パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

環境の変化を乗り越えて成長するために必要なこと

新年が明け、2020年は業界にとっては正念場の年になると言っても過言ではない。完全新基準機の移行までいよいよ1年となり、管理遊技機やメダルレス遊技機の足音も近づいてくる。4月1日からは完全禁煙が始まり、ユーザーの喫煙率が50%以上と高いわが業界は客離れも懸念されるところだ。業界の未来をポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかによって行動も変わる。

アミューズ・ファクトリー(宮川雄一社長)は、会社設立10周年を記念して「完全新規機時代への移行後の明るい未来を切り開くために取り組むべきこと」をテーマに1月29日に東京会場、1月30日に大阪会場で記念セミナーを開催する。

主なテーマは次の通り。

1.完全新規機時代への移行のために抑えるべきポイント
2.移行後の強いチェーン店を作り上げるために取り組むべきこと
3.環境変化のタイミングでは誰にでもチャンスがある
4.明るい未来を描くために必要な構想の立て方と具体例

今回のセミナーについて宮川社長はこう話す。

「弊社の設立は平成19年10月となりますが、設立後数年間は私が経営しておりましたチェーン店の経営しながら、弊社の経営・営業ノウハウを修得されたいチェーン店様に対して、営業幹部の方々をお預かりさせて頂いたり、ノウハウを公開するなどのサービスをご提供しておりました。その後、株式会社アミューズ・ファクトリー一本で本格的に活動しました結果、さまざまなチェーン店様からご支援の機会を頂戴し今日の弊社があります。これまでご支援の機会を頂戴しました感謝の気持ちと、これからもより一層お役に立てますご支援をご提供する決意を込めて、今回のセミナーを通じて、厳しい環境の1年の始まりだからこそ、多くのご支援先様がこれからの環境変化を乗り越えて成長していただくための勇気や希望が持てて、明るい未来の展望を描くことができますような内容としたいと考えております。このような趣旨に沿った多くのヒントを得ていただくことによりまして、環境変化に対する不安感を一掃していただき、元気な勝ち組みのチェーン店様となっていただきます好スタートのキッカケとできればと考えております」

セミナーではこれからの環境変化を乗り越えて成長するためのヒントを提供し、環境変化に対する不安感を一掃することで、元気な勝ち組みのチェーン店になれるように、勇気づけられるような内容となっている。

悲観論を一掃し、今後もパチンコ店経営・営業に邁進すれば、明るい未来を迎えることができる確信を持てることをゴールにプログラムを組んでいる。

■東京会場
1月29日(水)13:30~16:30
TKPガーデンシティPREMIUM京橋 カンファレンスルーム22F
東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン 22F

■大阪会場:
1月30日(木) 13:30~16:30
アットビジネスセンターPREMIUM大阪駅前 1211号室
大阪市北区梅田1丁目12−17 梅田スクエアビル12階

「完全新規機時代への移行後の明るい未来を切り開くために取り組むべきこと」の参加申し込みはこちらから。




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若者が手を出さない産業は衰退する中で次の一手とは

パチンコ業界だけでなく、若者が手を出さない産業は衰退する運命にある。

ギャンブル産業の中で一人負け状態なのが宝くじだ。

12月30日付の産経新聞で次のように報じられている。

ピークの平成17年度に1兆1047億円を記録した後は毎年のように減少。24年度以降は1兆円を超えることはなく、29年度は7866億円と20年ぶりに8千億円を割り込んだ。

一方、公営ギャンブルの競馬は中央・地方ともに24年度以降は売り上げ増が続き、地方競馬は昨年度、19年ぶりに6千億円台を回復。競艇も22年度に8434億円で底を打つと昨年度は1兆3727億円にまで回復するなど、宝くじとは対照的な状況だ。

管轄する総務省の担当者は、売り上げ減の要因に若年層への浸透不足のほか、公営ギャンブルよりもインターネット販売が出遅れている点を挙げる。

苦境の打開に向け、運営側は30年10月、宝くじの9割以上でネット販売をスタート。その場で削って当たりが分かるスクラッチくじは1つの窓口で常時3種を目標に販売する「多併売化」も打ち出す。

また、思わぬ援軍も出た。人気アイドルグループ「Kis-My-Ft2」(キスマイフットツー)のメンバーが自身のバラエティー番組内で宝くじを買う企画に継続的に挑戦。宝くじ事務を委託されるみずほ銀行によると、番組に取り上げられた宝くじの売り上げが一時3割増になったといい、担当者は「視聴率も良いようでお互いにうまくいっている」と話す。

以上引用おわり

ゴルフもしかり。若者がゴルフをやらないためにゴルフ人口は減り続けている。レジャー白書によると2018年度のゴルフ人口は670万人で、最盛期だった2001年の1340万人からは半減となっている。

若者がゴルフをやらなくなった理由は、まず足となる車を持っていない、ゴルフ用具が高い、プレイ代が高い、ルールー、マナーがうるさいなどの要因が若者を遠ざけている。

若者が来ないなら、どうするかというとやはり狙うのは時間に余裕があるシニア層にアプローチをかけることになる。平日割安のプランを提供したり、ポータルサイトでお得な直近プランを掲載してプレゼントを付けたりとあの手この手の作戦を展開する。

さらに、新たな集客戦略として着手したのがインバウンド対策だ。2018年には一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会と一般社団法人日本ゴルフツーリズム推進協会が主催するゴルフツーリズムセミナーが文部科学省内の講堂にて開催された。

年々インバウンド客が増える一方で、日本国内のゴルフ場の数やゴルフ人口は減少が続いている。レジャーが多様化するなか市場規模が縮小しているゴルフ業界で、インバウンド客をどう取り込んでいくかが課題となっている。

具体的に行動を起こしているゴルフ場もある。兵庫県内のあるゴルフ場は、送客のためにマレーシアの7コースと業務提携を結び、昨年11月、マレーシアから48人が参加して、総勢100人あまりで親善マッチを開催した。ゴルフは滞在型で周辺の観光も期待できるために自治体もツーリズムゴルフを後押しする。

事例としては少ないが、若者が興味を引くタレントを使って番組とタイアップしたり、若者がだめならインバウンドを開拓する…。何よりも大事なことは行動に移すことだが、パチンコ業界は目の前のことで精一杯なのか、中・長期ビジョンの中でも新規客開拓の動きは見られない。



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パチンコはカッコよくなければ新規開拓はできない

昨年11月22日にグランドオープンした新生「渋谷パルコ」のテーマは「面白い」、「楽しい」、「カッコいい」だ。生まれ変わったパルコはファッションに留まることなく「アート&カルチャ」「エンターテイメント」「フード」「テクノロジー」の5つのコンセプトで構成されている。この中には昆虫食を提供する店があったり、インバウンド客用に新宿2丁目のオカマバーがあったりと奇想天外な面もある。

「面白い」、「楽しい」、「カッコいい」は作業服のワークマンにも当て嵌まる。ワークマンが最近始めた新業態のワークマンプラスは、作業服で培ってき高品質・高機能のノウハウをアウトドア・スポーツ・レインウエア用に展開する新ブランドだ。ファッショナブルなデザイン性を取り入れ、アウトドアブランドの定価の1/3で開発されている。

「働くプロの過酷な使用環境に耐える品質と高機能をもつ製品を、値札を見ないでお買い上げいただける安心の低価格で届けたい」とはワークマンプラスのポリシーだ。

とにかく商品はデザイン性と高品質・機能性に優れていて、実際に驚くほどの安い値段で販売されている。その噂は口コミだけでなくSNSなど広がり、作業服のワークマンにこれまで足を運ぶことがなかった女性客が増えたことだ。

女性客だけでなく、これまでワークマンとは無縁だったライダーたちが、ワークマンの防水性や防寒性に優れたウエアに注目したことから、ライダー用の防寒ウエアやレインウエアも開発・販売するようになった。

オートバイ用品専門店は市場が狭いため、ウエア類はいずれも1万円以上、と高額だ。ワークマンのライダー向けウエアは半額から1/3の値段に抑えられている。

筆者も冬用のウォーキング用の防寒ウエアを求めて近所のワークマンへ初めて足を運んでみた。品質・機能性・デザイン性と値段の安さにいっぺんでワークマンの虜になってしまった。ついでに冬場のツーリング用に防寒ジーパンまで買ってしまった。

「面白い」、「楽しい」、「カッコいい」は新規顧客を開拓するためには、どの業界にも当て嵌めることができる。で、わがパチンコ業界に一番欠けているのは「カッコいい」だ。パチンコを打つことが世間からは、むしろダサく見られているので、若者はパチンコに興味も示してくれない。

「面白い」、「楽しい」は遊技機に委ねることになるが、カッコいいは業界全体が一丸となって作り上げなければならない。パチンコをすることがカッコいいと思われるような仕掛けが必要になってくる。

例えば、パチンコを打つことが健康になるとか、間接的に社会貢献につながるとか、換金がなくても楽しく、カッコいいと思えるようなことができれば新規顧客の開拓も夢ではない。

カッコいい作業服のワークマンへ若い女性が足を運ぶ時代なのだから。



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元カルビー会長のプロ経営者松本晃氏がホール経営をしたら

いささか古い話になる。

「NHKの西郷どんを観ていますか? ウチの会社は黒船が来航した時の幕末状態です」とホール関係者が胸の内を明かす。

主任、副店長、店長クラスの人材は豊富にいるものの、その上のクラスに優秀な人材が育っていないために、大胆な人事異動も断行された。

「西郷隆盛のように上に物が言える人間がウチにはいないことが問題。人材の引き抜きも考えたがプライドが邪魔している」

薩摩藩の新しい藩主となった島津斉彬は、積極的な人材登用を推し進める中で広く家臣に意見を求めた。その過程で斉彬の目に留まったのが西郷から差し出された建白書だった。手紙には「農民は経済の元であり、武士は国の経済の元である農民を慈しみ育てなければならない」と書かれていた。

西郷の考えに興味を惹かれた斉彬は、西郷をそばに置くようになった。

斉彬の命により、薩摩藩以外の人物とも多く交わるようになった西郷は、知識見聞を大きく広め、西郷自身の名前も知られるようになる。西郷は斉彬に才能を見いだされ、西郷もその才能をどんどんと高めていく。

歴史上の人物となった西郷隆盛像を求めるよりも、もっと現実的な道がある。それはカルビーの元会長である松本晃氏のようなプロ経営者を招き入れることだ。

会長に就任するなり8期連続で増収増益を達成した手腕は高く評価されている。

現在70歳の松本氏は京大農学部出身で伊藤忠商事に入社する。39歳の時に海外最新医療機器の販売を行っているセンチュリーメディカルに出向。大赤字だった会社の売り上げを6年間で20倍の黒字会社に転身させた。

実績を上げても給料は上がらず、昇進もないことから転職を決意する。23社のオファーの中から選んだのがジョンソン・エンド・ジョンソンだった。ここでも6年間で赤字部門を5倍の売り上げにして黒字転換させ、52歳で社長に就任する。社長就任後の9年間で売上高をさらに4倍に増やし、利益は30倍まで拡大させた。

2009年にカルビーの会長兼社長に就任すると今度は8期連続で増収増益を達成する。松本氏がカルビーで着手したのは会社が儲かる3原則だった。

1.商品の品質
2.コストが安いこと
3.供給体制が整っていること

カルビーは1と3はできていたが、2が全然できていなかった。コスト改革では工場の数を減らし、稼働率を上げることで製造原価を下げた。併せて製品の価格も下げて競争力を高め、シェアを拡大した。それによって工場の稼働率はさらに上がっていった。

製品開発でもヒットを飛ばす。それがシリアルにドライフルーツを交ぜた「フルグラ」だ。朝食革命をキャッチフレーズに売り出すと、大ヒット商品となった。

働き方改革では女性管理職の比率が5%に過ぎなかったものを25%に引き上げた。「女性の活躍なしにカルビーの将来はない」と同じ能力なら女性を登用した。そのため、社内の反発はあったが怯むこともなかった。

もし、松本氏がホール企業に招かれたらどんな経営手腕を見せるか?

モノを売る商売ではないので、これまでと勝手は違う。やはり機械代の大幅削減から始めるか? 新台入れ替え頻度が下がれば、稼働も下がる。今までのやり方がそのまま通用しないだろうが、考えただけでもワクワクする。


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等価による著しい勝率低下が客離れの原因ならやることは一つ

新基準機の評判が芳しくない。それは当然予測できたことではあるが、出玉性能が抑制された新基準機のシェア率が増えることは、反比例して既存の遊技客を遠ざけることにもなりかねない。

極端な例かもしれないが、設備機器メーカー勤務のAさんは、年間250日以上実働。年間投資額は700万円に対して650万円を回収してきたスロットヘビーユーザーだ。これだけスロット好きなのに6号機しかなくなったらスロット卒業宣言をする。

「自分のように凱旋を打つようなヘビーユーザーは、6号機は打ちません。自分の世代は今の高純増で上限がない台をギリギリ打っていたので、6号機に魅力は感じません。結局、出た時のことを考えるので、最初から出たとしてもMAX2400枚の台を打ちません。Reゼロは1~2回打ちましたが、天井に行ってもAT確定ではないので時間の無駄。だったら毎ゲーム抽選している方が効率的だと思っています。あれを打つのならハナビとかバーサス、ジャグラーの普通のAタイプを打ちます。6号機には、もはや機種解析とかも興味すら湧きません」

新基準機性能に加え、等価交換も限界点に達している。

「新基準機は一発逆転がないのでお客さんも追っかけない。新台でさえ新基準機は爆発することがないことが浸透すると座ってもらうこともできない。となると残る方法は回して、設定を入れるしかない。そのためには等価はもう本当にキツイ」と大手ホール関係者。

業界は脱等価に舵を切ろうとするが、既存ユーザーの等価志向は根強い。脱等価を組合で決議しながらも、等価志向客を逃すまいと守らないホールが出て足並みが揃わずご破算になるケースも。20年近くも等価営業で慣らされた客の思考回路はそう簡単には切り替わらない。非等価営業は設定が入る、スタートが回るといっても、それを体感できなければ等価脳の客には馬の耳に念仏。

等価志向ユーザーに対してユーザーからも反省を込めた意見が寄せられる。

「アホな客が換金率の上昇を望み、等価交換、5.6枚交換が主流になり店側も高設定を置きづらくなってしまった。設定1がメインになってしまったことで負ける事が多くなり客も打たないという状況になった。昔みたいに7枚交換、7.6枚交換、8枚交換の時代なら中間設定メインで高設定も疎らに置いたりできたから客も勝てることがそこそこあったからリピートして来れた。客離れの根本の原因は換金率上昇による客の勝率の著しい低下にある」

等価で勝率が著しく低下する中で、出玉のショボい新基準機となれば2020年のユーザーの行動は言わずもがな。原因が分かっているのだからそこから解決していくしかない。




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