のコメント無いのが・・・?
もしかして・・・この記事の本人?
ピンバック: あんぽんたん
盗人の手先発言を、撤回して謝罪して下さい。
くだらない事は言いたくはないが
憤りが、抑えられない。
時間潰しが必要なら
他所で、お願いします。
ピンバック: fumiokotori
スティーブジョブスに憧れてるんだったら、スティーブジョブス自身が尊敬し、同じような発想力を持った
ソニー・井深大の周辺書籍を推薦しますね…彼こそ、サーバント・リーダーだから。
日本にもいたんですよ、こういう人が…。
ピンバック: ・・・・
HNが〝あんぽんたん〟ですから、気にしないほうがいいとおもいますよw
記事にされている内容は、別に〝アナタ〟方自身の為だけに送られているものじゃないですよ。
いろんな環境に身を置かれている方々がいらっしゃるんですから…奉仕の心が足りないよね。
ピンバック: ・・・・
fumiokotori様
撤回ですか?何で?
釘調整や実質換金など考えれば言われても仕方無いのではないかな
ピンバック: 山中
新しい考えでも書籍等でも、それを薦める人の日頃の言動によって、それに対する期待や意欲が変わってくるかもしれませんね。立派な考えも役に立ちそうな本も、それを推薦する人が「お前が言うなよ」状態だったら…。
それにしても、提唱者から概要、10個のキーワードで特性を説明ですか…。布教かセールスかって感じが面白いです。
ピンバック: レバ・レバンセテス
憤りが抑えられないって
貴方がグレーな業界に就職したんだから…
批判されたくないが稼ぎたいと我が儘だよ
ピンバック: 黄門
あんぽんたんさん
数日前にも書き込みが有りましたが、コメント未承認はありますね。私も何回か弾かれました。
正論を書くと、弾かれるみたいです、ってかどうせこれも未承認なんだろうなぁ。
ピンバック: トム
前回読んで無駄だと思った人は読まなきゃいいのにね
僕はこういうの好きですよ!
ピンバック: GREEN
>>レバ・レバンセテスさん
なにげなく、失礼なことおっしゃいますねw
ピンバック: ・・・・・
(fumiokotori)さんへ、
まず謝る気はありません、しかし、貴方は業界の人ですよね?・・・業界の人なら残念に思います。
ここに至るまでどれだけの人から搾取して肥大化したか考えて下さい。
今回は返信しましたが以後関わりたくありません。
以上
ピンバック: Unknown
場違いの「文章」にも拘わらず『パチンコ日報』の寄稿の一つとして、「長文」を読んで戴けた方がいらっしゃいましたことに感謝申し上げます。
ご批判もあろうかと存じますが、あと1話、寄稿させて戴いております。
もしも、お時間の許される方がいらっしゃいましたら、ご一読戴けましたら幸甚に存じます。
前話へのご批判・ご批評も含め、今後の糧とさせて戴く所存でございます。
ご感想・ご意見を戴けましたことに感謝申し上げます。有難うございました。
ピンバック: 作務衣
サラ金のようにグレーゾーンは儲かりますから、今のように巨大な店に成り上がったわけで
粗利管理ばかりしてないで
キッチリと公営ギャンブルのように不正管理を徹底して賭博として認めてもらえるように業界努力しなさいよ。
モラルにしても
震災の後に
震度5以上の激震でしたっけ?大きな波が……でしたっけ?業界全体が震災をネタに広告だしてましたね
反パチのコメントに憤りが抑えられないと言ってる方がいますが
私からみたら曖昧なルールの賭博を見逃してもらっているパチンコに憤りが抑えられません
ピンバック: 里
頑張って2話全て読まさせていただきました。
パチンコ日報の記事と考えたら『無し』と思うのが妥当かもしれませんが、無料ブログの記事と考えたら全然『有り』だと思います。
文章が長いとかまとまりがないとかの文句は有料の場合のみ有効かと。
ピンバック: わんわん
なんとまぁ
贋者さんが出てくるとは
こんな嫌がらせするかな?
ピンバック: ・・・・・
言論の場において、ポイントを明確にしないというズルい方法に加えて、論外ともいえる成りすましが出てきましたw
どなたかは存じ上げませんが、身を削って実例を示して、私のコメントに補足頂きまして感謝いたします。
ピンバック: レバ・レバンセテス
>>・・・・・さん
あっ、〝・〟ワンタッチ多かった…。
申し訳ございません m(_ _)m
>>ステセンバレ・バレさん
こんな嫌がらせするかな?
ピンバック: ・・・・
フミオさん
いくら憤りが抑えきれないからって、エントリーに対するコメントに謝罪要求はないだろ
しかも相手方の質問に対して回答もしないなんて…
言いたい事だけ言って、相手の問いには答えない。
本当この業界の人間には呆れるばかりだよ
他所に行くのはむしろあなた。
ピンバック: 万吉