パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

パチンコ産業革命その6

■新規オープンまで



パチンコ店の新規オープンはとても大変。特に現在は各地域で設置台数の自主規制も殆ど無く、1千台クラスの新規店舗も珍しくない。これらの最大のポイントは機種構成にある。



大概が市場調査をして出店計画を立てるのだが 中には地域の集客力が凄い、という理由だけで出店する所だってある。驚くばかりだが・・・



自分は当然、地域格差はあるのだが設置台数は5百台前後がベストであると考える。理由のひとつは、それ以上になると店舗責任者が二人以上必要であるという事。



そうすると考え方の相違が起きた時に、悪い方に転がる可能性が高いから。

一人の人間が十二分に遊技台を管理しようと思えば5百台ぐらいまでだろう。



当然 それ以上の能力を発揮できる店長だっている。しかし、自分が今まで見てきた中では 全国でも指折り数えるぐらいしかいない。となると複数の責任者を置くしかないのだ。



もうひとつの理由は、5百台前後であれば現状も今後も、非常に設置機種のバランスを取りやすい。これは経験則もあるのだが、主軸機種の安定とむやみな入替コースを無くすのにちょうど良い。



そして新規出店において、さらに大事なのは駐車場の問題。駅前や繁華街の中という特殊な例を除いては、必ず駐車場が必要である。それも出来れば遊技機の設置台数分を確保出来るのが望ましい。



平面がベターで、その際の注意点は必ず全箇所に車止めがある事。そしてやむなく立体駐車場にする場合には、通常よりも広めの通路と広めの駐車枠が望ましい。駐車台数が減る事になってもスペースは広く取るべき。



次にホール内の注意点。



最近は島の通路幅が広い店舗も増えてきたけど、悪い事ではない。しかし、広すぎるのは良くない。常に満台状態で出玉もビックリするぐらい大量であれば見た目にもいいだろう。



しかし、常時そういう訳にはいかないので、適度な広さというものがある。出ているという錯覚を起こさせる事もホールの営業手法の一つなのだ。



次は両隣の遊技客の間隔。これも広すぎず狭すぎずという事。通常はパチンコであれば遊技台プラスCRユニットの幅4センチプラスαといった所。



このαが大事で、10から15センチぐらいがベストだろう。設置台数を増やしたいが為に1センチなどというのは遊戯環境から考えると好ましくない。



あと意外に大事なのは、お食事所。身内でやってもいいが、大切なのは手軽で早くできるもので更に安ければ言うことはない。身内でやるのであれば、ここで儲けなどなくていいのだ。



遊技台については、その時々の内規に沿った遊技機がある為、一概には言えないが、間違いなく言えるのは、前述したように機種バランスが大事だという事。



主軸機種の設置比率も大事だが、確率のキツイ・普通・甘い機種それぞれのバランスを地域の客層や、周辺店舗の設置状況を考慮して設置を考えて欲しい。



■会員システム



この業界には様々な会員システムがある。ホール主導のものと、そうでないものがありそれぞれ利点・欠点がある。最近はメール会員というものもあり、意外と利用客も少なくない。



しかし最近は個人情報に敏感な時代となり、なかなかホールとしては最大限効果を発揮できるツールでは無くなってきている。来店ポイントを貯めてどうのこうのというホールも見かけるが、だから? という感じがしないでもない。



他の業界と違って、物品を提供できないため、サービスという部分にも限度がある。それらを踏まえても行ないたいというホールは、やればいいだけの話。ただその時間を作ってまで実施するのは利点が少ない。



近所のドラッグストアで、ポイントカードなるものがある。2つの店舗が競合しているわけだけど、意外とささやかな行いであるがチョッと嬉しい。



しかし男性と違って主婦感覚で言えば、同じ商品が1円でも安ければ、そちらに来店する。



ホールでのキーポイントはソコなのだ。



全員に公平・公正で同じサービスが基本なのだが、対象とするユーザー層によって内容を変えてアピールすべきなのである。



学生・サラリーマン・自営業・主婦・更にシニア世代の男女別など、それぞれの立場によってパチンコに対する考え方も金銭感覚も違うのだから、差別化があって当然なのだ。



その為にも、より多くのユーザー層の心理状態をホールは把握する必要がある。専門の部署があってもいいぐらいだ。



■貯玉システム



単なるメール会員と違って、貯玉会員システムは十分な個人情報が必要である。その為管理にも慎重さが必要なのだが、殆どのホールは驚くほど緩慢である。というよりも機能を十二分に利用できてないのが現実だ。



この問題点の一つとして、貯玉会員システムは現在数社ほどがシステム機器を販売しているけど、確固たるノウハウが構築出来ていないまま販売促進をしたのではないかという事。



どういう事かというと、機器の使い方や役割などはホールに対して説明があるが、それを使う事によってユーザーへの影響はどのように変化していくのかは未知のまま導入した経緯がある。



ホールも、ただ会員を募り貯玉をしてくださいといっても、何百人に一人入会するかどうかだろう。ユーザーの最大の望みは勝った時ぐらいは即現金が欲しいものだ。それがホール側とユーザー側のギャップである。



次の問題として、再プレー玉数と等価玉数の差を『手数料』と表現してしまった事。例えばユーザーが玉を借りる時は百円で25個だが、35個交換の店では10個の玉数が手数料扱いの範囲となる。



そして再プレーをするには5個の手数料だけホールが頂き、お客様は5個お徳ですよと訴える。しかしユーザーは一部の人しか理解できず、大半の人は常連であろうと毛嫌いをする。



特に常連に多い年配者に理解を得られないのだから、普及するはずがない。ではシステムをやらなければいいというのではない。せっかくあるシステムならば十二分に活用すればよいのだ。



説明不足であれば、ひとりひとり説明すればよし、色々な機会を設けてアピールするもよし。そういった努力をホール側は十分出来ているのかがとても疑問である。



大事なのは、ユーザー任せの姿勢ではなく、ユーザー側に立った考え方をどれだけ理解し、従業者全員で物事に対する取り組む姿勢なのだ。



■ホール設備の役割



ホール設備においで一番の根幹となるのが『島』と呼ばれるもの。これは現在主流の島還元方式が普及して以降、非常にトラブルが少なくなった。



これは業界内において非常に大きな事で、更に進化していく事を個人的に望んでいる。



がしかしその中でもネックだと思っているのは『音』。玉を磨く音であり還流させる音というのは顧客にとって正直耳障りでしかない。



それでなくても、パチンコ屋=ウルサイ、という図式が成り立っているのだから、そこを嫌っている人は、はなから店に立ち入る事がないではないか・・・



技術的に解消できる方法というのは、素人ながら難しくないと思うのだがどうだろう?



次に『ホールコンピューター』。ホールの人間からすると、出玉管理・売上管理が出来るものと理解しているけど、驚く事にユーザーの半数以上は『ホルコン』と呼び遠隔操作できるものと勘違いをしている。



その要因として、実際に遠隔操作店が摘発されているという事実に他ならない。殆どのホールは裏で操作などしていないにも関わらず、事が明らかになると、あの店もそうじゃないかと思われるのも仕方がない。



それを払拭する為には、それなりの専門機関を作り徹底調査を定期的に行ない、顧客に理解してもらう事が必要である。ただそれでもゼロにするのは容易な事ではないとも思う。



平成十九年春、遊技産業健全化推進機構というものが活動を始めた。これはホールに誓約書を提出してもらい、提出のあったホールに予告なく立ち入り調査などをして不正・その他を監視していくというものだ。



逆に誓約書を提出しなければ立ち入り調査が出来ないだろうし、提出しないホールに対して入替検査などが厳しくなる事などあってはならない。



そしてそもそも遊技産業健全化推進機構が天下り先であってはならない。そして機械にたいして精通した人間が調査に来るのかどうかという不安もある。形骸化だけに終わらなければいいが・・・



次に『監視カメラ』。これはホールだけに限らず、多くの店・場所で使われている。ビデオ録画だった時代と比べ、ハードディスクに録画するという格段の進歩を遂げた。



画像もかなり良くなり、不正防止対策としてはとても貢献していると思う。しかし正直不正はなくなってはいない。実際に不正を行なうものはそれらを掻い潜って行なっている。



上質の監視カメラを設置しているという安心感が、そのような油断を生む。最高の監視カメラというのは ホールで働く従業員の目であり直感なのだ。





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パチンコ産業革命その5

■パチンコ店は風俗営業



多くの人が知っての通りパチンコ店は風俗営業であり、許可を得て営業を続けている。



そもそも、風俗営業適正化法は、昭和二十三年に風俗営業取締法として制定され、戦後の取り決めなのだ。戦前は各都道府県令で規制がされていた。



戦後何度か部分改正され、昭和五十九年に大規模な改正が行われ、その時名称も「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」として今に至っている。



目的は「善良の風俗と清浄な風俗環境を保持し、少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため、風俗営業及び風俗関連営業などについて、営業時間、営業区域などを制限し、年少者をこれらの営業所に立ち入らせることなどを規制するとともに、風俗営業の健全化に資するため、その業務の適正化を促進するなどの措置を講じること」としている。



大きく捉えると、青少年の健全育成のため枠を定めて、その中で営業しましょうということなのだ。



因みに、パチンコ店は七号営業に該当する。パチンコ営業は客の遊技の結果に応じて賞品を提供して営む営業とされている。



しかし、禁止事項として二十三条には、賞品として現金又は有価証券を提供すること。客に提供した賞品を買い取ること等が制定されている。



要するに営業所内では現金などのやり取りをしてはいけない。ということなのだが殆どの人が知っての通り、特殊景品という形で現金を手にしている。



なんなの?



それは換金所と言われたり交換所と言われたり様々だけど、全国に必ずある。自分はこの部分を法改正すれば良いと思うのだ。その法改正について考えてみると、利点もあり欠点もある。

 

まず利点はホールと別場所にある換金所が襲われる事件がなくなる。と同時にそれはホール自体が襲われる可能性があるという欠点にもなる。しかし事件数は減るだろう。



ホール側の利点もある。



知っている人もいると思うが、ホールは1000円の特殊景品を1000円で仕入れてはないのだ。地域等によって格差はあるが多少の手数料がかかっているのだ。そこの一部が削られる。



欠点は前述の可能性と、全国の換金所などで働いている人たちの職場がなくなってしまうということ。



単純に全国のホール一万三千件に一ヶ所ずつ換金所があるとして、一ヶ所二名平均とすると三万人弱の人が職場を失うわけだ。これはおいそれとはできない。



いくらリストラ流行の昨今でも大反対である。ここでリストラについて、自分なりの考えを書いてみたい。



そもそもリストラする前になぜ雇った? 必要だから雇ったのではないかといつも思う。



そして、一旦雇ったなら最後まで責任を持つべきではないのか? 一人一人の人生が関わっているのだから真剣に求人してもらいたい。



会社を再建させるためには痛恨の極みですとかいいながら、言っている人は当然リストラされてない。会社というのは多くの一般の人が関わって成り立っているはず。そこに悩み多き一般ユーザーをさらに送り込んでどうする?



話はそれたが、換金所の人たちの職場についてはホールのカウンター内にでも換金コーナーを作りそこで従事してもらうなどしてもよい。



今より格段に安全である。さらにセキュリティーを考えると、ATMなどの機械のほうがいいという意見には反対である。



理由はひとつ 客とのコミュニケーションの場をひとつ減らしてしまうから。



ただパチンコ店においてこの二十三条一項は大きなネックとなっているのは事実であり、ホール企業が将来、株式上場を目指すうえにおいて大きな壁となっている。



次に二十九条三項には賞品(ホールで言う一般景品)の最高額が一万円を超えないこと、と定められている。



これは平成二年に三千円から一万円に引き上げられてから今も変わっていない。これも緩和すべき法であると考えている。ここでいう一万円とは市場価格であり、仕入価格ではないということは知っている人もいるだろう。



考えているのは緩和というよりも撤廃である。



理由は色んな物を置いたり、カタログ提供したりして顧客の選択肢が拡がるから。



今でもカタログ冊子はあるはずだが、客が利用したのは見たことがない。そういうカタログ冊子の存在さえ知らないホール従業員も沢山いる。ほとんどのホールがそうだと思う。



なぜ利用しないのか? ホールの人間でさえ知らないのに客がわかるはずがない。それと選択肢が少ないからである。単純なこと。だから撤廃。



もともとパチンコ店はある時期からインとアウトのクリアを目指すために、システムを構築してきた。



インとは売上、アウトとは景品。その景品を明確化するための手段の一つとしてカタログ景品なるものをシステム化したはずなのに、殆ど利用されてないのだから意味がない。改善の必要があるはずなのに全く変わる気配がない。



そしてここからの問題はインのクリア、即ち売上の部分である。



脱税が多いとされる医者・弁護士・パチンコ屋。この中で医者、弁護士は先生といわれるのにパチンコ屋は・・・ と思うが それは置いといて、ある時期 ある人たちは第3者がこれを管理すれば脱税が減少するのでは? という所から始まったのがCRシステムである。



いわゆるプリペイドカード方式で 第3者法人がパチンコ店の売上を把握しましょうと・・・



これが業界として結果的に拙かった、と思っている。



この第3者法人。先行2社といわれる日本レジャーカードシステムと日本ゲームカード。東日本と西日本という括りでパッキーカード・パニーカードという通称で親しまれた?



いわゆる天下り先と言われる所。天下り先は保通協を含め他にも沢山あるが・・・



このシステムをホールは出来れば導入したくないわけだ。数千万という設備費用も掛かるしランニングコストだってバカにならない。顧客はカード購入という手間も掛かる。何一つ良い事はなかった。



実際 、システム運用開始当初は、1コースだけ導入というホールが目立っていた。しかもスロットコーナーだけ。CRのパチンコ機も発売はされていたが良い機械はなく、思うようにシステム導入が伸びない・・・ ここで何が起きたか?



パチンコで射幸性のある機械が発売された (作らせた?) CR花満開である。



当時、店としては売上が上がるし、利益も取れる。この機械を是非入れたい。その為にはカードシステムを導入しなきゃ、となる。そして加盟店が爆発的に伸びていった。



それと同時期、花満開より射幸性の劣る現金機が不正機として摘発された。平和のダービー物語である。



この機械はソコソコの連チャン性を持ち、顧客にも大人気であった。それなのに摘発。カード機じゃないから? どういうこと? 答えは明らかだ。



そして第3のカード会社設立以降 ナスカ、マース、クリエーションなど続々とカード会社が出来ていった。当初の目的は何処かへ置き去りのまま・・・



先行2社が順調そうに加盟店を増やしていった頃、偽造カード事件は起こった。セキュリティー上、問題なしのうたい文句だったが、2社で630億円もの被害を被った。



全国共通使用可の利便性も、瞬く間にハウスカード化となり、上限金額も5000円となった。



そして、今となってはCRユニットに現金が投入できる、というおかしな状況となっている。何の為のユニットなのか意味不明だ。



当初の目的。



第3者が売上を把握するのが目的であれば 全国のホール、全台がカード化されないと無意味だということを 誰も追及しなかったのか? 出来なかったのか? そのまま・うやむやのまま現在に至っている。



次にアウトのクリア。



景品に関することだが、これも結局は第3者が管理する事など出来ないまま、うやむやのまま現在に至っている。本当にうやむやが多いな・・・



現在行政が、一般景品の比率を高くしようと躍起になっている。この問題はやっぱり無理がある。



九十パーセント以上の顧客が特殊景品と交換している現状。前述したように魅力ある景品が乏しいのに一般景品と交換しようなどとは思わない。



やはり一般景品の交換率を上げようとするのであれば、上限金額の撤廃しかない。





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パチンコ産業革命その4

■100円から遊技できることの意味



貸し玉料金が一個四円以内に変更されてもう二十五年以上になります。

その間世の中は大きく変わってきています。そして遊技台も大きく変化を遂げています。



フィーバー機が出始めた時も、CR機が出始めた時も、三十兆円産業といわれていた時も、いろんな内規が変わってからも、ずっと一〇〇円で二十五個の貸し玉なのです。



正確には、四円以内ならいくらでもいいのだけれど・・・



しかし実際には、百円だけでは、パチンコは遊べない。大半のホールが最低五百円からでスロットに至っては千円からというのが最低の遊技料金である。



確かに最初の五百円、千円で長時間遊技できることもあるが、そんなことはめったに無い。大半がその何倍、何十倍も使うのである。だから余計、その遊技環境に神経を使うのは当然の事と捉えないといけない。



少額では長時間遊技できない設置機種にも問題はある。



たしかにホール側からすると、売上が上がってなんぼ、利益が上がってなんぼというのもわからないではない。しかし様々な遊技条件があってしかるべきだと考える。



少額で、適正額で、高額で様々な顧客に対応すべきである。これがホールにおける機種バランスである。ラスベガスなどのように様々な単価で自由に遊べる環境が好ましいと思っている。ハード上不可能ではないはず。



そんな中、衝撃の遊技台が登場する。



トップメーカーの発売したミリオンゴッドである。



この機械においてはホール業界の遊技環境を根底から覆すものであった。



まずメーカーは何を意図として製造したのか? まったく理解できない。次になぜ保通協は許可したのか? なぜ都道府県警は許可したのか? まったく理解できない。



なぜホールは導入したのか? ここについては少し理解できる。たしかに売上、利益ともに大幅増は非常に魅力的である。しかしただそれだけ・・・。



撤去後の稼動バランスが崩れるのは目に見えている。あの機械のおかげでスロットをやめた人は1人二人ではないはず。そうなるのが判っていながらなぜ導入したのか? 背に腹は変えられないと感じていたならホールとして、企業として停滞するだけである。



一時でもホールが潤ったからそれでいいじゃないかという意見もあるがそれは大きく間違っている。一年限りで撤退するのならかまわない。長い目で見ると必ずしっぺ返しとなって現れる。



そして悲しいことに、第二弾、第三弾を一部ホールは導入することとなる。まだ判らないのかと思ってしまう。発売するほうもするほうだが。



ここまで書くには理由がある。



遊技機メーカーには、ホールではなく一般ユーザーに支持される機械を製造してほしいのである。ホールは厳密に吟味して永く使うための遊技台を導入してほしいのである。入替費用が膨大なのはどこも判っていることだが、入替た費用以上は利益を上げていかなければならないのである。



■高齢化社会への道



近い将来、間違いなく来る高齢化社会。いや、すでに訪れているがより進んでいくのは誰もが理解している所。その時のためのホール業界の在り方は、間違いなく利益を貪り取るだけのものではなく前にも書いたように癒し空間、そして様々な刺激を与える空間でないといけない。



高齢者だけを優遇するという意味合いのものではなく、万人に愛され尚且つ高齢者も気軽に集える場所の提供をするということ。



その為には、前述の100円からでも遊技ができることの意味が増してくる。所持金の大小に関わらず短時間ないしは長時間過ごすことの出来る場所が必要なのだ。いずれは自分達もそういう立場になることを考えればおのずと店作りも出来ていくのではないか。



先に述べたように、最低限のホールとしての顧客の出迎え方というものはいつまでたっても普遍のものであると考えている。今は時代がこうだからこういうやり方がいいのだ、ではなく足元を見据えた営業というのは、いつの時代も変わってはいけない。



ファッションも好きな歌もそうだが、とかく人間は人と話を合わせたがる。情報過多のこの時代、マスコミ等に振り回されてすこしかじっただけで知ったかぶりをしたがる傾向にある。おまえこんなことも知らないの? という人間に限って別のことを指摘されると非常に恥ずかしい思いをする。



だから薄く広く情報を集めたがるので人として深みもなくなる。時代に合わせる必要などないのだ。次の世代のための基盤を残していくことが時代なのだ。



ホール営業でもそう。数年前から、営業方法は無制限が主流で高価交換も主流だ、などといい安易に変更していったところがどれだけ苦しんでいるか。ホールとしての遊技環境も整っていないのにそんな所だけ時代の流れに沿ったつもりでも顧客が振り向いてくれるはずがない。



そんな所に限ってイベントをやりたがる、台替をやりたがる、もしくは やらざるを得ないという言い訳をする。ではそれらを実施して顧客が増えた? 確かに一時的には増えるだろう、それでも増えない所は最悪、しかしその後どうなった? 



イベントも台替もやればやるほど稼動が右肩上がりだというホールはほとんど見たことがない。じゃあなぜやるのか? 



やらないと不安だからだ! 



よそがやっているから、よそが台替をするからといったものから、他所より少しでも早く台を入れたいといった変な競争心が生まれている。イベントを実施したり入替を実施したりすると、それなりの費用がかかっているはず。



その回収は顧客からというのは誰でも知っている事だが、どれだけの人が理解しているか疑問である。金額上の理解はしているだろう。しかし少なくとも顧客心理までは理解しているとは思えないのだ。



これだけ全国的に入替が頻繁になったひとつの要因として、パチンコ パチスロ雑誌の普及が大きく影響しているように思う。確かに色んな台が生まれては規制され、色んな台が生まれては撤去されということを繰り返してきたわけだが、それらはすべて「射幸心」という伝家の宝刀の元に消え去っていった。



そのたびに内規が変更されるなどして、射幸性の薄い機種に変わっていった。



雑誌の普及も利点はある。一般顧客が早い時期に遊戯台の見た目や中身を知ることが出来、複雑なゲーム性のスロット等の為には非常に役立つ。しかしそれら利点はすべてホールにとって欠点なのだ。



パチンコで言えばリーチアクションや信頼度、確率から出玉まで細かく判ってしまっているのだ。ゆえに遊技台が面白いか面白くないかを遊技する前から判断できてしまうのだ。



スロットも同様である。以前に比べてゲーム性を顧客が見つけていく楽しみがなくなってきていて飽きが来るまでのタイムラグが非常に短くなっている。



実際遊技してみてやっぱり面白くないと判断すれば、もう打たない。よって稼動が悪くなっていき またホールは入れ替えるといった悪循環に陥る。そして入替が続くと費用が圧迫されるので玉をそんなに出せない。ゲーム性もわかっているし出玉がしょぼいとなると、誰が打つ? 



この繰り返しをどこかで変えていかないと、この先も状況はほとんど変わっていかない。





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パチンコ産業革命その3

■パチンコ店の存在意義



娯楽産業としての役割は非常に大きなものとなっているのは事実である。

年間二十七兆円前後(原文ママ)も流通するレジャーはそうそうない。



■癒し空間の提供



前節でストレス解消ということが出てきたが、癒し空間とは顧客が気づかないうちに快適に過ごすことの出来る空間だと考える。



ハード、ソフト双方の空間を提供していこう。



まずハード。音響、空調、照明、設備機器、設置台。大きく分けてこれらに分類される。



音響について、一言・・・うるさい。



これに尽きると思う。多くの一般の人がこれを嫌ってホールに行かない原因に挙げていると思う。バックグランドミュージックやマイクのうるささ。たしかに営業手法としてマイクで煽ることは必要という人もいるだろう。



しかし適度な煽り方があるだろうというホールが殆どである。しかもホールにはまだ沢山の音がある。玉を磨く研磨機の音、メダルを磨く研磨機の音、遊技台の音、下手するといまだにファンファーレなど。改善点はいくらでもある。



但し遊技台の音だけは無音にしてはならない。大きく遊戯性を害うためである。しかしボリューム調整はある。



次に空調。



四季を通じて温度、湿度が一定であることに細心の注意を払っているホールがどれだけあるか? たしかに空調機器の場所、数などが原因でホールのどの場所も均一というのは難しいかもしれないが、それは単に設計上の問題、設備予算の問題であり、顧客には何の関係もないのである。



一般社員いわゆる表回りが一生懸命仕事して少し暑いぐらいがちょうど良いのは多くのホールがわかっていると思うがなかなか実施されていない。

 

次に照明。



これも適度な照明照度というものがある。これは比較的なされているところは多いが、ここで言う大事なのは、切れているものがないということ。ホール内外全てである。とくに外のネオン管や電球。直す気がない、やる気がないホールととられても致し方ない。



負けた顧客などは、このぐらい修理しろ、という感情が生まれる。これでもマイナスイメージのひとつに成りうる。

 

次に設備機器。



島設備と周辺機器に分類されるが、島設備において清掃はもちろんのことメンテナンスを十分に実施していますか? 営業中止まることはないですか? 十年以上使えるものを三年でダメにしていませんか? 周辺機器も同様だけど使い方しだいで永く使えるものは多いはず。



それとサンドや両替機。



紙幣や硬貨が一発ですべて入りますか? リターンはないでしょうね? これも顧客にとっての不快感のひとつ。簡単なメンテナンスで改善できるはず。わかっているけど実施していないホール、沢山あります。



椅子は綺麗ですか? ガタツキはないですか? 一部スラックスの生地ですべることはないですか? これも不快感のひとつ。

 

最後に遊技台。 



台全体の清掃は行き届いていますか? ガラスは綺麗ですか? 玉とびはある程度一定ですか? 役物に不備はないですか? ひとつでも不備があると不快感に繋がる。



あとは玉、メダルが綺麗であること。



よくスロットコーナーなどにおしぼりを置いてある店があるが、あんなものサービスでもなんでもない。たしかに遊技の後汚たり、臭いが手に付いた時は布おしぼりだったらありがたい。しかし経費節減のためにとかいって、紙など薄いやつを置いてある店まで見受けられる。



ちょっと待ってもらいたい、本当のサービス、当たり前のサービスというものは、遊技の後もおしぼりが必要ないぐらいの状態にさせてあげることではないのか。



汚れる原因は沢山ある。



メダルの材質、柄の多さ、遊技台のセレクター、ホッパー、自動回収ベルト、自動補給ベルト、メダルサンドなどなど沢山の要因にまで神経を使い改善していってもらいたい。ホール単独でなく色んな設備業者の人の協力も必要になってくる。



これらのことはホールとして、最低限準備すべきことではないかと思っている。



次にソフト面について。 



接客と営業手法に分かれる。



接客については、ここ数年来この業界は大きく変わってきていると感じている人は多いと思う。様々なホール企業で接客について沢山話し合いをしたり研修をしたりしてきたと思う。



ただベストな接客として確立されている企業は意外と少ない。その姿勢や考え方を社内統一させることも非常に難しい。試行錯誤が続いていると感じられるし、自己満足で留まっているところもある。形だけに捉たり、形が伴えば心がこもっていないなど。



自分が思うのは、節度を持った接客態度は最低限必要だが、それよりも必要なのは働いている人の自然な笑顔が最も重要であると考えている。自然な笑顔 と言葉にするのは非常に簡単なことだが、一番難しい。



友達と会話している時、恋人と会話している時、家族と会話している時の笑顔がなかなかできない。しかし照明照度ではない明るい活気あるホールを造りたいのであれば、絶対に必要なものである。



どんな顧客でもブスッとした従業員や人間味の感じられない従業員の店よりは、自然な笑顔を与えてくれる店のほうに多少負けが込んでも通うはずである。

 

営業手法については全国それぞれ個々のホール企業の考え方があるので画一的ではない。



ただ交換率や営業方法、出し方、取り方が適正な所に顧客が集まっているのは間違いない。



イベントなどは、二の次である。



競合店がやっているから自店もやる、競合店も入替をするから自店も負けないように実施する、やらざるを得ない。競合店が高価交換だから自店も変更する。など最悪の営業手法である。



そんなことで競り合う前に自店、自社の事を見詰め直してください。目指すべきなのはどこなのか、方向性はどこなのか、営業の指針はなんなのか、すべての従業員の考えが一致した時に答えは出てくると思います。





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パチンコ産業革命その2

■社会貢献



業界としての社会貢献の在り方は、なんなのでしょうか?

色んな意味合いがあるでしょう。 



一つは、人々のストレス解消に役立っている、次に金銭的に国、地方へ貢献する、大きく分けてこの二つに集約されると考えている。



ストレス解消は、遊技したことがある人にとっては誰でも経験したことがあると思う。



遊技台に相対する時、無の状態になれる時間が必ずあるはず。 



その時は常日頃の嫌なことなど微塵も感じないのである。ただただ遊技に没頭できる瞬間なのです。



その瞬間を得たいがために人々は遊びに来るのです。そして、さらに勝てれば言うことなしという感情も生まれる。ただその反対に負けた場合はストレスが倍化する恐れを秘めている。 



その顧客の心理状態をどのようにフォローしていくかも今後のホールとしての課題になっているのです。



そこを的確に捉え営業に生かしているホールがどれだけあるのか。顧客の大半は負けている人が多いと思う中、何らかの心理的見返りを求めている人がいるのも事実である。



通常の売買では金銭の対価として物品が提供されるわけだが、ホールの場合はそうでない。



一方的な負けという事実が存在する。 負けた時の心理状態は十人十色で金額によっても変わってくる。



少し負けと大きく負けでは、心理状態が大きく違う。少し負けの時はまだ遊ばせて貰ったぐらいに考えられるけど、大きく負けた場合は二度とくるか・・・とまで考えてしまう。



ただ多くの人がまた出向いてしまうのは、負けた額以上に勝ったことがあると推定される。



少なくとも自分はそうである。



ただ様々な心理状態が働く中、悲いかな犯罪に結びついていくことが起こっている。



パチンコ依存症とひと括りにされているものである。確かに自分もそうだが、遊技していると結構続けていきたくなるし、行かなければしばらく行かなくても大丈夫なのだ。



パチンコに行き続けると依存症状態となり、体がそして車がホールに向かってしまいやめられない。そうすると多くの人が負けているので自己範疇を超えてしまう人が出てくる。



借金をして首が回らなくなり犯罪に走ってしまうという図式である。



これでは社会貢献どころか社会悪にさえなってしまっている。

ここからの脱却を図るのは業界全体であるということを強く認識して進んでほしい。



■地域貢献



地域貢献というと必ず問題となって出てくるのが、地域住民の出店反対である。



大半の出店場所でこの問題が取り上げられ、横断幕を張り争いが起きている。たしかにホールが出店することによって色んな弊害が起こることも考えられる。しかし様々な面で相乗効果が起こることも考えられるわけである。

まず弊害から考えてみよう。



ひとつは駐車場での幼児放置などの事件事故が起こりうる。変な輩が出入りするので怖い。車の流れが多くなり事故の可能性がある。深夜まで騒々しくなる、車もだがとくに人の声が気になる。など沢山の問題点を抱えているのが実情である。一部のホールはこうした問題を解消するための努力を実施しているが、多くは成されてない。



例えば駐車場。



監視カメラ程度はよく見受けられるが、見回るガードマンの配置などは殆ど見受けられない。いたとしてもそこまで真剣に見回っているように見えない。あと酷いのは〔駐車場での事件事故は一切責任を負いません〕という看板。



一般論としてスーパーその他でもよく見るものだが、例えば遊技の後 車に戻ると引っかき傷があったり、こじ開けられて鞄を取られたりすると、ムチャクチャやり切れないと思う。



実際被害にあった人しかその気持ちは判らない。そのやり場はどこへ持っていっていいのか、特に負けた後だと悔しさは倍加する。



勝った後でさえ非常に気分が悪い。それではこの問題は看板一つでいいのかどうか真剣に考えてもらいたい。



次に相乗効果について考えてみる。



町、もしくは地域の活性化がひとつ。



とくにテーマパークがない地方などだと、テーマパーク的存在になりうることも出来、併設店舗など他業種にわたって、極端に言えばひとつのエリアとして成り立っていく可能性も秘めている。



近くにコンビニがあれば利用する人もいるだろう、ドラッグストアがあれば利用する人もいるだろう、飲食店があれば利用もするだろう。多くの人がその場所、その町にお金を落としていくことの経済効果は積もり積もっていくと非常に大きなものになるのは間違いない。



自分を含めてパチンコユーザーの金銭感覚はホールに入った時点で大きく狂っていることに気づく。そしてホールから出て行った時点で元にもどる。



具体的に言うと、ホールでは簡単に五千円は使うけど、昼食に五千円も使う人はそんなにいないと思う。スロットなどは千円で五十枚借りるわけだが、当たらなければ数分でなくなる。ラーメンには千円払わない。みんな解っていることだけど感覚を狂わせる異空間がそこにある。



ホールから自宅に戻るまでの間、異空間の周りには、日常の空間が必要なのである。



あと産業廃棄物としての問題解決も非常に大事なことである。ほぼ毎週にわたって多くのホールが入替をしているということは、それだけ多くの遊技台が撤去されているということである。それらはどこに行っているのか?



中古市場に売りに出したり、チェーン店であれば使い回ししたり、自社の倉庫に保管したり、運送会社の倉庫に保管したり、産廃処理場にもっていったりしているのである。



多くの業界がリサイクルに取り組む中、完全に取り残されているのがこの業界である。



一部ホール、メーカーが取り組まれているがまだまだ浸透していないのが実情である。



■福祉貢献



福祉貢献については、金銭的な面と物質的な面の双方から取り組んでいくことが先決であろう。 



金銭的なバックアップしかできない企業はそれでいいと思う。さらに物質的なバックアップが出来るならそれに越したことはない。大事なのはそのホール、企業に福祉貢献の意識があるかどうかなのだ。頭の片隅にもないようであれば正直先が見えているといっても過言ではない。



人員的に貢献していけることも忘れてはならない。



一人の人として、一組織として、貢献の仕方は沢山あるはずである。

そしていろんな貢献が業界誌の記事になるようではまだまだということ。当たり前の事として受け止めることができるようになりたいものである。







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